苦しい局面で受けに回って複雑にする

上図は、角換わりからの進展で△4五桂と打った局面。ソフトの評価値-562で後手有利。

▲5六角と打った手に△4五桂と合駒をしてきました。

先手陣の玉の回りに駒が密集していますが、先手玉は5六に角がいるので即詰みはなさそうです。

ここは先手は攻めるか受けるかが迷う局面ですが、自分はこのような局面になるとほとんど攻めている感じです。

自玉の受けに回って、分かりにくい形にするというのがなかなかできないようです。

棋風といえばそれまでですが、やや指し手が単調になってさっぱりした形になりやすいです。

実戦は△4五桂以下▲6五飛成△8七銀成▲同銀△6八飛▲8八銀△4八飛成▲4五角に変化手順で△2五玉で、ソフトの評価値-1017で後手優勢。

この手順は▲6五飛成として次に▲4五角を狙う手です。

▲4五角が回ってくると面白いと思っていましたが、▲4五角は詰めろだったようです。

▲5六角に△6八飛なら▲4五角△3五玉▲2七桂△2六玉▲1七金△2五玉▲2三角成△4五銀▲同龍△同銀▲2六銀まで詰みです。

対局中は▲4五角は詰めろまでは読めてなかったですが、その後の展開も全く見えてなかったです。

▲6五飛成以下△8七銀成▲同銀△6八飛の王手金取りが全く見えていませんでした。

△6八飛のが王手が見えてないと同時に、△4八飛成で金を取られて初めて王手金取りだったのかというレベルで、敵陣ばかり見ていたので自陣を見ることがお粗末でした。

以下▲4五角としても△2五玉で後手玉が広すぎてつかまりません。

△2五玉に▲1七金と入玉を防いでも△4五歩▲同龍△2四玉で、ソフトの評価値-4453で後手勝勢。

さすがにこの手順は先手の駒損がひどく後手勝勢です。

△2五玉に▲7八角なら△3五銀▲7九銀△4七角成で、ソフトの評価値-1189で後手優勢。

この手順は▲7八角からの開き王手で粘る手ですが、△4七角成とされて後手玉はつからまらないので後手優勢です。

▲6五飛成では▲6八金がありました。

▲6八金△8七銀成▲同銀△8九成桂▲同角△8五桂で、ソフトの評価値-2125で後手勝勢。

この手順は▲6八金と自陣に手を入れる手で、ここに金を打つと△6八飛の展開にはなりませんでした。

▲6八金とすると後手玉は見えなくなりますが、△6八飛~△4八飛成を避ける意味でも受けに回る手はあったようです。

後手の△8七銀成~△8九成桂は少し見えづらい手で、△8九成桂は先手玉に詰めろがかかっていたようです。

△8九成桂に▲6九金なら△9七飛で▲同玉なら△8八銀以下詰みです。

△9七飛に▲8九玉なら△8七飛成▲8八銀△7七桂以下詰みです。

よって△8九成桂に▲同角としたのですが、次の△8五桂はなかなか見えません。

△8五桂に▲同歩なら△8六銀▲同銀△8七銀▲9七玉△9六銀成▲8八玉△8七角成▲7九玉△5九飛▲6九玉△8六成銀で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

