上図は、先後逆で横歩取りからの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-271で互角。
▲3七桂はどこかのタイミングで▲2五飛とか▲2五桂とか▲4五桂とか▲1五角があるなと思っていました。
2四にいる飛車が狙われやすいので飛車を移動させた方がいいと思い△5四飛としたのですが、これがよくなかったようです。
実戦は△5四飛▲4八銀で、ソフトの評価値-5で互角。
この手順の△5四飛は手順に飛車を逃げて次に△2四角の狙いだったのですが、普通に▲4八銀と受けました。
自分はこのような戦型ではつい飛車を横に使う癖があるみたいなのですが、この△5四飛は疑問だったようです。
歩越し飛車は歩が使えないのと敵の金駒に責められやすいという欠点があるのですが、分かっていてもその癖が抜けないようです。
△5四飛では△2二飛がありました。
△2二飛▲4八銀△4四銀で、ソフトの評価値-252で互角。

この手順の△2二飛ですが、自分の場合このような下がるという手がなかなか見えません。
このような手が見えればいいのですが、狙いが分かりにくいのと飛車が2筋でしか使えないのがどうなのかという感覚が抜けないようです。
△2二飛と指すなら何か狙いがあるはずですが、直接的な手でないので読みが入ってないと分かりづらいです。
▲4八銀は5七の地点を守る自然な手ですが、そこで△4四銀がありました。
△4四銀は飛車取りですが、3二の金に2二の飛車がいますので後手は受けは大丈夫です。
この△4四銀の形は先手の浮き飛車が狙われやすい形になったようです。
△4四飛には▲8五飛で以下△7四歩で、ソフトの評価値-145で互角のようです。
この先手の▲8五飛の形は飛車が狭くて使いづらいので以下▲7五歩でどうかというですが、△同歩▲同飛△7三銀とするか単に△7三銀として受ける形のようです。
狭い飛車には金駒で圧迫する受け方になりそうです。
また△4四銀に▲2五飛も気になります。
△4四銀に▲2五飛△同飛▲同桂△5五角で、ソフトの評価値-357で後手有利。

この▲2五飛は狙われやすい飛車を捌く狙いですが、後手も△同飛とします。
飛車交換になればお互いに打ち込みに気をつけることになるのですが、△2四歩と受けて飛車交換を避けるのは▲8五飛で、今度は後手の飛車の働きが悪くなります。
よって飛車交換をするのですが、そこで△5五角がこの戦型でよく出る手です。
直接的な狙いは△1九角成ですので先手は受けることになります。
△5五角に▲4六角なら△同角▲同歩△2九角で、ソフトの評価値-301で後手有利。
この手順は▲4六角で角交換になるのですが、4七の地点に空間をあけることで△2九角が生じました。
△2九角に▲3九金なら△6五角成があります。
△5五角に▲3七角なら△同角成▲同銀△7一金▲4八銀△2六歩▲同歩△2九飛で、ソフトの評価値-
この手順は▲3七角なら△同角成~△7一金とできるだけ形を崩さずに辛抱するようです。
動いたら無理の局面で動くのがよくないので、△7一金と辛抱します。
▲4八銀はあまりいい手ではなかったようですがこの場合は△2六歩と打って、▲同飛なら△2九飛で△4九角と△1九飛成と△2六飛成の狙いがあるので後手の飛車は活用できそうです。
このような手順を見ていると動いたらいけない局面ではできるだけ形を崩さずに辛抱する手を選択しているようで、このあたりが自分には全く足りないようです。
特に横歩取りの戦型になるとつい自分から少し無理っぽいと分かっていても動いてしまう癖があるので、もう少し辛抱する手を覚えないといけないようです。
飛車を引いて次に狙いの手を指すのが参考になった1局でした。