盤面全体と駒台の持ち駒をよく見る

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲3九玉とした局面。ソフトの評価値-953で後手優勢。

△2七角と打った手に3八の玉が▲3九玉と引いた形です。

対局中は少し後手が指せていると思っていましたが、このあたりから全く手が見えてなかったです。

取り合えず先手の8七の角の利きを止める意味で△6五桂と打てばいいだろうと思っていたのですが、後手の持ち駒に桂馬がありませんでした。

自分は昔から自分の持ち駒や相手の持ち駒をあまり確認していないようで、そのときの勢いだけで指しているようです。

自分の場合は持ち時間の少ない将棋ではこのようなことはありがちですが、指そうとした手が直前で指せなくなると予定変更になります。

実戦は△4四香と打ちましたが、局後の検討で△5六歩はどうだったかが気になりました。

△5六歩に▲同金なら△4七銀と打って次に△4九角成▲同玉△4八金のような狙いですが、自玉の危険度が全く見えてなかったようです。

▲3九玉に△5六歩なら▲4三角成△同玉▲5五桂△3三玉▲4二飛成△2四玉▲5六金で、ソフトの評価値+662で先手有利。

この手順の▲4三角成△同玉▲5五桂が全く見えていないのは危機感が足りてなかったです。

先手の飛車と角が後手玉に直通しているのでこの筋は直ぐに気がつかないといけなかったです。

このケースも相手の持ち駒をよく見ていないので▲5五桂という手に気がついていません。

盤面全体を見るのと駒台の持ち駒を確認するのは大事なことだったので、このあたりは意識して気をつけないといけないです。

▲5六同金の局面は先手の龍が4筋に利いているので△4七銀に▲同龍がありますので後手失敗のようです。。

なお実戦の△4四香も疑問手だったようで、先手は香車を吊り上げてから▲4三角成△同玉▲5五桂の展開になりました。

△4四香では△5二香がありました。ソフトの評価値-1040で後手優勢。

この手は△5二香として先手の飛車の利きを止める意味と、▲5五桂の筋を消しています。

また将来△5七香成を含みにしていますので攻防の手ですが、どちらかというと受けの要素が大きいです。

ここに壁を作ると先手の大駒の働きが下がるので、まずはここを補強するという感覚でした。

▲3九玉としたときに自分は相手の玉をどのように攻めようかなどと考えて、自陣を振り返っていないので全くこのような手が浮かびませんでした。

このような何気ない局面で△5二香と自陣に手も戻すことができるかが、自分の場合において今後の棋力の向上に必要かと思っています。

よくある攻めのことばかり考えて受けがお留守になっているケースで、片方がお留守になっているとぽきっと折れた将棋になりやすいです。

△5二香で後手が指せていたようですが、以降の展開はまた別の機会に調べてみます。

盤面全体と駒台の持ち駒をよく見るのが参考になった1局でした。

銀打ちを決めずに先に角を取る

上図は、先後逆で先手三間飛車からの進展で▲2七同玉と香車を取った局面。ソフトの評価値-822で後手優勢。

先手は数手前に▲8七角打として4三の地点に駒を集中しています。

ここで後手の手番なので4三の地点をケアしつつ先手玉を攻めていきたいです。

次の手は自然に思えたのですが、ちょっとタイミングが早かったかもしれません。

実戦は△2六銀打▲3八玉△8七龍▲4四歩で、ソフトの評価値-552で後手有利。

この手順は△2六銀打として攻めの拠点を残してから△8七龍と角を取る手です。

△8七龍に▲同角とする手が自然ですが、△2七角▲3九玉△2八銀▲同銀△4九角成▲4三香成△同金▲同角成△同玉で、ソフトの評価値-4170で後手勝勢。

しかし△8七龍には▲4四歩という手がありました。

5六の角がいるので2七の地点は補強されているのと、龍取りが残りかつ▲4三歩成が狙いで、後手としては意外とうるさいです。

▲4四歩には△同銀▲同香△2七銀打▲4七玉△7六角で、ソフトの評価値-988で後手優勢。

この手順は▲4四歩には△同銀とする手で▲同香に△2七銀打が少し指しにくいです。

▲4七玉に△7六角と龍取りを防ぎつつ攻防に打って後手が指せているようですが、やや△2七銀打の感触があまりよくないので後手優勢でもまだ難しそうです。

△2六銀打とするタイミングが少し早かったようです。

△2六銀打では△8七龍がありました。

△8七龍▲4三香成△同金▲8七角△2五香▲3八玉△2七角▲4八玉△4七歩で、ソフトの評価値-2043で後手勝勢。