△8五桂は詰めろだったので▲8五同歩とすると、△8六銀以下先手玉は寄り筋になります。

△8五桂には▲8八銀と受けて以下△7九銀▲8五歩△6八銀成で、ソフトの評価値-1703で後手優勢。

これらの手順を見ると△8五桂は難易度の高い手です。

△8五桂以外の手では△7九銀も有力でしたが、以下▲6九金△8八飛▲9七玉△8九飛成▲5二角△4三桂で、ソフトの評価値-1256で後手優勢。

この手順が自然に浮かぶ感じで以下後手優勢のようですが、まだ先が長いようです。

そのような意味で▲6八金は悪いなりに有力だったようです。

苦しい局面で受けに回って複雑にするのが参考になった1局でした。

相手玉の配置を見て寄せの形を作る

上図は、角換わりからの進展で△7九金と打った局面。ソフトの評価値+1126で先手優勢。

対局中は全く分かってなかったのですが、この局面は先手優勢だったようで思ったよりだいぶ形勢に差が開いていたようです。

時間の短い将棋の終盤ではどちらが形勢有利とかは考える余裕がないので、目の前の局面で最善手を探すので精一杯です。

△7九金と打った手は先手玉に詰めろはかかっていませんので、この瞬間は先手がチャンスだったようです。

実戦は△7九金に▲同銀右△同桂成で、ソフトの評価値-152で互角。

この手順は▲7九同銀と金を取って△同桂成ですが、かなり評価値が下がったようで互角になりました。

△7九同桂成は詰めろではありませんが、先手は飛車や金を渡すと△8七銀成から詰み筋に入りますので、この手順はよくなかったようです。

△7九同桂成に先手玉に迫る手があればいいのですが、飛車や金を渡しづらいので攻めに制限がかかります。

▲7九同銀右は相手の攻めの手が進んだ形になったようです。

▲7九同銀右では▲6九飛がありました。

▲6九飛△同角成▲6一角△5二歩▲同角成△4三桂で、ソフトの評価値+1629で先手優勢。

この手順は▲6九飛と角を取る手で、△同銀成や△同金では先手玉から遠くなりますので△同角成とします。

以下▲6一角と遠くから角を打つ手がありました。

▲6一角に△4三桂なら▲同金△同金▲3二飛成で以下詰みです。

この手順は飛車と角を最大限に使った攻め方だったようで、これは先手の理想的な手の流れです。

▲6一角に△5二歩と中合いをするのが手筋で▲同角成とすることで6二の飛車の横の利きが一時的に止まるという意味です。

▲5二同角成に△4三桂と打って先手の攻めが止まったように見えても、ここからうまい手順がありました。

△4三桂以下▲同金△同金▲2六桂△3三玉▲7八銀△同金▲3四銀で、ソフトの評価値+99995で先手勝勢。

この手順は△4三桂には▲同金~▲2六桂がありました。

▲2六桂に△2五玉なら▲4三馬△2六玉▲3七金打まで詰みです。

普通は▲2六桂に△2五玉の形は後手玉を捕まえるのが大変なのですが、4八に金がいるので▲4三馬から金を入手すれば詰みです。

よって▲2六桂に△3三玉と下に逃げたのですが、そこで▲7八銀と質駒の銀を取る手がありました。

△同金に▲3四銀と打てば△2二玉▲4一馬△1三玉▲2三馬まで詰みです。

このような手順を見ると、急所を攻めると意外とあっさり寄り形になるということが分かります。

本局でいえば▲6九飛~▲6一角が見えるかどうかですが、このような決め手級の手が短い時間でも指せるようにしたいです。

後手玉が3五に歩がいるので真っすぐに逃げられないのと、先手の飛車を配置を考えると▲6一角というのがぴったりのようです。

単純に詰む詰まないという少し以前の手順なので、寄せの形を作る手順とも言えそうです。

このあたりをもう少し強くできれば優勢な局面はものにできる確率が増えてくるのですが、毎回優勢になっても振り出しに戻ることが多いのでこのあたりが課題です。

相手玉の配置を見て寄せの形を作るのが参考になた1局でした。

龍を自陣の受けに使う

上図は、角換わりからの進展で△3六角と打った手に▲4七銀と打った変化手順で、ソフトの評価値+1017で先手優勢。

実戦は△3六角と打った手に▲3九飛としたのがよくなく、ここでは▲4七銀と打つのがソフトの推奨手でした。

▲4七銀に△同角成と△2七角成が浮かんだのですが、この後の展開を調べてみました。

▲4七銀以下△同角成▲同金△5八角▲5六角△3三玉▲2四歩△3四銀▲2九飛で、ソフトの評価値+1904で先手優勢。

この手順は△4七同角成~△5八角ですが▲5六角の王手がありました。

