角換わり腰掛銀の▲4五桂の攻め方

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で▲4五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-244で互角。

先手が3筋に歩を突き捨ててから▲4五桂と跳ねた形です。

角換わり腰掛銀で3筋の歩を突き捨ててから▲4五桂と跳ねるのは、自分の中では結構多い指し方です。

評価値的には少し仕掛けが無理みたいなケースが多いのですが、互角の範疇なので勢い重視で指しています。

やや急戦調の指し方になるので、相手の人が少し甘い手を指すと攻めている方が指しやすくなるケースが多いですが、逆に攻め足が止まりますと相手の方が金駒を多く指していることがあり先手が指しにくくなります。

そのような意味で先手は多少駒損になっても手を繋いでいくことが多いです。

実戦は▲4五桂以下△同銀▲同歩△5六桂▲7九玉△4八桂成▲同飛で、ソフトの評価値-71で互角。

この手順は▲4五桂に△同銀とできるのが早めに△5四銀と上がった効果で、このように指されても結構先手が嫌かなと思っていました。

▲4五桂以下△同銀▲同歩△5六桂だったのですが、△5六桂では△3六桂の方を気にしていました。

△3六桂には▲2九飛△4八桂成▲同金△4七銀▲4九金で、ソフトの評価値+20で互角。

この後手の指し方は狙いは単純なのですが、△4七銀▲4九金とした形は先手が得をしているかどうかが分かっていませんでした。

この展開なら3七の桂馬が捌けた形なので、後手は△4七銀は打ちにくいかもしれません。

実戦の△5六桂▲7九玉△4八桂成▲同飛は、▲7九玉型でしっかりしたのはプラスですが歩切れなので先手が少し指しにくいかと思っていました。

▲4八同飛以下△3七角▲4九飛△8六歩▲同銀△2八角成で、ソフトの評価値+234で互角。

この手順は△3七角から8筋の歩を突き捨てて△2八角成ともたれる指し方で、これでも互角のようです。

△2八角成には▲6三銀という手があったようで、△同金なら▲7二角があります。

▲6三銀に△6一金で先手の手が難しいと思っていました。

△6一金に▲7四銀成なら△3八馬が両取りになります

△6一金には▲5六角として△6五歩なら▲2四歩△同歩▲3四歩のような手があったようです。

▲5六角は△3八馬のような手も消しているので攻防の手だったようです。

対局中は▲4八同飛以下に△3六歩を気にしていました。

▲4八同飛以下△3六歩▲6三銀△3七歩成▲4六飛△6一金▲5五角で、ソフトの評価値+319で先手有利。

この手順の△3六歩の催促には▲6三銀と決めてから▲5五角がいい手だったようです。

▲5五角は▲6四角~▲5四桂のような狙いで、手厚く指す感じで参考になりました。

なお最初の局面図で▲4五桂には△2二銀の受けがあったようです。

▲4五桂には△2二銀で以下▲2四歩△4四歩▲7五歩△同歩▲5三桂成△同玉▲7四歩で、ソフトの評価値-240で互角。

この手順は△2二銀と引いて受ける手で、後手は△4四歩から桂馬を取りにいくのが狙いです。

先手はただで桂馬を取られてはまずいので、相手の桂頭の7筋の歩を突き捨ててから▲5三桂成~▲7四歩でどうかという形です。

部分的な形としてはこの攻め筋はあるようですが、この形はほとんど指したことがありません。

部分的によくある形に合流した流れですが、先手の金駒が低い構えなのでこのあたりの違いは実戦を重ねないと分かりません。

そのような意味で本局は結構ためになりました。

角換わり腰掛銀の▲4五桂の攻め方が参考になった1局でした。