△2六歩~△2七歩成と前の手を活かす

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-71で互角。

この局面は以前自分で調べた記憶もあるのですが、整理の仕方も悪いせいかここから同一局面を探すのは大変なようです。

時間をかければ見つかる可能性もあるのですが、そこまでしてまで探すのはどうかと思って再度この局面を調べました。

△2六歩と打った手に▲3七桂と跳ねた手で、本来は△2七歩成として前に指した手を活かしたいのですが手順に▲4五桂と跳ねた手が角取りになるのが気になります。

このような展開になるのはある程度調べておかないと指せない感じで、このような急戦は知らないまま精度の悪い手を指すと一気に形勢に差がつきやすいです。

後手番から横歩取りに誘導しているのでなおさら調べておいた方がいいです。

▲3七桂に△2七歩成▲4五桂△8八角成▲同銀△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩で、ソフトの評価値-107で互角。

この手順は△2七歩成は前の手の△2六歩と活かす手で、手の流れとしては理解しやすいです。

△2七歩成に▲4五桂も自然な手の角取りで、△8八角成と角交換をするのも自然で以下▲同銀と進みます。

▲8八同銀以下△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩と飛車と角がすべて大駒になる展開です。

△7四同歩の局面図は、最初の局面図から△8八角成▲同銀△2七歩成▲4五桂△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩でも同一局面になります。

すなわち最初の局面図で△2七歩成と△8八角成は。同一局面に進む可能性があるということです。。

自分はこのあたりの指し手の順番がいまひとつ理解できていなかったので、今回整理して少し分かってきました。

なお▲7七銀に△7四飛と飛車交換を目指すのがこの戦型でよくある手で、飛車交換から△7四同歩と進みます。

△7四同歩でお互いの持ち駒に飛車と角がある形で、ここで先手の手番で先に動くことができるのでチャンスです。

後手は2七にと金を作ったのが主張で、このと金が働いて駒得になると後手が有利になりそうです。

そのような意味で形勢は互角のようです。

△7四同歩以下▲5五角△3七歩で、ソフトの評価値-390で後手有利。

この手順は▲5五角と盤上の中央に角を打っての両取りですが、△3七歩と垂らすのが2七のと金を活かす手のようです。

▲5五角は香車の両取りですが、△3七歩と垂らすことで次に△3八歩成とすれば金駒1枚が取れそうです。

△3七歩以下▲9一角成△3八歩成▲同銀△同と▲同金△2九飛▲3九飛△2五飛成▲4六馬△4四歩▲3五馬△同馬▲同歩△4五歩で、ソフトの評価値-379で後手有利。

この手順は▲9一角成と香車を補充する手で、あまり響かないような手でも馬が遠くから先手陣の受けに役立っているようです。

以下△3八歩成から後手は銀を補充する手で、銀と香車の交換になりました。

△2九飛と1段目に飛車を打った手に▲3九飛としましたが、▲3九香なら△2七銀▲同金△3九飛成の筋があります。

よって▲3九飛と自陣飛車を打ちましたが、△2五飛成と桂取りに龍を作って▲4六馬に△4四歩と桂馬を取りにいきます。

以下▲3五馬には△同龍~△4五歩でどうかという展開です。

なお▲5五角では先に▲8二歩と打って△同銀に▲5五角もありそうです。

▲5五角で▲8二歩△同銀▲5五角なら△8五飛▲8六飛△同飛▲同銀△6四角▲1一角成△3八歩▲4八銀△3七と▲5五香△4八と▲同玉△4二銀打で、ソフトの評価値-559で後手有利。

この手順の▲8二歩~▲5五角もよくある手で、この場合は△8五飛が手筋です。

▲8六飛に△同飛~△6四角とします。

△6四角では△7三角もありそうですが、△6四角は5三の地点の補強に役立ってます。

▲1一角成には△3八歩~△3七と~△4八とで銀を取って後手が少し指せているようです。

このあたりは調べればきりがありませんが、実戦ででたらまた調べてみたいと思います。

△2六歩~△2七歩成と前の手を活かすのが参考になった1局でした。