▲5六角と打って4七の金にひもをつけるのが大きく、△3三玉には▲2四歩が鋭く次に▲2三歩成△同金▲4三飛以下の詰めろになっています。

△3四銀と打って詰めろを消しましたが、今度は▲2九飛と飛車を逃げつつ▲2三歩成以下の詰めろになって先手優勢です。

この手順は後手の5八の角が空振りになったような形で、先手は盤上の大駒2枚の働きがよくさらに持ち駒に飛車があるので先手優勢です。

▲5六角に△4五桂もありますが、▲6八飛△4七角成▲同角△5七桂成▲6一角で、ソフトの評価値+2436で先手勝勢。

どちらの展開にしろ▲5六角が見えれば先手が指せていたようです。

▲4七銀以下△2七角成▲6二飛△5二歩▲3八金△同馬▲同銀△5一金▲6六飛成△5三歩▲6七龍で、ソフトの評価値+1042で先手優勢。

この手順は△2七角成ともたれる手ですが、▲6二飛として▲3二飛成と▲6六飛成の狙いがあります。

△5二歩は手筋の歩で、▲同飛成とすると6筋から飛車の利きがそれるので▲6六飛成がなくなります。

△5二歩に▲3八金と馬取りにするのが少し浮かびにくく、△2六馬や△8一馬とすれば馬は取られませんがどちらも働きが悪いです。

よって△3八同馬~△5三歩で部分的は角と金2枚の交換ですが、以下▲6六飛成~▲6七龍で角桂と金金の交換になります。

この展開は先手は後手玉を攻めるというより、自陣の傷を消して手厚く指す指し方です。

▲6七龍で駒割りは飛車と銀の交換で先手が駒得です。

また後手玉がやや不安定なのに対して先手玉は矢倉に入っているので先手が指せているようです。

自分はこのような敵陣に打った飛車を自陣に成り返るというのが少し浮かびにくく、つい敵陣で攻めることばかりに意識しやすいです。

後手の攻め駒の6六の歩と6七の桂馬を取り切れば先手陣もだいぶすっきりします。

中途半端に攻め合いにいくのでなく、自陣に手を入れるという感覚を少しでも身につけたいです。

龍を自陣の受けに使うのが参考になった1局でした。

角取りで受けて手番を握る

上図は、角換わりからの進展で△3六角と打った局面。ソフトの評価値+1010で先手優勢。

後手の△3六角は飛車取りですが、先手がどのように対応するかという形です。

駒割りは飛車と角桂の交換でいい勝負ですが、先手玉が後手玉より固いので先手優勢のようです。

対局中は先手が少し指せているかと思っていましたが、意外と差が開いていたのは気がつきませんでした。

△3六角と打たれたときに先手は飛車の逃げ場所が難しいと思い▲3九飛としましたが、これがよくなかったようです。

実戦は△3六角以下▲3九飛△6九銀で、ソフトの評価値+248で互角。

この手順の▲3九飛はいまひとつ冴えないながらも角を質駒にしていつでも▲3六飛とする筋で後手も嫌だろうと思っていたのですが、△6九銀が厳しかったです。

守りの金に銀を引っかける筋はよく出ますが、6七に桂馬がいるので攻めが倍増しています。

3六の角を拠点に6九の銀と6七の桂馬があって、さらに持ち駒に角銀桂があれば攻めの形としてはかなりの迫力があります。

△6九銀は見えていたのですが、6七に桂馬がいるのをうっかりしており、以下▲6八金と寄ったので△7九銀で、ソフトの評価値-432で後手有利。

この手順はちょっとお粗末ですが、受け損なうと数手で形勢が入れ替わるという典型的なパターンです。

そもそも的な考え方として、△3六角と打たれたときに飛車を逃げるというのが間違っていたようです。

飛車が逃げると△6九銀とされ先手玉が一気に危険な状態になります。

△3六角と△6九銀というのはセットみたいな組み合わせなので、まず△3六角の利きを止めることが大事だったようです。

角の利きを止めるというのは6九の地点までの利きを止めるという意味で、簡単に言うと受けるなら先手は合駒をすることになります。

合駒をするので考えると、▲5八銀や▲5八歩や▲4七銀になります。

この場合、先手の持ち駒の飛車は普通敵陣の攻めに使うので外すことになります。

▲5八銀と▲5八歩と▲4七銀の比較をします。

▲5八銀は自陣に金駒を打って手堅い手ですが、反面敵陣の攻めに使う金駒がなくなり飛車だけになりますので攻めが細くなります。

▲5八歩は安い駒で相手の角の利きを止める手ですが、先手は歩切れになってさらに後手の手番ということで攻めの手が続くことになります。

▲4七銀は角取りの先手で受ける手で一番強い手ですが、△同角成や△2七角成のような手があるのでこれを考える必要があります。

