最終盤をもう少し踏み込んで考える

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲5八玉とした局面。ソフトの評価値-1098で後手優勢。

後手が△7八桂成と金を取った手に、6八の玉が▲5八玉とした形です。

対局中は▲7八同玉としてどうなるかなどと考えていたので▲5八玉は驚きましたが、実際に指されると結構大変のことに気がつき2度驚きました。

ただし、後で調べると▲7八同玉の方がよかったようで、▲5八玉で後手優勢になったようです。

▲5八玉で後手優勢という感覚があまりないのですが、このあたりはソフトの棋力に全く追いついてないという感じです。

実戦は▲5八玉以下△2二金▲6三歩△同銀▲6四歩△5四銀▲6三銀で、ソフトの評価値-418で後手有利。

この手順は△2二金と辛抱する手ですが、壁金になるので相当指しにくい手です。

ぼろっと▲3二桂成と金を取られるのはまずいので金を逃げる手だと思っていましたが、△3三金とするのは▲2二銀で先手の攻めが早くなると思って指せませんでした。

△2二金はソフトの推奨手ではありませんでしたが、それでも候補手に1つに上がっていたので、よくこの手が指せたと思っています。

以前の自分ならこの手は全くだめという感覚で最初から考えないと思いますが、ソフトで色々な局面を見ていると、まずないだろうという手が候補手に上がっていることもあり中盤過ぎからは形にとらわれてはいけないようです。

△2二金に先手は▲6三歩~▲6四歩~▲6三銀がうるさい攻めで、ここからはわけの分からない戦いになりました。

わけの分からないという意味は、ここからの棋譜が思い出せないということです。

手の流れは覚えているのですが、千日手模様のような局面があってどのように対応したかがいくら手を戻しても並びませんでした。

そのような意味でプロの先生は、終局後の感想戦で複雑な局面でも直ぐに盤面に再現できるのですごいです。

実戦的には2二の金は壁なので、6筋を攻められると△4二玉型ではあたりが強くて自分の受けの強さでは指しづらいです。

△2二金ではソフトは△6九角を推奨していました。ソフトの評価値-1063で後手優勢。

この手の△6九角ですが、対局中はちょっと考えましたが▲4九玉で読みを打ち切ってしまいました。

△6九角に▲4九玉なら△4六銀で、ソフトの評価値-1021で後手優勢。

この△4六銀は力をためる手でぱっと見に狙いが分かりにくいです。

△4六銀以下▲3二桂成なら△同玉▲3八銀△6四桂で、ソフトの評価値-1226で後手優勢。

この△4六銀というのは、力をためると同時に桂馬が持ち駒に入れば△3七桂という手が生じます。

△4六銀とおくことで、先手の▲3二桂成を指しにくくしているようです。

また△4六銀は次に△4七歩が厳しいのでここで先手が受けに回るのも、なかなか手番が回ってきません。

▲4九玉に考えるというもう少しの踏み込みが欲しかったです。

△6九角に▲同飛△同成桂▲3二桂成△同玉▲6九玉△6六桂▲6七銀打△4七歩で、ソフトの評価値-2342で後手勝勢。

この手順は先手の玉を下段に落として△6六桂の筋が相当厳しいようでした。

▲6七銀打に△4七歩が△7八銀▲同銀△5八金▲同金△同桂成▲同玉△4八飛▲6七玉△6六金の詰めろです。

また△4七歩に▲同金なら△5八金▲同銀△6八銀▲同玉△7八飛▲6七玉△5八飛成▲7七玉△7八龍まで詰みです。

このような寄せが見えてないと終盤はなかなか勝ち切れないようです。

少しでも終盤力をつけて悪くても1手違いの将棋が指せるようにしたいです。

最終盤をもう少し踏み込んで考えるのが参考になった1局でした。

大駒を使った手の作り方

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲7八金とした局面。ソフトの評価値-49で互角。

7七にいた金が▲7八金と引いた形です。

7七に金がいた形はいつでも△6五桂と跳ねる手が金取りになるので▲7八金と引いて事前に受けたのはありそうな手です。

ただし、▲7八金と引いたことで龍のコビンがあいたので後手から角の打ち込みが一時的にある形になりました。

ソフトは▲7八金では▲7五歩で、ソフトの評価値+115で互角を示していました。

▲7五歩に△同歩なら▲7四歩△6五桂▲6六金で、ソフトの評価値+319で先手有利。

この指し方は全く気がつきませんでしたが、7七の金は▲6六金と4段目に出て桂取りで催促するという指し方で、▲6六金とすることで後手からの龍のコビンを狙う角打ちを防いでいるのが大きいようです。

