上図は、角換わりからの進展で△3八角と打った局面。ソフトの評価値+407で先手有利。
△3六桂と打った手に2八の飛車が▲2九飛としたときに△3八角と打ってきました。
対局中は飛車をいじめられるような展開になるのはよくないと思って遠い筋の6筋に逃げたのですが、これがあまりよくなかったようです。
実戦は▲6九飛△5四銀▲5六角△同角成▲同歩△4八桂成▲同金で、ソフトの評価値-148で互角。
▲6九飛には△5四銀からさっぱりした形になると、先手のよさがなくなったようです。
飛車が6筋にいったことで飛車の活用が難しくなったのがマイナスの要因でした。
飛車取りに縦に逃げるか横に逃げるかは局面によって全く違いますが、縦に逃げることで飛車の活用が図れるならそちらの方がよかったです。
▲6九飛では▲2六飛がありました。
▲2六飛△4九角成▲5九銀で、ソフトの評価値+633で先手有利。

この手順の△4九角成に▲5九銀が見えていませんでした。
▲5九銀で▲4七銀に△4八桂成で先手がまずいと思って▲2六飛は指せなかったのですが、▲4七銀というのは手の見え方としてはまずかったです。
どう見ても▲5九銀がすっきりしており、後手の馬と桂馬がだぶっています。
▲5九銀以下△3八馬▲2四歩△3七馬▲2五飛△3三桂▲2三歩成△2五桂▲3二と△同玉▲3四歩で、ソフトの評価値+1124で先手優勢。

この手順は△3八馬がやや甘いので▲2四歩が間に合ってきます。
△3七馬~△3三桂で飛車を追う形ですが、▲2三歩成の強い手がありました。
以下△3三桂に▲3二と~▲3四歩が継続手です。
▲3四歩の瞬間が先手が歩切れで後手の手番になるので厳しい手が飛んでくると嫌なのですが、後手は持ち駒の飛車なので受ける形が難しいです。
▲3四歩に△2九飛なら▲3三銀△2三玉▲2四金△1二玉▲3二銀不成△2二歩▲3三歩成で詰みです。
この手順は▲3三銀がまともに入ると後手玉は詰み筋に入ります。
▲3四歩に△5二金なら▲3三金△4一玉▲4二銀△同金▲6三角成△5二銀▲7三馬で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
この手順は△5二金として▲7一銀のような手を消しながらの粘りですが、▲3三金~▲4二銀~▲6三角成と馬を作って▲7三馬の形になりますと先手勝勢です。
▲3四歩に△4二玉なら▲7一銀△7二飛▲6二銀成△同飛▲6三角成△同飛▲7二銀△6二飛▲6三金△5九馬▲同金△3八飛▲7九玉△6七銀▲6八銀△7八銀成▲同玉△8六歩▲3三角△3一玉▲4二銀△同飛▲同角成△同玉▲3三金△4一玉▲4二飛△3一玉▲3二飛成まで詰みです。
この手順は▲7一銀の割打ちの銀から角を切って▲7二銀~▲6三金で飛車を取る形です。
▲6三金の瞬間は後手玉に詰めろがかかっていませんので、△5九馬から後手も迫っていきます。
△3八飛に▲7九玉と逃げるのがよく、△6七銀には▲6八銀と引いて受けるのがうまいです。
▲6八銀とされると後手も継続手が難しくなり、先手に金駒が1枚入れば後手玉は▲3三角から詰み筋に入ります。
▲6三金で読みを打ち切るのでなく、△5九馬からの後手の追い込みも読み切ることが大事なようです。
飛車を縦に逃げて活用するのが参考になった1局でした。