さらに△3六角に受けずに攻めるとう選択もありそうです。

△3六角に▲8二飛や▲6二飛で次に▲3二飛成を狙う形です。

▲8二飛や▲6二飛には△6九角成と△3三金の両方を考える必要があるようです。

このように考えると▲8二飛と▲6二飛は自陣と敵陣の両方を考える必要があり、難易度が高くなります。

一方受ける手はとりあえず自陣を集中的に見て、後手の攻めが少し緩めば相手玉の攻めを考えるということで方針が分かりやすくなります。

このように考えると攻めの▲8二飛と▲6二飛はとりあえず消して、▲5八銀と▲5八歩と▲4七銀の細かい比較をすることになります。

ソフトは▲4七銀を推奨して、▲5八銀と▲5八歩は候補手にも上がっていませんでした。

細かい比較といっても時間のない将棋ではそんなことは現実できないので、直感で何を優先するかになりそうです。

先手玉の安全度か、後手玉の攻めの威力か、歩切れの大事さか、大駒をはじいて手番を握るかなどになりそうです。

ソフトの推奨手の▲4七銀で、ソフトの評価値+1017で先手優勢。

この手順の▲4七銀は先手玉の安全度と角取りで受けて手番を握るのを重視したようです。

局面は中盤から終盤に差し掛かろうかという局面になっているので、特に手番を握るというのが大事だったかもしれません。

結局ソフトはしゃべることができませんのでここら辺は推測でしかありませんが、このあたりをできるだけ短い時間の中でも精度のいい手を選択できるようにしたいです。

厳密には▲4七銀に△同角成や△2七角成を考える必要はありますが、それより手番を握るという方向性が大事のようです。

角取りで受けて手番を握るのが参考になった1局でした。

飛車を縦に逃げて活用する

上図は、角換わりからの進展で△3八角と打った局面。ソフトの評価値+407で先手有利。

△3六桂と打った手に2八の飛車が▲2九飛としたときに△3八角と打ってきました。

対局中は飛車をいじめられるような展開になるのはよくないと思って遠い筋の6筋に逃げたのですが、これがあまりよくなかったようです。

実戦は▲6九飛△5四銀▲5六角△同角成▲同歩△4八桂成▲同金で、ソフトの評価値-148で互角。

▲6九飛には△5四銀からさっぱりした形になると、先手のよさがなくなったようです。

飛車が6筋にいったことで飛車の活用が難しくなったのがマイナスの要因でした。

飛車取りに縦に逃げるか横に逃げるかは局面によって全く違いますが、縦に逃げることで飛車の活用が図れるならそちらの方がよかったです。

▲6九飛では▲2六飛がありました。

▲2六飛△4九角成▲5九銀で、ソフトの評価値+633で先手有利。

この手順の△4九角成に▲5九銀が見えていませんでした。

▲5九銀で▲4七銀に△4八桂成で先手がまずいと思って▲2六飛は指せなかったのですが、▲4七銀というのは手の見え方としてはまずかったです。

どう見ても▲5九銀がすっきりしており、後手の馬と桂馬がだぶっています。

▲5九銀以下△3八馬▲2四歩△3七馬▲2五飛△3三桂▲2三歩成△2五桂▲3二と△同玉▲3四歩で、ソフトの評価値+1124で先手優勢。

この手順は△3八馬がやや甘いので▲2四歩が間に合ってきます。

△3七馬~△3三桂で飛車を追う形ですが、▲2三歩成の強い手がありました。

以下△3三桂に▲3二と~▲3四歩が継続手です。

▲3四歩の瞬間が先手が歩切れで後手の手番になるので厳しい手が飛んでくると嫌なのですが、後手は持ち駒の飛車なので受ける形が難しいです。

▲3四歩に△2九飛なら▲3三銀△2三玉▲2四金△1二玉▲3二銀不成△2二歩▲3三歩成で詰みです。

この手順は▲3三銀がまともに入ると後手玉は詰み筋に入ります。

▲3四歩に△5二金なら▲3三金△4一玉▲4二銀△同金▲6三角成△5二銀▲7三馬で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△5二金として▲7一銀のような手を消しながらの粘りですが、▲3三金~▲4二銀~▲6三角成と馬を作って▲7三馬の形になりますと先手勝勢です。

▲3四歩に△4二玉なら▲7一銀△7二飛▲6二銀成△同飛▲6三角成△同飛▲7二銀△6二飛▲6三金△5九馬▲同金△3八飛▲7九玉△6七銀▲6八銀△7八銀成▲同玉△8六歩▲3三角△3一玉▲4二銀△同飛▲同角成△同玉▲3三金△4一玉▲4二飛△3一玉▲3二飛成まで詰みです。