実戦は▲7八金以下△4四角▲7七角△同角成▲同桂で、ソフトの評価値+98で互角。

この手順は△4四角に▲7七角から再度角交換になりますが、▲7七同桂と取った形が先手の龍のコビンを守る形になりました。

先手の7七の桂頭も狙われやすい形ですが、後手の7三の桂頭の狙われやすい形なので後手から桂頭を狙うのは少し無理っぽいです。

先手が手得していますのでややこの後手の指し方は面白くなかったようです。

△4四角では2通りの指し方がありました。

1つは△4四角で△4五桂です。

△4五桂▲7七桂△3七歩▲3九金△3八飛で、ソフトの評価値+119で互角。

この手順は2八の銀の形で△4五桂と跳ねるのが盲点です。

▲3七銀型なら△4五桂が銀取りになるので見えやすいのですが、2八の銀では駒あたりになりません。

▲7七桂の活用は自然ですが、そこで△3七歩と打ちます。

△3七桂に▲同桂なら△同桂成▲同銀△7六桂がありますので、▲3七同桂とはしづらいです。

よって▲3九金と辛抱しましたが、そこで△3八飛が強い手です。

横歩取りは早い段階で大駒の交換になっているケースがあるので、△3八飛のようなこの戦型特有の手が生じるようです

△3八飛に▲4八角なら△3九飛成▲同銀△3八金で、ソフトの評価値+125で互角。

この攻めは後手は飛車を切っての攻めなので薄いですが、攻めが途切れるというのはなさそうなのでいい勝負のようです。

もう1つは△4四角で△5五角で、ソフトの評価値-47で互角。

この△5五角の魅力的な手に見えますが、△4四角との違いがぱっと見で分かりませんでした。

△5五角に▲7七角なら△6四角▲8六角△同角▲同龍△6四角▲8八龍△2八角成▲同金△3九飛▲7九龍△3六飛成で、ソフトの評価値+89で互角。

この手順は△5五角に▲7七角なら△6四角と角交換を拒否するのが面白い指し方で、後手はいつでも△6五桂とする手が角取りになります。

▲8六角は狙われやすい角を捌く手で、角交換から△6四角~△2八角成~△3九飛がよくある筋でこれで互角のようです。

△5五角に▲7七桂なら△6五桂▲8九龍△7七桂成▲同銀で、ソフトの評価値+45で互角。

この手順は▲7七桂なら△6五桂は気持ちがいい手ですが、▲8九龍とされて以下桂馬の交換になります。

先手の1段目の龍がいい形なので互角ですが、後手も手を作るのが大変なようです。

△5五角に▲7七歩なら△2八角成▲同金△3九飛▲7九龍△3六飛成で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順の△3九飛に▲3八角は△3七歩▲同金△4五桂がありますので、▲3八角は成立しません。

よって▲7九龍△3六飛成という形になりますが、これもいい勝負のようです。

互角の将棋は精度のいい手を指すとなかなか形勢が片方にふれませんが、色々な狙い筋があるようでした。

大駒を使った手の作り方が参考になった1局でした。

細い攻めで相手玉を寄せる

上図は、角換わり▲3七桂からの急戦形で△1二玉と角を取った局面。ソフトの評価値+1429で先手優勢。

駒割りは角桂と銀の交換で先手が駒損ですが、この局面は先手優勢だったようです。

対局中は少し面白くなったかと思っていましたが、そこまで差が開いているのは気がつきませんでした。

先手が攻めているとはいえ一息ついたら後手に立ち直られそうで、攻めを継続しなけばいけません。

先手は攻め駒が少なくしかも歩切れなのでうまく攻めたいです。

実戦は▲1四飛だったのですが、これが珍しくソフトの推奨手と一致しました。

自分の場合はこのような優勢な局面からでもやり損なうのが多いのですが、たまたまこの日は手が見えていたようです。

▲1四飛に対して後手も受け方がいくつかあります。

▲1四飛に△2二玉なら▲3三歩成△同金▲2五桂△5五角▲5六香△1一香▲同飛成△同玉▲5五香で、ソフトの評価値+3292で先手勝勢。

この手順は△2二玉なら▲3三歩成~▲2五桂が自然な攻めのようです。

ただし、△5五角に▲5六香は全く浮かびませんでしたが、直接玉の回りの金駒を攻めるのでなく角を攻めるというのが興味深いです。

玉の回りだけの攻めでは攻めが細いということかもしれません。

▲1四飛に△2一玉なら▲3三歩成△同金▲3四香△3二金▲4四桂△3三桂▲1一飛成△同玉▲3二桂成△1二玉▲1四金で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△2一玉には▲3三歩成~▲3四香がいいようです。

後手も△3二金から粘りますが、▲4四桂~▲1一飛成が決め手になります。

飛車を切るのは決断がいりますが、自玉は安全なので大丈夫のようです。

最後の▲1四金はあまり見ない寄せ方ですが、▲2二銀でも寄せきれそうです。

実戦は▲1四飛△1三歩▲3三歩成で、ソフトの評価値+2760で先手勝勢。

この手順は△1三歩の受けには▲3三歩成がありますが、これで攻め切れるかどうかが気になります。

▲3三歩成△1四歩なら▲3二と△4四角▲2五桂で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は比較的分かりやすい寄せ形です。

