上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で▲6八金寄とした局面。ソフトの評価値+331で先手有利。
△4七銀と打った手に5八の金を▲6八金寄とした形です。
対局中は後手から飛車と銀の駒損で捌いてこられて、3七に角を成る筋で後手の手順にはまったかと思っていましたが先手が少し指せていたようです。
先手はここを何とか耐えて飛車を敵陣に打つこむ展開にしたいです。
実戦は▲6八金寄に△3八銀成でしたが、△4六馬を気にしていました。
△4六馬▲2三歩成△2八歩▲4九飛△4五銀▲3二と△同金▲4一飛で、ソフトの評価値+484で先手有利。

この手順は変化手順ですが、△4六馬から△4五馬とか△4五銀で桂馬を取られる筋を気にしていました。
先手は▲2三歩成としますが、△2八歩で飛車を抑えこまれます。
△2八歩には▲4九飛と逃げる手があったようで、△4五馬なら▲4七飛で銀が取れます。
よって△4五銀ですが、▲3二と~▲4一飛と狭いところに飛車を打つ手がありました。
このような飛車は相手に金駒があれば取られそうな形ですが、桂馬と歩なので大丈夫のようです。
▲4一飛以下△5六桂▲5七金△4八桂成▲4六金△同銀▲4八飛△同成桂▲5三桂△7一金▲2六角△3五歩▲4八角△4九飛▲2六角で、ソフトの評価値+225で互角。
この手順は△5六桂と安い駒で相手の金駒を攻める手で、それに対して▲5七金と逃げて馬取りにするのが少し見えにくいです。
▲5七金には△4八桂成ともたれるように指すのが結構うるさく、先手は▲4六金~▲4八飛で清算して▲5三桂の攻め合いのようです。
△7一金に▲2六角は次に▲7一飛成~▲6一桂成~▲6二金狙いのよくある手ですが、△3五歩と角道を止めて以下いい勝負のようです。
なお最初の局面図からの実戦は△3八銀成▲5九飛と進みましたが、以下△同馬▲同金△3九飛の筋を気にしていました。
△3八銀成▲5九飛△同馬▲同金△3九飛▲6九金寄△1九飛成▲2二飛で、ソフトの評価値+678で先手有利。

この手順は△3八銀成と先手玉と反対側に成りますが、以下飛車を取る狙いです。
△3九飛~△1九飛成の局面の駒割りは角と銀香交換の2枚替えで先手が少し駒損していますが、▲2二飛と打った局面は先手有利のようです。
後手は3八の成銀がいまひとつ働いていません。
また先手の飛車は狭いところですが飛車を取られる筋はないようです。
▲2二飛以下△3一金▲2三飛成△3三香▲2二角△同金▲同龍で、ソフトの評価値+848で先手優勢。
この手順の△3一金~△3三香は次に△2二歩と打って龍を取りにいく手ですが、▲2二角と先着して先手が指せているようです。
やはり飛車を持ち駒にしているといつでも打ち込みがあるので、実戦的には先手が指せていたようです。
狭いところの飛車を打ち込みを考えるのが参考になった1局でした。