この手順は▲7一銀の割打ちの銀から角を切って▲7二銀~▲6三金で飛車を取る形です。

▲6三金の瞬間は後手玉に詰めろがかかっていませんので、△5九馬から後手も迫っていきます。

△3八飛に▲7九玉と逃げるのがよく、△6七銀には▲6八銀と引いて受けるのがうまいです。

▲6八銀とされると後手も継続手が難しくなり、先手に金駒が1枚入れば後手玉は▲3三角から詰み筋に入ります。

▲6三金で読みを打ち切るのでなく、△5九馬からの後手の追い込みも読み切ることが大事なようです。

飛車を縦に逃げて活用するのが参考になった1局でした。

急戦形を目指す▲4五歩~▲4七銀

上図は、角換わりからの進展で△4四歩と突いた変化手順。ソフトの評価値+30で互角。

実戦は△4四歩で△6二金で以下▲3五歩△同歩▲4五桂で、ソフトの評価値-1で互角。

この手順の▲3五歩~▲4五桂はよくある筋で、少し無理気味でも先手が動く展開になりますのである程度的を絞りやすいです。

後手が△4三歩型の場合はいつでもこの攻めがあるので、後手が受けるとすれば△4四歩があります。

△4四歩とされたときに先手から動く手があるのかが気になっていたので、調べてみました。

先手が急戦形で攻めると作戦を立てればできるだけ動いていきたいです。

ここで先手が動くなら▲4五歩になりますが、△同歩に次の手が気がつきませんでした。

▲4五歩△同歩▲4七銀で、ソフトの評価値+76で互角。

この手順は▲4五歩と突き捨ててから▲4七銀と攻めの銀を3段目に活用する手です。

▲4七銀では▲4五同桂が自然ですが、△4四銀が桂取りになります。

△4四銀に▲4六歩と桂馬を支えますが△5五角として次に△4六角が受けにくいです。

▲4六歩に△5五角▲4七銀なら△4五銀▲同歩△2八角成のような筋があります。

▲4五同桂とする形は軽すぎるので▲4七銀で攻めに厚みのある形にします。

次に▲4五桂と跳ねられると後手としてもうるさいので△5四銀とします。

▲4七銀以下△5四銀▲5六銀△6二金▲7五歩△8四飛▲4五桂△4四銀▲2四歩△同歩▲2二歩で、ソフトの評価値+33で互角。

この手順は△5四銀で4五の地点を守ると▲5六銀と応援に銀を繰り出します。

△6二金では△4四銀として4五の地点をさらに補強する手はありますが、▲2四歩から2筋の歩を交換して▲2八飛でどうかという形です。

△4四銀とすると1筋と2筋が手薄になるので、△4四銀はソフトの候補手にありませんでした。

△6二金は5筋と6筋の補強ですが、将来▲7一銀の割打ちの銀もありますので少し怖い形です。

△6二金に▲7五歩と桂頭を攻める手ですが、歩切れの状態で指すので少し浮かびにくいです。

この場合はいつでも▲4五桂と歩を取ることが可能なので先に▲7五歩がありました。

△8四飛は利かされのようですが、先手も攻めの手が止まると後手に立ち直られてしまいますのでそれなりに忙しいです。

△8四飛の浮き飛車の瞬間は後手の飛車の形が悪いので、▲4五桂から2筋の歩を突き捨てて▲2二歩でどうかという展開です。

▲2二歩に△同金なら▲2四飛△2三歩▲3四飛で、ソフトの評価値+982で先手優勢。

▲2二歩としたのは△2二同金に▲2四飛が金取りの先手になるという意味で、▲3四飛で次に▲4四飛と▲3一角の狙いが受けにくいです。

▲2二歩には△4六角と打って以下▲2九飛△4五銀直▲同銀△同銀▲2一歩成で、ソフトの評価値+125で互角。

これらの手順を見ると最初の局面図から▲4五歩~▲4七銀もそれなりに手になっているようで、最初から急戦形を目指すならこの指し方もありそうです。

実戦を重ねて色々試してみたいと思います。

急戦形を目指す▲4五歩~▲4七銀が参考になった1局でした。

細い攻めで相手玉を寄せる

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲4九玉とした局面。ソフトの評価値-4217で後手勝勢。

後手が△2八飛と王手をした手に3八の玉が▲4九玉と逃げた形です。

△2八飛に▲同玉なら△2七金以下の並べ詰みになりますので▲4九玉と逃げますが、ここからどのように迫るかという形です。

4二に龍がいるので先手玉に即詰みはなさそうです。

対局中は気がついていませんでしたが、この局面は後手玉が詰めろになっていました。

先手の手番なら▲3六銀△同玉▲4七角△2七玉▲3六銀までの詰めろなので、後手もぬるい手は指せなかったようです。

実戦は▲4九玉以下△3八金▲5八玉△4八角成▲6八玉△2九飛成で、ソフトの評価値-2377で後手勝勢。

この手順は△3八金~△4八角成で先手玉を6筋方面に逃がすので感触はよくなかったのですが、他の手が見えないので仕方なく指した感じです。

△2九飛成には▲3九銀とただのところに銀を捨てる手があったようで、△同龍なら▲3六銀△同玉▲6三角△3七玉▲4六銀△4七玉▲5七金△同馬▲同銀△3七玉▲4六龍△2八玉▲1八角成まで詰みという狙いの手がありました。