▲3三歩成△1四歩▲3二とに△1三玉なら▲3四金△1五歩▲2六桂△2二桂▲3三銀△2一香▲2二銀不成△同香▲1四香まで詰みです。

この手順は後手に意外と粘る手があり、△1五歩~△2二桂とされると先手も油断できません。

▲3三歩成△同金▲2五桂で、ソフトの評価値+2760で先手勝勢。

▲2五桂に△2一桂なら▲1三飛成△同桂▲3三桂成△2一香▲3二銀△2二飛▲3四歩△2五桂▲1四香△1三歩▲2二成△同玉▲3三金△1一玉▲2一銀成△同玉▲2二飛△3一玉▲3二飛成まで詰みです。

この手順は後手に△2二飛などと粘られると逆に先手も緊張するので、将棋は最後まで油断できません。

▲2五桂に△2二角なら▲3三桂成△同角▲3四飛△3一香▲3三飛成△同香▲4三角で、ソフトの評価値+3112で先手勝勢。

この手順も決して簡単ではなく、飛車を切る手は決断がいります。

▲4三角に△1四歩なら▲2一銀△1三玉▲1二金△2四玉▲2九香△1五玉▲2五角成まで詰みです。

この詰み筋も意外と浮かびづらいです。

▲2五桂に△2二玉なら▲3四香で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△2二玉には▲1三飛成とせずに▲3四香が興味深いです。

▲2五桂に△1四歩なら▲1三銀△2一玉▲3三桂成で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△1四歩には▲1三銀~▲3三桂成が決め手です。

▲1三銀を決めずに▲3三桂成は△2一香でもつれますので要注意です。

これらの手順より正しく指せば後手玉を寄せきれそうですが、中には難しい手もあったのでやはり形勢がよくても終盤は難しいです。

細い攻めで相手玉を寄せるのが参考になった1局でした。

三間飛車の位取りに銀を早く進出する

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+111で互角。

後手の三間飛車に先手が▲9八香から穴熊を目指したのですが、後手の△5四銀に▲6六歩と突いて以下数手後に△3五歩としてきました。

序盤で▲2五歩と突いた形で▲9八香と穴熊を目指すのは少し危険だったようで、▲7八銀と美濃囲いにするのが無難だったかもしれません。

結果的に穴熊に組めず▲9八香型の美濃囲いになったので、▲9八香は1手パスのような形になりました。

先手が穴熊にこだわるなら△5四銀には▲6六歩で受けるのでなく、▲6六銀で受けてから穴熊を目指すというのはあったかもしれません。

5七の銀を▲6六銀と左で使うなら穴熊で、▲4六銀と右で使うなら左美濃というイメージです。

ただし、▲9八香型の左美濃でもそこまで評価値は下がってなかったのが意外でした。

実戦は次の手が甘かったために評価値が後手に振れたようです。

実戦は▲6七金△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3四飛▲4六銀で、ソフトの評価値-99で互角。

この手順は▲6七金と高美濃にして後手が3筋の歩を交換して▲3七歩△3四飛に▲4六銀としました。

対局中はこれは自然な流れだと思っていましたが、どうも先手は右側が1手駒組みが遅れているようです。

▲4六銀に△3三桂なら▲6八角△4五桂▲3五銀△3一飛▲2四歩△同歩▲3六歩で、ソフトの評価値+261で互角。

この手順は後手が2一の桂馬の活用を図るならこのような形になるのですが、先手は▲3五銀~▲3六歩と銀を支える形で、後手は4五の桂馬が取られやすい形なので先手まずまずです。

ただし、▲4六銀には△4五歩がありました

△4五歩に▲5七銀なら△3三桂で、ソフトの評価値-156で互角。

この手順は▲5七銀と引くのは手損で、しかも△3三桂と桂馬が使えて石田流に組めるので後手まずまずです。

△4五歩に▲5五銀なら△同銀▲同歩△4六歩▲同歩△3六歩▲同歩△同飛▲3七銀△3四飛▲3六歩△4七銀で、ソフトの評価値-138で互角。

この手順は▲5五銀から銀交換になりますが、後手は△4六歩~△3六歩と捌くのが軽い手で、先手は受け方に苦労します。

結局▲4六銀と出るのが1手遅れているので△4五歩と突かれて先手が指しづらいようです。

▲6七金では▲4六銀がありました。ソフトの評価値+105で互角。

この手順は▲6七金を後回しにして先に▲4六銀とする手です。

色々な棋譜を見ていると確かに高美濃を保留して▲4六銀とか△6四銀という手をたままに見ます。

▲4六銀は後手の△3四飛△3三桂型をさせないようにけん制する手のようです。

▲4六銀に△3四飛なら▲6八角△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3一飛▲3五銀で、ソフトの評価値+194で互角。

