上図は、後手雁木にからの展開で▲8二角と打った変化手順。ソフトの評価値+89で互角。
▲8二角で実戦は▲8三角と打ったので、以下角の攻め駒がだぶって働きが悪くなりました。
ソフトは▲8二角を推奨していましたが自分は全く見えていませんでしたので、その後の展開を調べてみました。
▲8二角の瞬間に後手から厳しい手がいくつかありそうなので、その手にどのように先手が対応するかが気になります。
▲8二角に△4九飛なら▲9一角成△4八と▲8一馬△7三飛▲8二馬△5八と▲同玉△3九飛成▲6五桂で、ソフトの評価値+625で先手有利。
この手順は△4九飛で次に△4八とで先手の守りの金を狙う手で金が取れそうな形ですが、先手は▲9一角成とするのが意外と厳しいようです。
後手の△4八とに▲8一馬が飛車取りになるのが大きいようです。
△7三飛に先手は厳しい手がなさそうでも▲8二馬として飛車を取れる形にします。
以下△5八とで金を取られますが▲同玉で飛車取りになります。
以下△3九飛成としますが、そこで▲6五桂と打って飛車が取れる形になり先手が指せているようです。
これらの手順は先手の玉が守りの薄い方にいくので、どの程度の危険度かが分からないと選べないかもしれません。
▲8二角に△2八飛なら▲8三角△8二飛▲同桂成△4一金▲7八玉で、ソフトの評価値+385で先手有利。

この手順は△2八飛と打って次に△4七とからと金を活用する狙いです。
それには▲8三角と飛車取りに打つのが盲点で、後手は△8二飛としますが▲同桂成が▲6一飛の詰めろになります。
△4一金の受けは詰めろ逃れですが▲7八玉の早逃げがあり、△4七となら▲同角成で△4八となら▲6八金寄といった感じです。
▲7八玉には△6五桂と打って、以下▲6一角成△4二玉でどうかという展開のようです。
▲8二角に△4七となら▲同金△3八飛▲5八金で、ソフトの評価値+368で先手有利。。

この手順は△4七とでと金を捨てる手でスピードアップで攻める形です。
▲4七同金に△3八飛と打つのが盲点で、▲4八歩と打って受けると△4六歩のような手があります。
このような受け方もありそうですが、▲5八金と上がるのもなかなかの受け方のようです。
自分は全く浮かびませんでしたが、形にとらわれない受け方で参考になります。
▲5八金以下は先手は▲8三角とか▲9一角成で手を広げていく感じです。
なお△3八飛で△4九飛と打つのは▲8三角△8二飛▲同桂成で、ソフトの評価値+1807で先手優勢。
この手順は△4九飛には▲8三角△8二飛▲同桂成が後手玉に詰めろと、将来の△4七飛成に▲同角成を用意しています。
▲8三角と打って7四の桂馬がいなくなると4七の地点に受けに利くというのが気がつきにくいです。
色々と手順を調べてみましたが、先手は力強い受けが求められるようでどれも難易度が高かったです。
飛車打ちに対抗する受け方が参考になった1局でした。