急戦形を目指す▲4五歩~▲4七銀


上図は、角換わりからの進展で△4四歩と突いた変化手順。ソフトの評価値+30で互角。

実戦は△4四歩で△6二金で以下▲3五歩△同歩▲4五桂で、ソフトの評価値-1で互角。

この手順の▲3五歩~▲4五桂はよくある筋で、少し無理気味でも先手が動く展開になりますのである程度的を絞りやすいです。

後手が△4三歩型の場合はいつでもこの攻めがあるので、後手が受けるとすれば△4四歩があります。

△4四歩とされたときに先手から動く手があるのかが気になっていたので、調べてみました。

先手が急戦形で攻めると作戦を立てればできるだけ動いていきたいです。

ここで先手が動くなら▲4五歩になりますが、△同歩に次の手が気がつきませんでした。

▲4五歩△同歩▲4七銀で、ソフトの評価値+76で互角。

この手順は▲4五歩と突き捨ててから▲4七銀と攻めの銀を3段目に活用する手です。

▲4七銀では▲4五同桂が自然ですが、△4四銀が桂取りになります。

△4四銀に▲4六歩と桂馬を支えますが△5五角として次に△4六角が受けにくいです。

▲4六歩に△5五角▲4七銀なら△4五銀▲同歩△2八角成のような筋があります。

▲4五同桂とする形は軽すぎるので▲4七銀で攻めに厚みのある形にします。

次に▲4五桂と跳ねられると後手としてもうるさいので△5四銀とします。

▲4七銀以下△5四銀▲5六銀△6二金▲7五歩△8四飛▲4五桂△4四銀▲2四歩△同歩▲2二歩で、ソフトの評価値+33で互角。

この手順は△5四銀で4五の地点を守ると▲5六銀と応援に銀を繰り出します。

△6二金では△4四銀として4五の地点をさらに補強する手はありますが、▲2四歩から2筋の歩を交換して▲2八飛でどうかという形です。

△4四銀とすると1筋と2筋が手薄になるので、△4四銀はソフトの候補手にありませんでした。

△6二金は5筋と6筋の補強ですが、将来▲7一銀の割打ちの銀もありますので少し怖い形です。

△6二金に▲7五歩と桂頭を攻める手ですが、歩切れの状態で指すので少し浮かびにくいです。

この場合はいつでも▲4五桂と歩を取ることが可能なので先に▲7五歩がありました。

△8四飛は利かされのようですが、先手も攻めの手が止まると後手に立ち直られてしまいますのでそれなりに忙しいです。

△8四飛の浮き飛車の瞬間は後手の飛車の形が悪いので、▲4五桂から2筋の歩を突き捨てて▲2二歩でどうかという展開です。

▲2二歩に△同金なら▲2四飛△2三歩▲3四飛で、ソフトの評価値+982で先手優勢。

▲2二歩としたのは△2二同金に▲2四飛が金取りの先手になるという意味で、▲3四飛で次に▲4四飛と▲3一角の狙いが受けにくいです。

▲2二歩には△4六角と打って以下▲2九飛△4五銀直▲同銀△同銀▲2一歩成で、ソフトの評価値+125で互角。

これらの手順を見ると最初の局面図から▲4五歩~▲4七銀もそれなりに手になっているようで、最初から急戦形を目指すならこの指し方もありそうです。

実戦を重ねて色々試してみたいと思います。

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