▲4六銀に△3六歩なら▲同歩△同飛▲3七歩△3一飛▲6八角△4五歩▲3五銀で、ソフトの評価値+66で互角。

どちらの手順も先手は▲4六銀~▲6八角として▲3五銀と銀を進出させる指し方のようです。

銀を5段目に進出させて右側を手厚い構えにするようです。

▲4六銀に△4五歩なら▲5五歩△4六歩▲5四歩△4七歩成▲同金△4二飛▲4六歩△5四歩▲2四歩△4三飛▲3二銀で、ソフトの評価値+105で互角。

この手順は△4五歩には▲5五歩の突き違いでの銀交換になります。

通常の形から崩れての力戦型になりそうで、お互いの理想を外すよう手になると全く思ってもいないような局面になる典型的な例のようです。

このあたりはもう少し調べた方がいいのかもしれませんが、大筋の狙い筋が理解できたので一応納得です。

対三間飛車の位取りに銀を早く進出するのが参考になった1局でした。

序盤の何気ないところで注意する

上図は、後手横歩取りからの進展で△7二金とした局面。ソフトの評価値+173で互角。

久しぶりに先手をもっての対横歩取りの将棋になりました。

最近は比較的ゆっくりとした駒組みの将棋が多かったので、横歩取り系の将棋になるとやはり勝手が違いました。

大駒が飛び交う形なのでちょっとしたミスが形勢を大きく損ねることがあり、受け損ないは特に禁物です。

そのような意味でつい安全に指そうとすると、序盤から消極的な手を選択して気がついたら指しにくくなっていたというケースがあります。

また最近は序盤は比較的持ち時間のある将棋が多かったため、早指しの将棋に対応できませんでした。

戦型の違いの対応と持ち時間の違いの対応が全くできなかったのが本局の反省材料です。

実戦は▲3五飛△7四飛▲8五飛△8二銀▲2八歩で、ソフトの評価値-68で互角。

対局中は2八の地点が開いているといつでも角交換から狙われやすいと思って手堅く指したつもりでしたが、この展開はいまひとつだったようです。

あまり先手でこのような指し方は見たことがないなと思っていましたが、やはり評価値はだいぶ下がったようです。

これでも互角の範囲なので勝敗にはほとんど関係ありませんが、先手の序盤で評価値を落とすというのがよくないです。

中盤の終わりから最終盤は、初めて見るような局面がほとんどになり時間もないので指運みたいなところもありますが、序盤はある程度の形は決まっているところがあるので、ここで先手の利を失うのが痛いです。

序盤は先手の利を活かして最低プラスの互角から指しやすい局面にするのが理想だと思っています、

▲3五飛と引いたのは、角交換をしてから将来△5五角のような手を消すのと、飛車にひもをつける形にしたのですが、あまり手の価値がなかったようです。

この戦型で注意なのが、飛車が横に使ったりして飛成を目指すという単純な手は相手に受けられやすいのと、飛車の往復では金駒や他の駒を動かしていないので手損になりやすいです。

本局の▲3五飛~▲8五飛のような手がまずかったです。

また横歩取りの▲2八歩は▲3八銀型だとたまに見られるような指し方ですが、本局の形では▲3九銀型なので自分から打つ必要はなかったです。

このような何気ないところで少しずつ悪くしていたようです。

▲3五飛では▲3七桂がありました。ソフトの評価値+148で互角。

この局面では▲3七桂が形だったようです。

全く自然な手ですが、△7七角成▲同桂に△5五角の対応が一瞬見えませんでした。

今見れば▲2二歩△同角▲6八銀で何もないのですが、こういうところの反応が悪すぎです。

▲3七桂に△6二銀なら▲2二歩△同銀▲2五桂で、ソフトの評価値+465で先手有利。

この手順は△6二銀には▲2二歩~▲2五桂があり、これも以前覚えたつもりだったのですが、また時間がたつと忘れていたようです。

▲3七桂に△7五飛なら▲3八銀△6二銀▲8四飛△8三歩▲8七飛△7七角成▲同桂△3三桂▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲2四飛で、ソフトの評価値+257で互角。