後手の龍を2筋からずらすことで、将来▲6三角~▲1八角成の筋で詰ますということですが、▲3九銀とされたら△同龍と取っていた可能性が高いです。

最初の局面図での△3八金は重たかったようで、△3九金がありました。

△3九金▲5八玉△4八角成で、ソフトの評価値-4424で後手勝勢。

この手順は△3九金に▲同玉なら△3八金がありますので▲5八玉ですが、△4八角成が継続手です。

△4八角成に▲6八玉なら△5九馬▲5七玉△5八飛成▲4六玉△3五銀▲4五玉△4四金▲同龍△4八龍▲5四玉△4四龍▲6三玉△5三飛まで詰みです。

この手順は玉を上部に逃がして下から追う形ですが、6一に金がいるので先手玉が詰んでいるようです。

よって△4八角成に▲同龍とします。

△4八角成に▲同龍△5六香で、ソフトの評価値-4813で後手勝勢。

この手順は▲4八同龍とされると後手の駒損が気になるのですが、△5六香がありました。

△5六香に▲4七玉なら△4八飛成▲同玉△4九飛まで詰みです。

△5六香に▲6九玉なら先手玉に即詰みはありませんが△4八飛成で後手玉に即詰みはありません。

△5六香に▲5七香なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△4六金▲同玉△3六飛成まで詰みです。

この手順は▲5七香の安い合駒をする手ですが、飛車を取って飛車打ちから△4六金の捨て駒が鋭く以下詰みです。

△5六香に▲5七銀なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△5七香成▲同玉△6八銀▲5六玉△3六飛成▲4六香△6五金まで詰みです。

この手順は銀を取って下から銀を打つ筋で以下詰みです。

△5六香に▲5七金なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△5七香成▲同玉△5六歩▲同玉△6五金▲4五玉△3五飛成▲5四玉△5五龍▲4三玉△5二龍▲4四玉△5四金まで詰みです。

この手順は玉を上部に逃がす形ですが、6一に金がいるので△5二龍から以下詰みです。

△5六香に▲5七角も▲5七銀と同じような詰まし方で詰みです。

△3九金~△4八角成~△5六香はやや細いせめですがこれで先手玉は寄っているようなので、最終盤で先入観をもつのはよくなく少しでも精度のいい手を読めるようにしたいです。

細い攻めで相手玉を寄せるのが参考になった1局でした。

1枚金駒を多く渡しても手厚く寄せる

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲3八金打とした局面。ソフトの評価値-3385で後手勝勢。

後手が△2七銀打と詰めろをかけた手に▲3八金打と受けた形です。

対局中はもう一押しで先手玉を寄せられそうな気もしていましたが、駒を取って打ったら埋めるというよく終盤であるような形になったのが気になりました。

数の攻めには数の受けということで、なかなか先手玉の寄せ方が見えませんでした。

手が見えないとどうしても駒の打ち換えになります。

実戦は▲3八金打以下△同銀成▲同金△2七銀▲3五飛△同銀右で、ソフトの評価値-469で後手有利。

この手順は△3八同銀成▲同金△2七銀とする手で、相手の守りの金と相手の持ち駒に金がいなくなれば条件がいいかと思いましたが効果は不明です。

終盤で時間がなくなって千日手模様になっても仕方ないと思っていましたが、手が見えないとそのような展開になります。

基本的には形勢がいい方が千日手を避けることになりますが、時間がないなかで手が見えないと千日手になってもおかしくありません。

後手の指し手は自然だったと思いますが、△3五同銀右の局面は後手勝勢だったのが後手有利になったので手の流れとしては相当まずかったようです。

最終盤でこのように大きく評価値が落ちるのは、相手玉に寄せがあったのにそれを見逃して振り出しに戻るということが多いです。

△3八同銀成では△2八銀打がありました。

△2八銀打▲同金△同銀成▲同玉△2七金▲3九玉△4七歩で、ソフトの評価値-5435で後手勝勢。

この手順は△2八銀打とする手で、銀を1枚多く渡すことになります。

▲2八同玉に△2七歩と打てればいいのですが、2歩になるので打てません。

持ち駒が金1枚と歩だけでは先手玉に即詰みはなく、ゆっくりしていると先手に立ち直らせることになりますので後手は厳しい手が必要です。

▲2八同玉に△2七金と打つのが盲点で、▲3九玉に△4七歩が△4八歩成以下の詰めろになります。

△4七歩の瞬間に先手玉に寄せがあるかどうかですが、▲3五飛としても△同銀左がありました。

△3五同銀左の形は2七に金がいるので▲1七桂の王手には△同金とすることができます。

先手の持ち駒に桂馬があれば▲1七桂打のような手がありますが、桂馬はありません。

2七に金を打ったのは相手玉の寄せもありますが、同時に自玉の厚みも作っているようです。

△4七歩以下▲3五飛△同銀左▲2六香△同銀▲4五龍△3五飛で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲3五飛~▲2六香としてあやを求める手で△同銀に▲4五龍の王手ですが、△3五飛と受ける手がありました。

