横歩取り勇気流からの激しい変化


上図は、先後逆で横歩取り勇気流からの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+94で互角。

以前▲3七桂に△4二銀と△8八角成とした展開を調べました。

今回はそれ以外の手ということで△7四飛について調べてみます。

△7四飛という手は最近自分がこの手を覚えた感じで、飛車交換をして乱戦に持ち込む狙いです。

自分の場合は後手番の横歩取りは序盤から激しい展開になるつもりで指す戦法なので、安全に指したいという気持ちが先手にあればそれだけで気持ち的に少し有利に立てるのではという感じです。

また相手にとって見慣れない形にして時間を使ってもらうという狙いもあります。

△7四飛に普通は▲同飛とすることが多いのですが、▲3五飛は後手がよくなるようです。

△7四飛▲3五飛△8八角成▲同銀△2六角▲2五飛△3七角成▲2一飛成△7六桂▲7九玉△8八桂成▲同玉△8七歩で、ソフトの評価値-2158で後手勝勢。

この手順は飛車交換拒否に▲3五飛には△8八角成~△2六角がありました。

後手は持ち駒に桂馬があると△7六桂で銀が取れる形になるのが大きいです。

横歩取り勇気流の玉は▲6八玉型なので、△7六桂が王手銀取りになります。

△7四飛には▲同飛とすることが多く、以下△同歩に先手の指し手で方向性が変わってきます。

△7四飛▲同飛△同歩に▲4五桂なら△8八角成▲同銀△2七角▲3八銀△3六角成で、ソフトの評価値-289で互角。

この手順は▲4五桂と跳ねる手が角取りになるので後手としても嫌な形です。

▲4五桂には△8八角成~△2七角が金取りになります。

横歩取り勇気流は▲6八玉型なので、4九の金が離れ駒になるのが▲5八玉型の青野流との大きな違いです。

以下▲3八銀に△3六角成と馬を作る展開です。

△3六角成で馬を作ったのは大きい手で次に△4五馬と桂馬を取れれば理想的ですが、ここで先手の手番なので馬が狙われやすいです。

△3六角成以下▲5三桂成△同玉▲8六飛△5四馬▲8一飛成△2六歩▲2八歩△7六桂▲6九玉△8八桂成▲同金△3七歩▲同銀△2九飛で、ソフトの評価値-213で互角。

この手順は▲5三桂成とできるのが▲4五桂と跳ねた効果で、一時的に先手は桂損になるのですが▲8六飛と打ち返すことで以下先手は駒損が回復されていい勝負のようです。

後手玉は△5三玉となって危険な形ですが、この戦型を選択する以上は安全に指そうというのはあまり考えない方がいいようです。

△7四飛▲同飛△同歩に▲3三角成△同桂▲2一飛なら△5五角▲8二歩△7三桂▲4六角△同角▲同歩△4七角で、ソフトの評価値-7で互角。

この手順は▲3三角成から▲2一飛で、2一の桂馬が動けば▲2一飛の打ち込みが生じます。

▲2一飛に△2二銀~△3一金の受けが成立すればいいのですが、△2二銀に▲4一角△4二玉▲3二角成△同玉▲6一飛成があります。

▲2一飛には△5五角の手が両取りでこれで後手有利のようでも▲8二歩が鋭いです。

▲8二歩に△同銀なら▲4六角△9九角成▲8二角成があります。

よって▲8二歩に△7三桂としましたがそこで▲4六角と合わせて以下△同角~△4七角でどうかという形です。

△4七角以下▲5八角△2九飛▲2四歩△5八角成▲同玉△2二歩▲8一歩成△6二銀で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は△4七角に▲5八角と合わせる受けには△2九飛と角の利きで飛車を打てるのが大きく、以下先手は飛車交換の拒否から▲8一歩成とと金を作る展開です。

8一にと金ができるのは後手としても痛いのですが、それでも形勢は互角のようなので、と金を作られたから後手失敗と思うのでなくこのような展開になると割り切って考えた方がいいようです。

横歩取り勇気流からの激しい変化が参考になった1局でした。