この手順は△7五飛として▲2五桂を防いだ手に▲3八銀が▲3七桂とセットのような手です。

ソフトは▲8四飛として△8三歩を相手に歩を使わせることで、▲8七飛とするようです。

▲8七飛の形は一時的にあまりいい形ではありませんが、いつでも▲8四歩と合わせてそのときの相手の陣形で引くか横に使うかができるのが特徴のようです。

先手は▲3七桂▲3八銀型の場合は、後手が角を持てば△2八角のような手がありますので、先手は2筋に飛車を戻すのが自然なようです。

ここら辺は調べてみましたが、自分も感覚がだいぶずれていたので少し実戦不足だったようです。

序盤の何気ないところで注意するのが参考になった1局でした。

玉頭戦は盤上に駒を埋める

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△9五歩と突いた局面。ソフトの評価値-66で互角。

後手が△9五歩と突いて先手の薄い9筋にあやを求めてきました。

駒割りは先手の香得ですが、9筋は先手の守り駒が少ないところです。

対局中は▲9五同歩とすると手を広げられて面倒と思い取る手は全く考えませんでした。

ただし、攻めに回っても後手から△9六歩▲9八歩と受ける形は、先手玉が狭くなって後手玉が広くなるのでこれもまずいと思いました。

実戦は▲9七香打だったのですが変化手順で△8六桂で、ソフトの評価値-448で後手有利。

この▲9七香打はあまり見ない受け方なので攻める方も少し迷うかと思っていたのですが、平凡に△8六桂がありました。

△8六桂は△9八歩とか△7八桂成とか含みのある手で▲7九金と引けば金は取られませんが、後手の攻めの拠点が残るので先手は指しづらいです。

△8六桂以下▲9五歩△7八桂成▲同玉△5五銀直▲同歩△8六桂で、ソフトの評価値-807で後手優勢。

この手順は▲9五歩と開き直って歩を取りましたが、△7八桂成と金を取ってから△5五銀直~△8六桂の攻めが厳しいです。

桂馬のおかわりの攻めで、先手は攻めの手番が全く回ってきません。

攻めの手番が回らなくなった原因は▲9七香打とした手で、結局この手は受けにも攻めにも全く役立っていません。

この展開は後手の8五の位が大きく攻めに役立っています。

▲9七香打では▲9五同歩がありました。

▲9五同歩△8六桂▲同銀△同歩▲8五香で、ソフトの評価値-63で互角。

この手順は▲9五同歩として△8六桂には▲同銀~▲8五香とする手がありました。

後手の△8六同歩とさせることで、将来△8六桂のおかわりの攻めはなくなりました。

また△8六同歩とすると歩が伸びてくるのですが、歩の裏側に香車を打って反撃します。

歩の裏側に香車を打つのはよくある筋でした。

玉頭戦なのでできるだけ盤上に駒を埋めるという感覚だったようです。

▲8五香以下△8四銀▲同香△同金▲9六銀で、ソフトの評価値-127で互角。

この手順は▲8五香に△8四銀と打つ手で、玉頭戦は駒の損得より厚み重視になる傾向が多いです。

そのため後手は3段目にいた金を4段目にして上部を厚くします。

△8四同金に▲9六銀も上部を手厚くする手で、4段目に金駒を打って次に▲8五歩が狙いです。

▲9六銀以下△8七香▲7七玉△8九香成▲8五歩△8三金▲4五銀△同銀▲8四桂△6二金▲5七馬△同馬▲同金△5四銀▲6五歩△7三銀▲6四歩で、ソフトの評価値+247で互角。

この手順は▲9六銀に△8七香と打ってきましたが、▲7七玉とかわすのが受けの形のようです。

△8九香成とされますが▲8五歩と位を取るのが大きいです。

以下△8三金に▲4五銀~▲8四桂とできるのが8筋に位を取った効果のようです。

△6二金には▲5七馬として、働きのいい後手の馬とやや遊んでいる先手の馬の交換を目指すのが少し気がつきにくいです。

以下△5七同馬▲同金に△5四銀と引いたのは▲6三角の受けですが、▲6五歩△7三銀▲6四歩として、飛車を働かせる筋でいい勝負のようです。

指し手の難易度は高いですが、玉頭戦は盤上に駒を埋めるのが大事だったようです。

玉頭戦は盤上に駒を埋めるのが参考になった1局でした。

少しいい局面から手を繋げる

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲6五銀と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-424で後手有利。

角換わり腰掛銀▲4八金▲2九飛▲6六歩型の先後同桂から▲4五歩と仕掛けた形です。

この腰掛銀は当初によく指されたイメージですが、最近はほとんどこの形にならないです。

どちらかというと後手が避ける感じですが、本局に関しては成り行き上このような形になりました。

やや不本意なところはありましたが、たまたま数日前に同じような将棋の先手を持って指す機会があったので、今度は後手を持って指してみようということです。

先手を持って指しても大変だったので、逆を持ってもそんなに簡単ではないだろうという気持ちもありました。

先手の仕掛けは▲4五歩に△同歩として▲同銀とされると思っていましたが、▲同桂だったのでちょっと意外でした。

当初は▲4五同桂が多かったのですが、その後はほとんど▲4五同銀とするケースが多い印象だったのでその展開を覚悟していました。

▲4五同銀なら激しい展開になりそうですが、▲4五同桂だったので少し穏やかに進みました。

それ以後も先手も後手も同型に進みましたが、先手が2筋の歩を交換してきたのでその瞬間に△4五銀直として先手も▲6五銀直と進みました。

それが局面図なのですが、この局面は後手が何かありそうな気がしていました。

実戦は△2三歩▲2九飛△6五歩▲4五歩で、ソフトの評価値-183で互角。

この手順は後手がやや妥協した感じですが、本当は△2三歩とは打ちたくありませんでした。

先手の飛車が2四にいるのでどこかで△3三角の筋を使って有利にしたいという気持ちだったのですが、考えがまとまらずに△2三歩と打った感じです。

△2三歩に▲2九飛だったのですが、そこで△6五歩では△6五銀がありました。

△6五銀▲4五銀△6六桂で、ソフトの評価値-311で後手有利。

この形は先手と後手はほとんど似た形ですが、△6六桂と先着することで後手が少し指しやすいそうでした。

△6六桂に▲7七金なら△4七歩▲4九金△8八角▲2八飛△4八銀▲3八金△8六歩▲同歩△5九銀不成▲同玉△7七角成▲4九玉△8六飛で、ソフトの評価値-2220で後手勝勢。