△3五飛に▲同歩としても△4八歩成▲同金△同角成▲同玉△4七金▲4九玉△3八金左で詰みです。

なお△3五飛で△3五香なら、▲3四龍△同玉に▲3五歩とか▲4三銀とか▲5六角などまた手が広がるので△3五飛の方が紛れが少ないようです。

△4七歩以下▲5八歩なら△3七銀右成▲同桂△同銀成▲2六香△同玉で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲5八歩の受けには△3七銀右成とする手が詰めろで、▲3五飛には△同角成とできるのが△3七銀右成の効果です。

▲3七同桂には△同銀成がまた詰めろで、▲2六香には△同玉で後手玉は詰みません。

なお▲5八歩に△3七銀右成で△4八歩成は▲同金で、先手玉に即詰みがないのと4九からの逃げ道ができて少し複雑になるので要注意です。

1枚金駒を多く渡しても手厚く寄せるのが参考になった1局でした。

終盤で甘い手を指すと複雑になる

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲3六同歩と馬を取った局面。ソフトの評価値-2104で後手勝勢。

このようなごちゃごちゃした局面になると、最終盤で形勢がどちらがいいかなど考える余裕はありません。

短い時間の中でどのように指せばいいかを考えるだけで精一杯です。

実戦は▲3六同歩に△2七銀打▲3八金打と進んだのですが、対局中は△2七銀打で△4七歩の方がよかったと少し後悔していました。

ただし△2七銀打はソフトの候補手の1つだったようで、むしろ△4七歩の方がだいぶ甘かったようです。

△4七歩以下の展開について調べてみます。

△4七歩で、ソフトの評価値-996で後手優勢。

この△4七歩は△4八歩成以下の詰めろで▲4七同香もできないので先手は受けが難しいかと思っていました。

終盤は相手玉の攻めだけでなく自玉の守りも見ていないといけないのでこの瞬間に先手から攻めてくることが予想されますが、なぜか金駒が3枚で守っている形なので大丈夫だろうという楽観的なところが昔から悪いところです。

終盤は形でなくあまり見ないような手も飛んでくるので先入観を持たずに局面を見ないといけないのですが、このあたりがまだまだです。

相手から厳しい手がないかなどと厳し目に局面を見ないといけないので、このあたりはだいぶ甘いです。

△4七歩には▲3五飛があったのですが、多分見えていないと思います。

3五の地点には銀2枚と歩があるので考えてないと思います。

ただし、先手が後手玉に迫るならこの筋になりそうで、後手の対応によっては即詰みもあるようです。

△4七歩▲3五飛に△同銀左なら▲1七桂△3六玉▲2七金△同玉▲2八香△3六玉▲2七金まで詰みです。

この手順は2六の銀がいなくなると▲1七桂の王手があり、以下どこに逃げても後手玉は詰みのようです。

△4七歩▲3五飛に△同銀右なら▲3八金打△2七銀打▲2八香で、ソフトの評価値-1064で後手優勢。

この手順は△3五同銀右とすれば後手玉に即詰みはないようで、以下▲3八金打と粘りに出て△2七銀打の詰めろにさらに▲2八香と受けてどうかという展開です。

先手の4筋にいる龍も受けに役立っているので、そんなに簡単な局面ではなさそうです。

△4七歩▲3五飛に△同歩なら▲4三角△3四飛で、ソフトの評価値-829で後手優勢。

この手順の△3五同歩は2六と4六に銀を置いておくことで、上部を手厚くして詰めろをかけやすい形にします。

△3五同歩が次に△4八歩成以下の詰めろですが、▲4三角と妖しい角を打ってきます。

▲4三角には玉を逃げるか合駒をするかのどちらかですが、おそらく自分は△3六玉として詰まされている可能性が高いです。

▲4三角△3六玉▲5四角成△2五玉▲3六金△同歩▲4五龍△3五金▲4三馬△2四玉▲2五香△1三玉▲2三香成△同玉▲3二馬△2四玉▲2三金△2五玉▲4三馬まで詰みです。