この手順は△2六銀打と決めるのでなく△8七龍と角を取ります。

△8七龍に▲4三香成とするのは、将来先手玉が▲4八玉から5筋に逃げるルートを確保する手です。

▲4三香成に△同金とするのが細かいところで、形は△同銀も自然ですが先手の飛車が間接的に玉を睨んでいる形なので、△4三同金とした方が手堅いようです。

△4三同金なら5二の銀に6一の金の守りが役立っているので、後手は金駒3枚で守ってかなりしっかりしているようです。

先手は香車を捨ててから▲8七角としましたが、そこで△2五香と打つのが急所のようです。

できるだけ安い駒で攻めて、終わりの方で金駒で寄せの形を作るのが理想的です。

△2五香~△2七角は自然ですが、▲4八玉に△4七歩が自分にとってやや意外でした。

自分は△4七歩で△5六歩が最初に浮かんだのですが、以下▲同金△4七歩▲同玉△4九角成▲4四歩△4六歩▲5七玉△4四銀で、ソフトの評価値-2601で後手勝勢。

この手順の△5六歩もソフトの候補手にあった手で、そこまで悪い手ではなかったようです。

ソフトは△4七歩を推奨しており、以下▲同金△4六歩▲5七金△4七銀▲同金△同歩成▲同玉△4九角成で、ソフトの評価値-3846で後手勝勢。

この展開は先手の守りの金を盤上から消す手で、△4九角成とした手が次に△4六金の詰めろです。

△4九角成以下▲5七玉△5六歩▲同玉△4五金▲6六玉△8六銀で、ソフトの評価値-5641で後手勝勢。

△4七歩と打った方が相手の守りの5七の金がいなくなり相手玉を寄せやすくなるので、1歩を損するようでもそちらの方が厳しいようです。

△5六歩と打って寄せにいくのは5七の金が残るので、まだ少し複雑な要素が残っているようです。

ちょっとした違いですが、このあたりも感覚的に取り入れたいです。

銀打ちを決めずに先に角を取るのが参考になった1局でした。

飛車を活用して詰ます

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△7三玉と逃げた変化手順。ソフトの評価値+99971で先手勝勢。

▲8五歩と打った手に8四の玉が△7三玉とした形です。

以前この局面の数手前に▲8二飛と王手で詰ます投稿をしました。

https://shogiamateur.com/?p=67450&preview=true

今回はその中で一番複雑な手順で、△7三玉以下も即詰みがあるのですが難易度が少し高いです。

△7三玉以下▲7二飛成△同銀▲8四金で、ソフトの評価値+99974で先手勝勢。

この手順は▲7二飛成△同銀▲8四金とする手ですが、▲7二飛成で▲8三飛成は△同銀で後手玉に即詰みはないようです。

よって▲7二飛成ですが△同銀に▲8四金が少し打ちにくいです。

▲8四金では▲8四銀でも即詰みですが、持ち駒の金を残す▲8四銀の方が自然だったかもしれません。

あえて▲8四金としたのはソフトの推奨手に▲8四金が上がったのもありますが、銀を残してどのように詰ますかが興味があったので▲8四金で調べました。

▲8四金に△8二玉なら▲8三銀△同銀▲同金△同玉▲6三飛成で、ソフトの評価値+99983で先手勝勢。

この手順は8三の地点で清算してから▲6三飛成で1間龍の形になり、先に▲8四金と打っても▲8四銀と打っても同一局面に合流します。

▲6三飛成に△9四玉なら▲9五銀△8五玉▲8三龍△7六玉▲6六金まで詰みです。

よって▲6三飛成には後手は合駒をします。

▲6三飛成に△7三銀なら▲7五桂△△9四玉▲9五銀△8五玉▲7七桂打△同馬▲同桂△7六玉▲6六金△8七玉▲7六角まで詰みです。

この手順の▲7五桂に△同歩なら▲7四銀で、△9四玉なら▲9五歩、△9二玉なら▲7二龍△8二金▲8三銀成まで詰みです。

▲6三飛成に△7三飛なら▲7五桂△同歩▲7二銀△9四玉▲6四龍で、△8五玉なら▲7七桂打△同馬▲同桂△7六玉▲6六龍△8七玉▲7八角まで詰みです。

▲6四龍に△7四桂なら▲9五歩△8五玉▲7五龍まで詰みです。

▲6四龍に△7四銀なら▲同龍△同飛▲9五銀△8五玉▲7七桂打△同馬▲同桂△7六玉▲6五角まで詰みです。

この手順は▲7五桂は見えますが、次の▲7二銀~▲6四龍は見えづらいです。

▲6三飛成に△7三金なら▲8四歩△同玉▲7三龍△同玉▲8五桂△8三玉▲8四歩△同玉▲9五銀で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順の△7三金なら▲8四歩が妙手で△同玉に▲7三龍~▲8五桂が鋭いです。