この手順は▲7七金には△4七歩が激痛で、▲同金なら△3八角があります。

よって▲4九金としましたが、△8八角が何気に△7九銀▲5九玉△7七角成▲同桂△6八金で詰みのような手を狙っています。

▲2八飛はその受けですが△4八銀が継続手です。

△4八銀に▲同金なら△同歩成▲同飛△7七角成▲同玉△5八金で、ソフトの評価値-1484で後手優勢。

このような感じで、先手の受けがどこかでまずいと後手優勢になりやすいです。

なおソフトは△6六桂には▲4四桂で、ソフトの評価値-204で互角のようですが、この手順は全く浮かびませんでした。

また最初の局面図では△5六銀もありました。

△5六銀▲同銀△3三角で、ソフトの評価値-523で後手有利。

この手順は銀交換をしてから△3三角と打つ手で、一応先手の飛車先の歩の交換を咎めています。

自分の感覚としてはこのような手の流れで指したかったのですが、△3三角に▲2九飛のような手を気にしていました。

▲2九飛に△9九角成なら▲7七桂△8九銀▲7九金で明快でないと思っていました。

しかし▲2九飛には△2八歩があったようで、▲同飛には△3九銀があります。

よって△2八歩には▲3九飛としますが、△8六歩▲同歩△9九角成▲7七桂△8九銀▲7九金△8六飛で、ソフトの評価値-604で後手有利。

この手順は△2八歩に▲3九飛とさせるのが大きく、先手の飛車が2筋にいる状態で後手は△8六飛とするのは▲2一飛成が生じます。

△2八歩▲3九飛を入れることで、数手後に△8六飛と飛車を活用できるのが大きいです。

少しいい局面から手を繋げるのが参考になった1局でした。

空間をあけない受け方も考えてみる

上図は、先後逆で先手角交換振り飛車からの進展で▲3五銀と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+321で先手有利。

数手前に△3五桂と打って▲3六銀と受けた形からその後▲3五銀と桂馬を取ってきました。

対局中は△3五同歩に▲3四桂と打たれて悪いと思っていましたが、ここで△3五同歩と取れないようでは何のために△3五桂と打ったのか分からないため△3五同歩としました。