この手順は▲3六金と捨てるのがうまい手で、▲4五龍に△3五金合としましたが他の合駒でも詰みのようです。

▲4三角には△3四飛とするのがこれしかない合駒のようです。

△3四飛で△3四銀なら▲同角成△同玉▲4三龍△2四玉▲2五香△同玉▲3四銀△3六玉▲4五龍△2七玉▲3八金まで詰みです。

よって消去法で△3四飛と高い駒を合駒するのですが、これが斜めに利いた駒でないので後手玉は詰まないようです。

これらより、最初の局面図で△4七歩とするとどれかの変化になる可能性があり、後手としてはかなり間違えやすいです。

局面が複雑になるという意味で△4七歩は少し甘い手だったようです。

実戦で指した△2七銀打はどうだったかとか、別の手はあったのかなどは別の機会に調べます。

終盤で甘い手を指すと複雑になるのが参考になった1局でした。

打った香車を動かさずに寄せる

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で△5二香と打った変化手順で、ソフトの評価値-1040で後手優勢。

実戦では全く手が見えなかったので、局後の検討で△5六歩や△4四香を調べましたがうまくいきませんでした。

https://shogiamateur.com/?p=67800&preview=true

ここでは△5二香と打つのがよかったようで、この後の展開を調べます。

△5二香に▲4四歩△同銀引▲3六桂なら△2八銀で、ソフトの評価値-2839で後手勝勢。

この手順は△5二香に▲4四歩~▲3六桂とする手ですが、▲3六桂はあまりいい手ではなかったようです。

ただし、▲4四歩~▲3六桂というのは後手玉のコビンを狙う手で、8七の角と連動した手なので後手としても少し嫌な形です。

▲3六桂は自分が指されたら嫌な手に見えたので、その後の後手の指し手が気になりました。

▲3六桂に△2八銀と打ったのですが、この手は見えませんでした。

△2八銀では△5七香成として先手玉に詰めろをかけるのが普通ですが、▲4四桂△3三玉▲4二飛成△同玉▲3二飛のように王手の連続で攻めてくる手があります。

厳密にはこれでも後手玉は残っているようですが、盤上の大駒2枚と持ち駒に飛車があるので後手としても正確に対応するのが大変です。

5二の香車の利きがなくなると後手玉もかなり危険になるので、△5七香成を指すのであれば後手玉が詰むかどうかを読んでないといけないです。

そのような意味で△5七香成は少しリスクのある手なので、ソフトは△2八銀を推奨していたようです。

△2八銀は▲同玉なら△4九角成▲4四桂△2二玉で、ソフトの評価値-7836で後手勝勢。

この手順は△2八銀に▲同玉なら△4九角成で先手玉が必至になります。

以下▲4四桂としても△2二玉で後手玉は詰みません。

後手の5二の香車が先手の飛車の利きを止めているのが大きく、ここに香車があると後手玉は安心感が違います。

△2八銀に▲4八玉なら△3七銀引成▲同桂△3六角成▲3八歩△5六歩で、ソフトの評価値-3117で後手勝勢。

この手順は△2八銀に▲4八玉とする手ですが、次の3手が読めないと指せないです。

自分は△3七銀引成▲同桂△3六角成というのは全く見えていませんでした。

△3七銀引成は銀を捨てる手ですが、△3六角成と桂馬を取り返すことで部分的には銀と桂馬の交換です。

後手としては3六の桂馬を取り切ることで後手玉がさらに安全になったようです。

△3六角成とした手は次に△3七銀成以下の詰めろなので▲3八歩と受けましたが、次の△5六歩も浮かびませんでした。

△5六歩は次に△5七歩成▲3九玉△△4七桂▲2九玉△3九金▲同金△同桂成▲同玉△4八と▲同玉△4七馬▲同玉△5七金▲3六玉△3五銀上▲4五玉△3三桂までの詰めろです。

△5六歩に▲5八金なら△4七歩▲3九玉△2七桂▲2八玉△1九桂成▲同玉△1七銀不成で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲5八金の受けには△4七歩が厳しく、▲同金なら△同馬▲同玉△5七歩成▲3六玉△3五金まで詰みです。

よって△4七歩に▲3九玉としましたが、△2七桂以下寄り筋になりました。

△5六歩に▲同金なら△同香で、ソフトの評価値-4225で後手勝勢。

この手順は▲5六同金なら△同香が次に△3七銀成▲同歩△4七金▲3九玉△2七桂以下の詰めろで、後手玉に即詰みはないので後手勝勢のようです。

なお最後の局面図での△5六歩で△5七香成なら▲同玉で、ソフトの評価値-2621で後手勝勢。

この△5七香成もソフトの候補手でこれでも悪くないですが、▲5七同玉で先手玉に即詰みはなく5二の香車がいなくなると後手玉は少し危険になります。

後手は自玉の危険度を確認しながら先手玉の寄せを見つけることになるので、少し難易度が上がるようです。

打った香車を動かさずに寄せるのが参考になった1局でした。