8五の歩が邪魔駒だったので▲8四歩と消したという意味で、▲9五銀以下は並べ詰みです。

▲8四金に△6二玉なら▲4二飛成で、ソフトの評価値+99991で先手勝勢。

この手順の▲4二飛成で詰むかが気になるのですが△5二歩なら▲5一龍で詰みです。

△5二歩で△5二金でも△5二飛でも▲同龍から並べ詰みです。

これらの手順を見ると▲8四金でも▲8四銀でも詰み手順に大差はなかったです。

最初の局面図から▲7二飛成に△同銀なら▲4二飛成△6二金▲7三金で、ソフトの評価値+99988で先手勝勢。

この手順は▲4二飛成に△6二金と合駒をしましたが、そこで▲7三金が鋭いです。

7三に打つならできるだけ安い駒がいいのですが、歩は2歩で打てませんし▲7三銀なら△同金で手が続きません。

▲7三金に△同玉なら▲8二銀で、ソフトの評価値+99987で先手勝勢。

この手順は金を捨てて△7三玉の形にしてから下から▲8二銀と銀を打つです。。

▲8二銀に△同玉なら▲6二龍△7二銀打▲7三金△8一玉▲7二龍△同銀▲8二銀△9二玉▲8四桂まで詰みです。

▲8二銀に△7二玉なら▲6二龍△同玉▲5四桂△7二玉▲7三金△6一玉▲6二金まで詰みです。

これらの手順より▲7二飛成以下はどれも詰んでいるようです。

自分の棋力ではこれらの手順はとても指せませんが、実戦で少しでも見えるようにしたいです。

飛車を活用して詰ますのが参考になった1局でした。

飛車を下から打って寄せの形を作る

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△8四同玉と金を取った局面。ソフトの評価値+99968で先手勝勢。

この局面は後手玉に即詰みがあったようですが、実戦は▲8五歩と打ったため△7三玉で即詰みはなくなりました。

それでも先手勝勢だったようですが、やはり即詰みがある場合は詰ましたいです。

▲8五歩では▲8二飛がありました。ソフトの評価値+99969で先手勝勢。

この手順は下から飛車を打つ手で、後手は玉を逃げる手と合駒する手があります。

▲8二飛に△7三玉なら▲7二飛成△同玉▲8四桂△7三玉▲8五桂以下詰みです。

この手順の△7三玉で△8二玉なら▲4二飛成以下詰みです。

複雑なのは▲8二飛には8三に合駒をする手になります。

▲8二飛に△8三歩なら▲8五歩△同玉▲7七桂打で、△同馬なら▲同桂以下詰みです。

▲7七桂打に△8六玉なら▲8五金△7六玉▲6六金まで詰みです。

▲7七桂打に△8四玉なら▲8五歩△7三玉▲7二飛成△同玉▲6一銀△8一玉▲8二金△同玉▲4二飛成△7三玉▲7二龍まで詰みです。

▲8二飛に△8三金なら▲8五歩で△同玉なら▲8三飛成△同銀▲9五金以下詰みです。

この手順の▲8五歩に△7三玉なら▲7二飛成△同玉▲4二飛成△6二銀▲6一銀△8一玉▲7二金△9二玉▲8四桂△同金▲8二金△同玉▲6二龍△8三玉▲8四歩△同玉▲9五金△8三玉▲7二龍まで詰みです。