実戦は△3五同歩▲3四桂で、ソフトの評価値+852で先手優勢。

この手順は先手の8一の龍と6六の角と3四の桂馬が利いており、さらに6二のと金も働きそうなので後手がはっきり悪いです。

駒割りは銀と桂香の交換ですが、穴熊には桂馬や香車の方が攻め味が多いです。

特に3四の地点に空間があいているとまた▲3四桂とか▲3四香などのおかわりの攻めがあるので、後手としてはかなり受けにくいです。

手の流れとしては最悪ですが、3四の地点に空間をあけないためにも△3五同歩としてはいけなかったようです。

このようなところで悪いと思ってしかたなく指すのなら、何か別の手が何かないかを考えなければいけなかったようです。

できれば直前に考えるのでなく、数手前に考えられるような本筋の読み筋がしたいです。

それで何も浮かばなければ△3五同歩で妥協するのですが、その前提が悪かったようです。

実戦は△3五同歩以下▲3四桂以下△3三銀打▲4二桂成△同金直▲5二とで、ソフトの評価値+993で先手優勢。

この手順は▲5二とに△同金なら▲3四香△同銀▲3一龍がありますので、後手がどんどん駒損していきます。

△3五同歩では△6七角成がありました。ソフトの評価値+501で先手有利。

この手順は▲3五同銀に△6七角成とする手で、この手は全く見えていませんでした。

数手前に打った△5八角は△4七角成をするために打ったつもりだったので、△6七角成として3四の地点を補強するという考えが全くなかったです。

こういうところを見ると後手は攻めばかりに意識がいっていたのですが、どう見ても後手は戦力に乏しく攻め合いにならないので受けに回ってチャンスを待つしかなかったです。

ここらへんが目のつけどころが悪いということになるのですが、それが形勢に大きく差が出るようです。

△6七角成とする手は次に△3五歩とする手や△6六馬とする手があります。

このような馬ができて遠くから穴熊の守りを補強する形になると少し粘りが利く形になります。

△6七角成の瞬間は後手の桂香損ですが、馬の働きで後手も苦しいなりに対抗できそうです。

△6七角成に▲4六銀なら△6六馬▲同銀△同飛成▲2六桂△2五銀▲3六香△2六銀▲同歩△6九龍▲3八銀△6六角で、ソフトの評価値-121で互角。

この手順は▲4六銀と逃げる手でこれが自然にも見えます。

この場合は△6六馬から駒損を回復して▲2六桂には△2五銀と桂先の銀の形で受けるようです。

▲3六香は3四の地点に攻め駒を足す手ですが少し甘いようで、△2六銀~△6九龍が次の△2七桂を狙っていい勝負のようです。

△6七角成に▲2六桂なら△6六馬▲同銀△3五歩▲3四桂打△3六歩▲2二桂成△同金で、ソフトの評価値+213で互角。

この手順の▲2六桂は後で△3五歩と銀を取られますが、▲3四桂打と攻め合いに出る手で、相穴熊は少しでも相手玉を薄くした方がいいようです。

▲3四桂打にどう指すのかが気になりましたが、△3六歩と軽く歩を突いて攻め合いに出るのが興味深いです。

攻められても受け一方でなく、軽くジャブを放って相手に嫌な形にさせるのも大事なようです。

空間をあけない受け方も考えてみるのが参考になった1局でした。

飛車の活用は価値が高い

上図は、角換わり▲3七桂からの急戦形からの進展で△3一玉とした局面。ソフトの評価値+204で互角。

▲1二角と打った手に4二の玉が△3一玉と引いた形です。

先手が少し早めに動いた展開で駒損していますが、一応攻めている形です。

一息つくと後手に立ち直られて手が出なくなりますので、何とか攻めを繋げていきたいところです。

対局中は歩切れが気になったので▲1三香成としたのですが、かえって後手に受けやすい形になったのかもしれません。

実戦は▲1三香成△同銀▲3四香だったのですが、変化手順で△3三桂打でソフトの評価値-95で互角。

この手順は▲1三香成として歩切れを解消して、▲3四香と歩の裏側から香車を打つ手です。

対局中はこれでまずまずかと思っていましたが、△3三桂打とする変化手順があったようです。

普通は△3三桂打とするのは桂馬と香車の交換で少し桂馬の方が得をすることが多いのですが、桂馬を渡しても使う場所が意外と難しいということのようです。

△3三桂打に▲同香成なら△同金▲3四歩△3二金で、ソフトの評価値-385で後手有利。

この手順は3三の地点で清算して▲3四歩と打つ手で、△同金なら▲2三角成がありますが△3二金と引かれると先手は角が取られそうで忙しいです。

△3三桂打に▲2四歩なら△同歩▲3三香成△同金▲4五角成△3四香▲2六桂△2三角で、ソフトの評価値+6で互角。

この手順は▲2四歩と2筋の歩を突き捨ててから▲3三香成とする手で、▲4五角成とすれば角が馬になるので大きな成果になります。

ただし、後手も上部が手厚いので△3四香~△2三角とするとまだ大変なようです。

これらの手順をみると先手の飛車がいまひとつ働いてないイメージです。

▲1三香成では▲2四歩がありました。

▲2四歩△同歩▲同飛で、ソフトの評価値-10で互角。

この手順は2筋の歩を交換する手ですが、歩切れを解消しつつ先手の飛車を活用する手です。

ただし気になるのは、△2三歩とされて以下△1四歩~△1一香とすると角が取られてしまう形です。

それで先手の手が繋がるかどうかで、できれば角が取られる前に何か成果を上げたいです。

▲2四同飛に△2三歩なら▲6四飛△1四歩▲8四香△8三桂▲同香成△同飛▲4四桂で、ソフトの評価値+589で先手有利。

この手順は△2三歩には▲6四飛と飛車を横に使えるのが2筋の歩を切った効果で、大駒が盤上広く活用できています。

△1四歩は次に△1一香を狙った手ですが、▲8四香が歩の裏側に香車を打つ手です。

▲8四香に△9二飛なら▲8三香成がありますので△8三桂と受けましたが、▲同香成~▲4四桂が鋭いです。

▲4四桂に△4二金と逃げても▲3二歩があります。

▲6四飛に△6三歩なら▲4四飛△3三銀▲2一角成△同玉▲4一飛成△3一金▲2五桂△2二銀▲1三桂不成△同銀▲同香成△4一金▲3四香で、ソフトの評価値+2815で先手勝勢。

