上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲4九玉とした局面。ソフトの評価値-4217で後手勝勢。
後手が△2八飛と王手をした手に3八の玉が▲4九玉と逃げた形です。
△2八飛に▲同玉なら△2七金以下の並べ詰みになりますので▲4九玉と逃げますが、ここからどのように迫るかという形です。
4二に龍がいるので先手玉に即詰みはなさそうです。
対局中は気がついていませんでしたが、この局面は後手玉が詰めろになっていました。
先手の手番なら▲3六銀△同玉▲4七角△2七玉▲3六銀までの詰めろなので、後手もぬるい手は指せなかったようです。
実戦は▲4九玉以下△3八金▲5八玉△4八角成▲6八玉△2九飛成で、ソフトの評価値-2377で後手勝勢。
この手順は△3八金~△4八角成で先手玉を6筋方面に逃がすので感触はよくなかったのですが、他の手が見えないので仕方なく指した感じです。
△2九飛成には▲3九銀とただのところに銀を捨てる手があったようで、△同龍なら▲3六銀△同玉▲6三角△3七玉▲4六銀△4七玉▲5七金△同馬▲同銀△3七玉▲4六龍△2八玉▲1八角成まで詰みという狙いの手がありました。
後手の龍を2筋からずらすことで、将来▲6三角~▲1八角成の筋で詰ますということですが、▲3九銀とされたら△同龍と取っていた可能性が高いです。
最初の局面図での△3八金は重たかったようで、△3九金がありました。
△3九金▲5八玉△4八角成で、ソフトの評価値-4424で後手勝勢。

この手順は△3九金に▲同玉なら△3八金がありますので▲5八玉ですが、△4八角成が継続手です。
△4八角成に▲6八玉なら△5九馬▲5七玉△5八飛成▲4六玉△3五銀▲4五玉△4四金▲同龍△4八龍▲5四玉△4四龍▲6三玉△5三飛まで詰みです。
この手順は玉を上部に逃がして下から追う形ですが、6一に金がいるので先手玉が詰んでいるようです。
よって△4八角成に▲同龍とします。
△4八角成に▲同龍△5六香で、ソフトの評価値-4813で後手勝勢。

この手順は▲4八同龍とされると後手の駒損が気になるのですが、△5六香がありました。
△5六香に▲4七玉なら△4八飛成▲同玉△4九飛まで詰みです。
△5六香に▲6九玉なら先手玉に即詰みはありませんが△4八飛成で後手玉に即詰みはありません。
△5六香に▲5七香なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△4六金▲同玉△3六飛成まで詰みです。
この手順は▲5七香の安い合駒をする手ですが、飛車を取って飛車打ちから△4六金の捨て駒が鋭く以下詰みです。
△5六香に▲5七銀なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△5七香成▲同玉△6八銀▲5六玉△3六飛成▲4六香△6五金まで詰みです。
この手順は銀を取って下から銀を打つ筋で以下詰みです。
△5六香に▲5七金なら△4八飛成▲同玉△3八飛▲4七玉△5七香成▲同玉△5六歩▲同玉△6五金▲4五玉△3五飛成▲5四玉△5五龍▲4三玉△5二龍▲4四玉△5四金まで詰みです。
この手順は玉を上部に逃がす形ですが、6一に金がいるので△5二龍から以下詰みです。
△5六香に▲5七角も▲5七銀と同じような詰まし方で詰みです。
△3九金~△4八角成~△5六香はやや細いせめですがこれで先手玉は寄っているようなので、最終盤で先入観をもつのはよくなく少しでも精度のいい手を読めるようにしたいです。
細い攻めで相手玉を寄せるのが参考になった1局でした。