上図は、先後逆で先手角交換振り飛車からの進展で▲7五角とした局面。ソフトの評価値-1050で後手優勢。
△6五桂と跳ねた手に5七の角が▲7五角とした形です。
駒割りは銀と桂馬の交換で先手が駒得ですが、後手は7七にと金がいるので大きいようで後手が指せているようです。
ただし、6七の地点は先手は飛車と金が利いているのでと金を捨てるのはもったいないのですが、相手の陣形を崩した方がいいと思って△6七ととしました。
実戦は▲7五角以下△6七と▲同金△7九歩成▲7六金△6九とで、ソフトの評価値-765で後手有利。
この手順はと金を捨てて飛車を取りに行く手で、飛車と角の交換になります。
駒割りは飛桂と角銀の交換でいい勝負ですが、形勢は少し差が縮まったようです。
飛車を取ってもそこまで評価値が上がらないどころか下がったのは意外でした。
今思うと、先手の抑え込まれていた飛車が持ち駒の角に変わったことで先手が得をしたようです。
対局中は言語化する余裕はなく感覚で指しているので、あまり冷静に局面を見れていない感じです。
△6七とでは△7一飛がありました。
△7一飛▲6五銀△7五飛▲7六銀△同飛▲4一銀で、ソフトの評価値-1054で後手優勢。

この手順の△7一飛ですが、相手は歩切れだったので効果的な手だったようです。
後手の飛車は8筋にいて8四に歩があるので8筋で使うのは効率が悪すぎるので、△7一飛とすると働きがよくなります。
自然な手ですが、このような手が対局中は全く見えていないのでいまひとつ目のつけどころが悪いです。
飛車は攻めの主役なので、飛車の働きを意識した方がよかったです。
△7一飛に▲6五銀に△7五飛とするのが盲点で、△6五同歩とか△6五同角もありそうですがこれも飛車の働きを重視するようで△7五飛として▲7六銀に△同飛とします。
以下▲4一銀と割打ちの銀を打つのが手の流れですが、ここでどのように指すかが気になります。
▲4一銀以下△2六飛▲2七桂△4二金右▲3二銀成△同金▲3六金△2四飛で、ソフトの評価値-1048で後手優勢。

この手順はあまり浮かばなかったのですが、後手は△2六飛と飛車を横に使う手がありました。
先手は歩切れなので普通の受けはできません。
△2六飛に▲2七銀なら、△同飛成▲同玉△3五桂▲3八玉△2七角▲4八玉△4六歩で、ソフトの評価値-1471で後手優勢。
この手順は▲2七銀なら△同飛成▲同玉△3五桂が激痛でこれは後手の攻め筋に入っているようです。
最後の△4六歩は何気に厳しく、以下▲5二銀不成なら△4七歩成▲同金△同桂成▲同玉△4六歩▲同玉△4五銀▲5七玉△5六金▲4八玉△4七銀▲3九玉△4九角成▲同飛△3八金まで詰みです。
△4六歩に▲同歩なら△6八銀▲同金△同と▲同飛△4七銀▲3九玉△4九角成▲同玉△4八歩▲同飛△同成銀▲同玉△4七金▲5九玉△5八金打まで詰みです。
この手順の△4六歩に▲同歩なら△6八銀が何気に詰めろになっており、次は△4七銀▲3九玉△4九角成▲同玉△3八金まで詰みというイメージです。
よって遡って△2六飛には▲2七桂と受けるのですが、そこで△4二金右と受けて▲3二銀成△同金▲3六金と進みますが最後の△2四飛が浮かびづらいです。
△2四飛というのは狭い形の上に、先手の持ち駒に歩があれば▲2五歩で飛車が取られるという先入観があるので読み筋としては指しにくいです。
後手の楽しみとしては△4四桂や△3五桂のような筋で、先手玉を直接上から狙う手があるので後手が指せているようです。
飛車を縦と横に使うのが参考になった1局でした。