上図は、先後逆で先手ひねり飛車からの進展で▲5六銀と上がった局面。ソフトの評価値+18で互角。
自分は対ひねり飛車の成績がかなり悪くどうも受け方がまずいようで、気がついたらどうしようもない形になっていたというのが多いです。
本局もそんな感じで気がついたら全然だめという形になりました。
実戦は▲5六銀以下△5四銀▲7四歩△同歩▲6四角△9二飛▲7四飛で、ソフトの評価値+472で先手有利。
この手順は▲5六銀には△5四銀と対抗すると覚えていたのですが、▲7四歩に△同歩と取った手がまずく、▲6四角△9二飛▲7四飛で次に▲8四飛とする手が受からなくなりました。
部分的に▲6四角には△9二飛という受けがあるのは知っていたのですが、△8五歩と突いている形だったので▲7四飛~▲8四飛が盲点になっていました。
ちょっとした形の違いで理解できておらず、全く受けが利いていませんでした。
自分が相掛かりをほとんど指さないのでひねり飛車になりにくいのですが、後手番で横歩取りに誘導しようとしても相手が横歩を取らないとこの戦型に合流する可能性があります。
この戦型の実戦不足が大きな要因ですが、なかなかすべての戦法の基本的なことに精通するというのも難しいです。
△5四銀はソフトの候補手にあった手なのでそこまで悪くはなかったようですが、ソフトは△4四歩を推奨していました。
△4四歩▲3九玉△3三角▲6五歩△同歩▲7四歩△同銀▲6五銀△2二玉で、ソフトの評価値-10で互角。

この手順の△4四歩ですが▲4五銀を防いでいる意味がありました。
対局中は▲4五銀の筋は全く考えていませんでしたが、△5四銀としたのでその筋は受かっていました。
△4四歩に▲3九玉ですが、4八に玉がいると戦いに近いので▲3九玉は自然な手です。
それに対して△3三角ですが、将来△2二玉と入城することができるので価値が高いです。
先手は待つ手が難しいので▲6五歩~▲7四歩に△7四同銀とするのが少し形がいびつですがよくある受け方でした。
△7四同歩なら▲6五銀で先手の攻めに勢いがつきますので△7四同銀になります。
以下▲6五銀に△2二玉と入城して後手としては玉が整備されたのが大きいです。
後手としては簡単に▲6五桂と桂馬を5段目まで跳ねさせないように受けて、ぎりぎりのところでカウンターで切り返すという感じだったようです。
なお最初の局面図で△5四銀▲6五歩に変化手順で△6三銀で、ソフトの評価値+82で互角。

この手順の受け方は知らないとまず浮かばないと思います。
△5四銀と出たのを▲7四歩と突いたことで△6三銀とバックするので、後手は2手損になります。
見たことがない受け方ですが、これで互角を保っているのが驚きでした。
△6三銀に▲6五歩なら△7四歩▲6四歩△5四銀で、ソフトの評価値+18で互角。
この手順は▲6五歩なら△7四歩▲6四歩△5四銀として▲7四飛とされても構わないというのが盲点でした。
このような受け方は昔見たような記憶がありました。
▲6四歩と拠点の歩を作られても△5四銀とした形は意外としっかりしていました。
△6三銀に▲4五銀なら△7四歩▲3四銀△7三金▲6五歩△5五角▲2六飛△4四角▲3六飛△3三桂で、ソフトの評価値+46で互角。
この手順は▲4五銀と出ますが、△7四歩として▲3四銀と3四の歩を取らせるのが盲点です。
3四の歩を守る受け方もあったようですが、後手は形が少し崩れるので取らせて受けた方が形がなら受けやすいという面があるようです。
先手は飛車を横に使う筋があるので、後手も△5五角として角を狙われないように受ける必要があるようです。
対ひねり飛車の受け方が参考になった1局でした。