この手順はに▲7二飛成~▲4二飛成でこの形が詰み筋に入っているようです。

△6二銀に▲6一銀△8二玉▲7二金△9二玉で足らないようでも、▲8四桂~▲8二金~▲6二龍の送りの手筋がありました。

このような桂馬の使い方も送りの手筋ではたまに出る手で、後手の金の守りを無力化にしています。

▲8二飛に△8三銀打なら▲8五歩で、ソフトの評価値+99971で先手勝勢。

この△8三銀打は意外と面倒な手で、先手はどこかでどちらかの銀を取る形ですが後手の銀が連結しているので読む量がかなり増えてきます。

この▲8五歩も攻めるならここで、先手は5六の金を寄せに使いたいです。

▲8五歩に△同玉なら▲8三飛成△同銀▲9五金△7六玉▲6六金△8六玉▲9八桂△同馬▲7七銀△8七玉▲7八銀まで詰みです。

この手順の▲9五金は少し指しにくい手ですが、先手は銀と桂馬をうまく使って詰みです。

金はとどめに使えの格言でない手なので形を決めるのは決断がいりますが、先手は自陣の駒の配置がいいので意外と狭い玉だったようです。

▲8五歩に△7三玉は少し複雑になるのでまた別の機会に調べます。

飛車を下から打って寄せの形を作るのが参考になった1局でした。

銀を重たく打って攻めを繋げる

上図は、横歩取り勇気流からの進展で△8七銀と打った変化手順で、ソフトの評価値-19で互角。

実戦は△8七銀で△6四角としたのですが、以下冴えなかったのでソフトの推奨の△8七銀について調べてみました。

対局中は△8七銀は全く浮かばなかったのですが、このような金駒を相手の歩で取れるところに打つのはやや重たい筋で指しにくいところがあります。

打った銀が働くのかとか、銀を取られた後はどのような展開になるのかなど考えることが多いです。

後手の理想的な展開を調べます。

△8七銀以下▲2三歩△7八銀成▲同歩△同龍▲6八香△5五角▲2二歩成△3七角成▲4八銀打△3八歩で、ソフトの評価値-1648で後手優勢。

この手順は△8七銀に▲2三歩の攻め合いですが、△7八銀成~△同龍~△5五角が意外と厳しいです。

▲2二歩成は▲2三歩を活かした手ですが、△3七角成~△3八歩の歩を使った攻めができれば後手優勢のようです。

△8七銀以下▲1五角△7八銀成▲同歩△1二角▲1一飛成△7八龍▲4九玉△6七角成▲5八銀△3八歩▲同銀△7七馬で、ソフトの評価値-1723で後手優勢。

この手順は▲1五角の攻め合いで、▲3三角成が回ってくると後手もうるさいのですが、△7八銀成~△1二角の遠見の角がありました。

先手は金がいなくなったので6七の地点が薄くなったので、一間龍から△6七角成が入ると後手優勢のようです。

△8七銀以下▲6八金△8八銀不成▲6五桂△7九銀不成で、ソフトの評価値-286で互角。

この手順は△8七銀に▲6八金とかわす手で、重たい銀を相手にせず金を自玉に近づける手です。

この場合は後手の銀を△8八銀不成~△7九銀不成と活用するのがいいようで、銀を2回不成にして相手の金に迫る形です。

△7九銀不成以下▲6九金引△8七歩成▲3五角△6二銀▲5六香△9七角で、ソフトの評価値-236で互角。

この手順も▲6九金引とする形が粘り強く、後手の7九の銀を働かせるには△8七歩成とと金を作ることになります。

以下先手は後手玉の頭を狙う形で、後手も△6二銀~△9七角と受けてどうかという展開です。

後手の銀が活用するまでに時間を要しますが、△7八とが間に合う展開になると7九に銀を打った効果があったと言えそうです。

△8七銀以下▲同歩△同歩成▲6八金△7七と▲同金△5五角▲6六角△3七角成▲4八銀△1九馬▲3三角成△7五香で、ソフトの評価値-9で互角。

この手順は▲8七同歩に△同歩成~△7七との展開で、銀と桂馬の交換になります。

後手が少し駒損ですが、先手の金が7七にいるときに△5五角と打つ形です。

この戦型では角を使った攻めがよく出ますので、このような手が見えるようにしたいです。

▲6六角に△3七角成と強く踏み込み▲4八銀に△1九馬と香車を補充します。

△1九馬▲3三角成に△同金なら▲3一龍でどんどん攻め込まれそうですが、ここで△7五香と攻めに転ずるのが面白いです。

自分はつい▲3三角成で読みを打ち切るか△同金と取っても▲3一龍で悪いと悲観しがちですが、3一の銀と3二の金は連携できているので△7五香のような手が生じます。

このようなところは先入観をもったらだめなようで、まず△3三同金と取るだけではないということと、できれば読み筋で▲3三角成に△7五香と打てるようになりたいです。

仕方なく△7五香と打つのでなく読み筋で△7五香と打つ感じです。

自分の棋力ではかなりハードルが高いようですが、少しでも意識したいです。

銀を重たく打って攻めを繋げるのが参考になった1局でした。

自玉を固めて寄せにくい形を作る

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△5六歩と打った局面。ソフトの評価値+2170で先手勝勢。

