上図は、先後逆で先手石田流からの進展で▲6五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-1007で後手優勢。
この局面は後手が銀得ですが、ここからは受け損なってもつれてきたというまずい展開になりました。
受けがまずいと相手に食いつかれるだけで手になるというパターンです。
実戦は△6四銀▲7三歩成△同桂▲7四歩△6五桂▲同歩で、ソフトの評価値-637で後手有利。

△6四銀は4六の角の利きを止めながら7三の地点を補強する手ですが、▲7三歩成~▲7四歩をうっかりしていました。
▲6五同歩が銀取りになるのが△6四銀とした手のまずいところで、最初の局面図よりかなりもつれています。
▲6五歩には△5四桂▲6四歩△4六桂▲同歩△8七馬で、ソフトの評価値-571で後手有利。
この手順は▲6五歩には△5四桂で角を移動させる手があったのですが、それでも△8七馬の局面は角と桂馬の交換で後手駒得とはいえ先手もそれなりに戦えます。
最初の局面図からこのような形になるのでは、こちらの指し手の精度が悪すぎました。
△6四銀と指す前は△8三飛でどうかと思ったのですが、△6四銀で手堅くいった方が間違いが少ないかと思ったのがひどかったです。
△6四銀では△8三飛がありました。
△8三飛▲7三歩成△同桂▲同桂成△同銀で、ソフトの評価値-1104で後手優勢。

この手順は△8三飛と浮いて7三の地点を補強する手です。
また△8三飛は先手の角のラインからかわしたという意味もあります。
7三の地点は先手の飛車と角が直通していますが、後手も8三の飛車と7二の金がいるので2対2の関係です。
そのため先手は大駒を使ってすぐに攻めるのは無理なので攻め駒を足すことになります。
△7三同銀以下▲7四歩△6四銀▲6五歩△8七馬で、ソフトの評価値-1227で後手優勢。
この手順は実戦と少し似ているところはありますが、▲7四歩~▲6五歩で銀当たりになるのですが、数手前に△8三飛と角のラインをかわしているのが大きいです。
▲6五歩には△8七馬が急所で、この受けが見えないとまたもつれるようです。
△8七馬で△6五同銀なら▲7三歩成△7六銀▲8三と△同金▲9一角成で、ソフトの評価値-351で後手有利。
この手順は△8七馬が見えないと△6五同銀は自然な手ですが、▲7三歩成から飛車を取り合う展開になります。
▲9一角成で駒割りは銀と香車の交換で、後手から△9九馬とすれば後手銀得ですが、先手の美濃囲いはしっかりしているのに対して後手の玉は守りが薄いです。
これがよくある振り飛車に食いつかれた形で、銀得でも実戦的には居飛車が大変です。
また△6四銀では形は悪いのですが△8二銀と引いて受ける手もあったようです。
飛車交換になって捌き合う展開になるのが居飛車としては最もまずいパターンで、居飛車としては抑え込む受け方ができないと大変なようです。
本局の受け方はお粗末でしたが今後にいかしたいです。
捌き合いにならないように受けるのが参考になった1局でした。