上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲4五角と打った局面。ソフトの評価値+476で先手有利。
対局中は▲4五角とされて、▲2三角成の筋と▲6三角成△同金▲4三銀の両方の狙い筋で厳しい手を指されたなと思っていました。
2三の地点と6三の地点の両方を受けるなら△4一角しかないと思い。その手を指しました。
苦しいなりに今日は手が見えているなと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
実戦は▲4五角以下△4一角▲5四歩で、ソフトの評価値+656で先手有利。

この手順は▲4五角に△4一角と角の攻めには角の受けですが、▲5四歩と歩を伸ばしてきました。
▲5四歩は4段目に歩を伸ばして6五の桂馬を活用する手で、次の▲5三歩成が受からないので筋がいい手を指されたなと思いました。
対局中はこの手も見えておらず、このあたりは相手の方の方が手が見えていた感じです。
ただし不思議なことに、ソフトは▲4五角でも▲5四歩でも▲8六歩と桂取りに打つ手を推奨していました。
筋がいいのと推奨手とはまた別の次元の話のようで、自分の棋力はソフトには全く追いついていない感じです。
自分も実戦の手順は嫌だけれども、どこかのタイミングで▲8六歩とされても桂損で相当きついと思っていたので、後手としては桂馬があるうちに何か手をひねり出す必要があったようです。
そのような意味で△4一角は受けすぎの手だったようです。
△4一角とすると攻め味がなくなるとうい意味です。
△4一角では△4七歩がありました。ソフトの評価値+478で先手有利。

この△4七歩ですが、受けてもきりがないので攻めに出たという手です。
攻めといっても歩を打っただけなので、どの程度の効果があるかが気になります。
△4七歩に▲同玉なら△6九角▲5七玉△3六歩で、ソフトの評価値+324で先手有利。
この手順は▲4七同玉なら△6九角と打ち▲5七玉に△3六歩と取り込んで、以前より局面が複雑化しているようです。
持ち駒の角を△6九角と打たれると先手陣も少し危険になるので、普通は▲4七同玉とはしにくいです。
△4七歩に▲同金なら△4六歩で、▲同金なら△5七歩▲同玉△5九角で、ソフトの評価値+368で先手有利。
この手順は△4七歩に▲同金なら△4六歩で、▲同金にさらに△5七歩と叩くのが鋭く、後手は相手の陣形の隙に角を打つイメージです。
△4七歩に▲同金なら△4六歩で、▲4八金なら△5七歩▲同金△2九角▲6六歩△3三桂で、ソフトの評価値+760で先手有利。
この手順は△4六歩に▲4八金と引きますが、4六に攻めの拠点が残りました。
以下△5七歩~△2九角として4六の歩を活かした攻め筋を考えるようです。
▲6六歩は△6五銀の受けですが、そこで△3三桂と跳ねて盤上の駒を使って少しでも複雑に局面をもっていこうとする指し方です。
たしかにこれらの手順をみると実戦の指し手よりはるかに複雑であやがあるようです。
後手は4筋と5筋に歩を使う筋と△3六歩と歩を取り込む筋があるので、それらを組み合わせて持ち駒の角と盤上の駒を活かす指し方のようです。
このような指し手が少しでも短い時間でも浮かぶようにしたいです。
少しでも局面を複雑にして手を作るのが参考になった1局でした。