対局中はだいぶ後手に追い込まれた気がしていましたが、まだこの局面は先手勝勢だったようです。

このあたりの形勢判断が全くできておらず、後手玉に詰めろがかかりにくいというだけでだいぶ形勢を悲観していました。

後手の持ち駒に角角銀とあり後手から攻める形なのと、8筋に飛車がいるので先手から攻めにくいということです

終盤に差し掛かっているので駒割りはあまり関係ありませんが、金金桂桂と角銀の交換だったので先手がやや駒得していたようです。

実戦はどこかで攻めの形を作っておかないとまずいと思い▲8三桂成としました。

実戦は△5六歩以下▲8三桂成△同玉▲4三飛△6三桂で、ソフトの評価値+1240で先手優勢。

この手順は9五に桂馬がいるので後手玉を攻めにくいということで、桂馬を成り捨ててから飛車を打つ展開です。

9五の桂馬がいなければどこかで▲9五金など飛車を攻めることができるので成り捨てたのですが、ソフトの候補手にも上がっていませんでした。

勝勢の局面が優勢に逆戻りするのでは手の精度としてはよくないです。

最初の局面図では先手は攻めるのでなく受けに回るべきだったようです。

この場合の受けというのは相手の攻めをあますような受けだったようです。

▲8三桂成では▲5六同金がありました。

▲5六同金△4七角▲5七金打で、ソフトの評価値+2109で先手勝勢。

この手順は▲5六同金と金が4段目になりますが歩を取る手です。

▲5六同金とすると△4七角と打たれる手がありますので少し迷うところはありますが、5六に攻めの拠点が残ると先手玉が少し狭くなります。

△5六歩に▲5八金引なら△4六角で、ソフトの評価値+1686で先手優勢。

この手順は▲5八金引とすると△4六角と攻め駒を増やしてこれが意外とうるさいようです。

△4六角に▲7一飛なら△8七銀▲6九玉△7九角成▲同玉△4六角で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は△4六角に▲7一飛と攻め合いを目指すと△8七銀~△7九角成~△4六角で先手玉が寄り筋になるので大逆転ということになります。

このような意味で攻め駒を残すと危険なので▲5六同金としましたが、△4七角に▲5七金打と手堅く受けるのが少し見えにくいです。

▲5七金打とすると5八の地点に金が2枚守る形で、先手玉に安心感があります。

また5六の金は6五の地点にも利いているので、将来先手玉は横に逃げても上に逃げても簡単には捕まらないようです。

持ち駒の金は攻めに使いたいようでも受けに使うことで自玉を安全にするということに価値があるようです。

▲5七金打以下△1四角成▲5八金上で、ソフトの評価値+2221で先手勝勢。

この手順は△1四角成と一旦手を緩めて馬を作る形ですが、△6九角のような筋が残っています。

先手は▲5八金上と4九の金を受けに使うのが相手の馬の利きを止める手でした。

6九の地点の馬の利きを止めればさらに先手玉は安全になった感じです。

▲5八金上以下△8七銀▲6八玉△8八銀不成▲同銀△8七歩成▲8三銀△同銀▲同桂成△8六角▲7七桂打△同と▲同桂で、ソフトの評価値+4260で先手勝勢。

この手順は△8七銀から暴れてくる手ですが、△8七歩成の瞬間に▲8三銀と決めにいくのが手の流れのようです。

▲8三同桂成に△8六角と最後のお願いにきますが、▲7七桂打とすれば先手玉は安全なようです。

相手玉が直ぐに寄らない場合は自玉の受けに徹して、相手が駒損承知で動いてきたら持ち駒が増えたところで相手玉に迫るという感覚のようです。

自玉を固めて寄せにくい形を作るのが参考になった1局でした。

△2六歩~△2七歩成と前の手を活かす

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-71で互角。

この局面は以前自分で調べた記憶もあるのですが、整理の仕方も悪いせいかここから同一局面を探すのは大変なようです。

時間をかければ見つかる可能性もあるのですが、そこまでしてまで探すのはどうかと思って再度この局面を調べました。

△2六歩と打った手に▲3七桂と跳ねた手で、本来は△2七歩成として前に指した手を活かしたいのですが手順に▲4五桂と跳ねた手が角取りになるのが気になります。

このような展開になるのはある程度調べておかないと指せない感じで、このような急戦は知らないまま精度の悪い手を指すと一気に形勢に差がつきやすいです。

後手番から横歩取りに誘導しているのでなおさら調べておいた方がいいです。

▲3七桂に△2七歩成▲4五桂△8八角成▲同銀△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩で、ソフトの評価値-107で互角。

この手順は△2七歩成は前の手の△2六歩と活かす手で、手の流れとしては理解しやすいです。

△2七歩成に▲4五桂も自然な手の角取りで、△8八角成と角交換をするのも自然で以下▲同銀と進みます。

▲8八同銀以下△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩と飛車と角がすべて大駒になる展開です。