この手順はうまくいきすぎですが、△6三歩には▲4四飛が定位置のようで、△3三銀は悪手ですが壁銀を解消する手には▲2一角成~▲4一飛成がありました。

△3一金で龍のあたりの受けですが、▲2五桂が継続手で△2二銀に▲1三桂不成が厳しいようです。

▲1三桂不成に△1二玉としても▲3一龍△同銀▲2一桂成△同玉▲3四香△1二歩▲1三歩で、ソフトの評価値+3342で先手勝勢。

この手順は△1二玉で攻め切れるかどうかですが、▲3一龍~▲2一桂成~▲3四香が鋭いです。

なおソフトは△3三銀では△2五角で、ソフトの評価値+802で先手優勢。

これらの手順を見ると、先手は飛車を大きく使うことで形勢を拡大しているようです。

飛車の活用は価値が高いのが参考になった1局でした。

おかわりの攻めの受け方

上図は、先後逆で先手中飛車からの進展で、▲4四歩と打った局面。ソフトの評価値-1019で後手優勢。

駒割りは金桂と銀の交換で後手が駒得しています。

また龍を作っておりいつでも△6九龍の筋があるため先手は5九の飛車が使いづらいです。

そのような意味で後手優勢ですが、▲4四歩は後手としても嫌な手です。

先手の持ち駒に金駒と歩が数枚あるのでおかわりの攻めがくる可能性があります。

後手玉は3二にいるのでこの攻めは丁寧に受けないと危なくなります。

対局中は油断できないなと思っていましたが、ここからの受け方はあまりよくなかったようです。

実戦は▲4四歩以下△同金▲4五歩△4三金▲4四金で、ソフトの評価値-896で後手優勢。

この手順は先手は4五の地点に拠点を作ってから▲4四金と打ち込む形です。

少し先手の攻め駒が少ないですが、実戦は▲4四金に△5二桂と打ったのがやや疑問で、ソフトの評価値-495で後手有利。

対局中は△5二桂と受けてまずまずかと思っていましたが、だいぶ評価値を下げたようです。

安い駒で4四の地点を守ったのですが、以下変化手順で▲3三金△同桂▲5八金△7八龍▲5三歩△同金▲8四角で、ソフトの評価値-730で後手有利。

この手順は▲3三金と角を取ったのはそれなりの成果で、△同桂に▲5八金として飛車を活用する形になりました。

後手は△7八龍として飛車交換は避けますが、▲5三歩~▲8四角として先手の角も働いてきそうです。

形勢はまだ後手がよさそうですが、5二の桂馬があまり受けに利いていない駒なので受け方としてはいまいちだったようです。

△5二桂と打つところでは△4二歩で、ソフトの評価値-785で後手有利。

▲4四金には△4二歩と下から歩を打つのが形だったようで、自分は△4二銀などと考えて以下▲4三金△同銀▲4四銀で千日手模様かと思っていました。

△4二歩に▲3三金なら△同金として、将来△4六桂と桂馬は攻めに使うのがよかったようです。

△4二歩という受け方をすると▲4三金には△同歩で受けやすい形になりますので、先手からのおかわりの攻めはありませんでした。

また最初の局面図では△4四同金で△4四同角がありました。ソフトの評価値-973で後手優勢。

この手順の△4四同角ですが、これにも▲4五歩と▲4五金と打つ手が気になります。

△4四同角に▲4五歩なら△7一角▲5五角△同歩▲4四金△4二歩▲7九金△8七龍で、ソフトの評価値-1529で後手優勢。

この手順は▲4五歩には△7一角と角を遠くに逃げるのがいいようで、大駒は接近戦に狙われやすいので遠くに逃げるという感覚だったです。

△7一角とすると角の働きが悪いようでも、△9三角とする筋やいつでも7一の角の利きで受けに役立ったいるようです。

先手は▲5五角~▲4四金としましたが、ここでも△4二歩と下から歩を打って受けるのがいいようです。

▲7九金に△8七龍とするのが少し浮かびにくく、受けに徹するなら△8二龍など自陣に龍を引く手もありそうですが、将来△6七龍として龍を攻めに使う意味があるようです。

△4四同角に▲4五金なら△4六桂▲4八金△6六銀▲4四金△同金▲6六歩△5七桂成▲同金△4八銀▲5六桂△3七銀成▲同玉△4五桂▲2八玉△3七金▲1八玉△6九龍▲4四桂△3三玉で、ソフトの評価値-3396で後手勝勢。

この手順は▲4五金には△4六桂と一転して攻めにいくのが興味深いです。

手の流れからして受けに回るのかと思いきや、▲4五金は金を使っての攻めなので角を逃げるより△4六桂と斬り合いにいく感覚のようです。

△4六金い▲4八金と逃げましたが、4六に攻めの拠点の桂馬があるのはそれなりに大きいようで、ここでも△6六銀と角を逃げずに角を取るのが鋭いです。

先手は▲4四金として以下△同金に▲6六歩と手を戻しますが、そこで△5七桂成がうまい手です。

▲同金に△4八銀に▲5六桂が少し嫌な手ですが、後手は△3七銀成~△4五桂と踏み込むのが後手玉に詰みはないと分かってないと指せないです。

先手は▲4四桂と王手で金を取りますが、△3三玉とした形が後手玉が詰まないので後手勝勢のようです。

後手のこの指し方はなかなかまねはできませんが、これくらいの切れ味が必要なようです。

おかわりの攻めの受け方が参考になった1局でした。