△7四同歩の局面図は、最初の局面図から△8八角成▲同銀△2七歩成▲4五桂△7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩でも同一局面になります。

すなわち最初の局面図で△2七歩成と△8八角成は。同一局面に進む可能性があるということです。。

自分はこのあたりの指し手の順番がいまひとつ理解できていなかったので、今回整理して少し分かってきました。

なお▲7七銀に△7四飛と飛車交換を目指すのがこの戦型でよくある手で、飛車交換から△7四同歩と進みます。

△7四同歩でお互いの持ち駒に飛車と角がある形で、ここで先手の手番で先に動くことができるのでチャンスです。

後手は2七にと金を作ったのが主張で、このと金が働いて駒得になると後手が有利になりそうです。

そのような意味で形勢は互角のようです。

△7四同歩以下▲5五角△3七歩で、ソフトの評価値-390で後手有利。

この手順は▲5五角と盤上の中央に角を打っての両取りですが、△3七歩と垂らすのが2七のと金を活かす手のようです。

▲5五角は香車の両取りですが、△3七歩と垂らすことで次に△3八歩成とすれば金駒1枚が取れそうです。

△3七歩以下▲9一角成△3八歩成▲同銀△同と▲同金△2九飛▲3九飛△2五飛成▲4六馬△4四歩▲3五馬△同馬▲同歩△4五歩で、ソフトの評価値-379で後手有利。

この手順は▲9一角成と香車を補充する手で、あまり響かないような手でも馬が遠くから先手陣の受けに役立っているようです。

以下△3八歩成から後手は銀を補充する手で、銀と香車の交換になりました。

△2九飛と1段目に飛車を打った手に▲3九飛としましたが、▲3九香なら△2七銀▲同金△3九飛成の筋があります。

よって▲3九飛と自陣飛車を打ちましたが、△2五飛成と桂取りに龍を作って▲4六馬に△4四歩と桂馬を取りにいきます。

以下▲3五馬には△同龍~△4五歩でどうかという展開です。

なお▲5五角では先に▲8二歩と打って△同銀に▲5五角もありそうです。

▲5五角で▲8二歩△同銀▲5五角なら△8五飛▲8六飛△同飛▲同銀△6四角▲1一角成△3八歩▲4八銀△3七と▲5五香△4八と▲同玉△4二銀打で、ソフトの評価値-559で後手有利。

この手順の▲8二歩~▲5五角もよくある手で、この場合は△8五飛が手筋です。

▲8六飛に△同飛~△6四角とします。

△6四角では△7三角もありそうですが、△6四角は5三の地点の補強に役立ってます。

▲1一角成には△3八歩~△3七と~△4八とで銀を取って後手が少し指せているようです。

このあたりは調べればきりがありませんが、実戦ででたらまた調べてみたいと思います。

△2六歩~△2七歩成と前の手を活かすのが参考になった1局でした。

受けから攻めに切り替えるタイミング

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲8五角と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-781で後手有利。

この局面は準王手飛車がかかっていますので後手は受けることになります。

どのように受けるかという形で受け損なうと駒損を回復されますので慎重になりますが、本局の受け方はまずかったようです。

実戦は▲8五角以下△7五金▲6四桂△4三玉▲7四角△同金▲7二桂成△同金▲8三歩成で、ソフトの評価値-638で後手有利。

この手順は△7五金と角取りの先手で受けたつもりで▲7四角とさせるつもりだったのですが、▲6四桂を見落としていました。

以下部分的な駒割りは飛銀と角桂の交換で後手が少し駒損したようです。

最初の局面図の駒割りが飛車と桂馬の交換で後手が駒得していましたので、▲8三歩成の局面でも後手が角と銀の交換で駒得しているようですが、2枚の金の位置があまりよくないのが気になります。

△7五金の受けはソフトの候補手に上がっていましたが4番目位の手だったので、あまりよくなかったようです。

△7五金では△6三金がありました。

△6三金▲7四角△同金▲8三歩成△同銀▲8一飛△7二銀▲9一飛成△5五角▲7三歩で、ソフトの評価値-768で後手有利。

この手順は△6三金と角のラインを止める受け方でした。

金を角に当てて受けるのでなく、角のラインを止めて▲6四桂に△同飛を用意するということでした。

△6三金には▲7四角~▲8三歩成~▲8一飛が手の流れで、△7二銀▲9一飛成に△5五角とすれば龍と銀の両取りで読みを打ち切りそうですがそこで▲7三歩があります。

▲7三歩は次に▲7二歩成なら△9一角▲6一とのような展開になりますが、▲7三歩に△8八角成なら▲7二歩成△同金▲8一龍の馬と金の両取りになります。

そのような意味で▲7三歩にどのように受けるかが問われますが、ここからの手順は自分は浮かびませんでした。

▲7三歩以下△同金▲8五桂△8八角成▲7三桂成△同銀▲7四歩△7六桂で、ソフトの評価値-1764で後手優勢。

この手順は△7三同金と一旦受けに回る手で、そこで▲8五桂に△8八角成とするのがタイミングのようです。

自分は▲7三桂成△同銀▲7四歩にどのように受けるかが見えなかったのですが、そこで△7六桂の攻め合いがありました。

▲7四歩に△6二銀引いて▲6四香のどうするかなどと考えていたのですが、やや受けすぎのような感じでした。

このように自陣ばかり見て受けばかりの手を選択すると、だんだん相手の攻めの手が早くなる可能性があるようです。

どこかで気持ちを切り替えて攻め合いにしないとかえって危険なようです。

▲7四歩に△7六桂ですが、これが詰めろになっているのがポイントでした。

6八の金がいなくなるといつでも△5七香成の筋が生じるのと、先手玉は2筋には龍が利いているのでいけなく意外と狭い玉だったようです。

△7六桂に▲7三歩成なら△6八桂成で、▲同玉なら△7九角▲5九玉△6八銀▲4八玉△5七銀不成▲3九玉△2八金まで詰みです。

△7六桂に▲6九金なら△5七香成▲同玉△7五角で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

△7五角に▲5六玉なら△5五馬▲同玉△6四銀▲4六玉△5五銀打まで詰みです。

この手順の▲5六玉で▲6六香なら△同角▲同歩△同馬▲5八玉△5六香まで詰みです。

この手順の△6六同角に▲5六玉なら△7四銀▲5五歩△6四銀▲4六歩△5五銀▲4七玉△5六銀▲5八玉△5七銀成▲5九玉△7七角成▲同桂△同馬▲6八香△同桂成▲同金△同馬まで詰みです。

この手順の△5六銀に▲同玉なら△5四香▲4七玉△5七角成で詰みです。

△7六桂に▲6九金打なら△6八銀成▲同金△7九銀▲6九香△7五角▲4八金△2八龍▲7三歩成△6八銀成▲同香△5七香成▲同金△3八龍▲4八銀△4九銀▲6九玉△7八金▲5九玉△6九金打まで詰みです。

この手順は△2八龍と敵陣に入った手が詰めろになっているのがうまいです。

やはり△7六桂で先手の受けが難しかったようで、▲7四歩の瞬間に寄せに切り替えるというのが大事だったようです。

受けから攻めに切り替えるタイミングが参考になった1局でした。

最終盤は精度のいい手が求められる

上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△8六歩と突いた局面。ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

対局中は分かってなかったのですが、この局面はかなりの大差だったようです。

まず△8六歩と突いた手が先手玉に詰めろがかかっているかを確認しないといけないです。

後手は大駒3枚あってかなりの戦力で△8七角とか△8七歩成が目につきます。

△8七角や△8七歩成は先手玉への詰めろではありませんでした。

ただし先手が▲4一成銀を指すと△8七角▲8八玉△7六角成で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲4一成銀は詰めろでないので、△8七角~△7六角成と逆に先手玉に詰めろをかける形に形勢が逆転のようで後手必勝です。

そのような意味で先手玉は詰めろではないのですが、甘い手を指すと形勢が逆転する要素があるので先手も精度の高い手が求められます。

本局は受けに回ったためにもつれることになりました。

実戦は△8六歩以下▲8八歩で以下変化手順で△8五飛で、ソフトの評価値+1887で先手優勢。

この手は▲8八歩と受けて△8七角を消して手堅い手だと思っていましたが、△8五飛という手がありました。

この手は8筋の攻めと受けの両方に役立つ手で、ここに飛車を先着されると先手は8筋からの攻めが難しくなります。

△8五飛に▲9七桂打なら△8七角▲6八玉△5七歩▲同銀△同桂成▲同金△4八銀で、ソフトの評価値+2944で先手勝勢。

この手順は▲9七桂に△8七角と打ち込む形で、後手は飛車が取られる前に手を作ろうとする展開です。

厳密には△4八銀の局面も先手勝勢のようですが、評価値が50000だったことを思うとかなり形勢が接近しています。

やはり最終盤では手堅く受けたつもりでも甘い手を指すと形勢を大きく損ねるようです。

このあたりが将棋の難しいところで、初見のような局面で精度のいい手を短い時間で指すというのは意外と難易度が高いです。

最初の局面図は玉頭戦なのでその筋に駒を先着すべきでした。

▲8八歩では▲8二飛がありました。ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手は▲8二飛と8筋に飛車を先着してそれが▲8五金の詰めろになっています。

▲8二飛に△8七角なら▲8八玉△7七角▲同桂△同桂成▲同玉△6五桂▲8六玉△7六角成▲同玉△7五飛▲6六玉△7七飛成▲5六玉で、ソフトの評価値+99967で先手勝勢。

この手順は後手が△8七角~△7七角として先手玉は詰まないようです。

▲8二飛に△8七歩成なら▲同玉△6九角▲7八桂△8六歩▲同玉で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△8七歩成~△6九角と下から迫る手ですが、▲7八桂で後手の手が続かず先手勝勢だったようです。

やはり▲8二飛と攻防の手を指せば先手勝勢だったようです。

なお補足で後手の持ち駒が飛角角だったのですが、これが飛角金なら最初の局面図から△8七角▲8八玉△9八飛▲同香△同角成▲同玉△8七金▲9九玉△9八香まで詰みなので盤上だけでなく相手の持ち駒もしっかり確認する必要があるみたいです。

最終盤は精度のいい手が求められるのが参考になった1局でした。

▲3六歩に△8六歩と歩を合わせる

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲3六歩と突いた局面。ソフトの評価値+47で互角。

自分は基本的に相掛かりは自らしないのですが、相手の指し手によっては後手番なので相掛かりになることがあります。

相掛かりは1手形が違えば全く局面の方向性が変わるような幅の広い戦型で、角換わり腰掛銀のように深く狭くという形になりにくいので作戦の的を絞りにくいです。

そのためつい相手の指し手に習って指すようなことがあります。

本局もそんな感じで、自分があまり目的意識をもって指していないので先手の指し手に合わせて△7四歩としましたが少し危険だったようです。

実戦は△7四歩以下▲2四歩△8八角成▲同銀△4四角で、ソフトの評価値+171で互角。

この手順の▲2四歩を少し軽視していました。

▲2四歩に△同歩もありそうですが▲同飛の形が先手は飛車を縦の横に使える形で、お互いに角道が開いて角交換も可能で△7四歩と飛車のコビンがあいています。

この形は後手が少し気を使いそうなので実戦は先に角交換をして△4四角と打ちました。

部分的にはこの形はある指し方で、これも先手から▲5五角のようなラインを消しながら飛車取りに打つ角です。

△4四角に▲2八飛と▲2三歩成の2つが有力で、これは先手の権利のようです。

じっくり指すなら▲2八飛で、強く踏み込むなら▲2三歩成△2六角▲3二と△同銀▲5五角△7三桂▲1一角成△2八歩などもありそうです。

△4四角に▲2八飛と引かれても後手は4四の角が働くかどうか微妙なのでこのあたりは難しいです。

△7四歩と突いたことで先手に仕掛けるチャンスを与えたという意味で少し危険だったようです。

△7四歩では△8六歩がありました。

△8六歩▲同歩△同飛で、ソフトの評価値+10で互角。

この手順は▲3六歩と一瞬先手の飛車の横の利きがなくなったので△8六歩と合わせる手です。

△8六同飛に▲3七銀なら△8八飛成▲同銀△同角成▲同金△4四角▲8三歩△8八角成▲8二歩成△9九馬▲7二と△同金で、ソフトの評価値-41で互角。

この手順は▲3七銀と攻めの方に手を指すなら△8八飛成~△同角成~△4四角があります。

この展開は後手有利まではいかないものの、互角を保って馬を作っている形なのでいい勝負のようです。

△8六同飛に▲3五歩なら△同歩▲3七銀△9四歩▲3八金△9五歩▲2二角成△同銀▲8八銀△7四歩で、ソフトの評価値+56で互角。

この手順は▲3五歩の突き捨てで先手の飛車の横利きを通す受け方で、△7六飛の筋を消しています。

後手は△同歩として以下互角の戦いですが、後手の1歩得がどの程度の効果になるかとという形のようです。

△8六同飛に▲8七歩なら△7六飛▲2二角成△同銀▲7七歩△7五飛▲8二角△6四角▲3七銀△7四歩で、ソフトの評価値-156で互角。

この手順は▲8七歩なら△7六飛と横歩を取る手があり、先手は角交換をして▲7七歩~▲8二角はよくある形ですが、先手は▲3六歩と突いている形なので△7五飛~△6四角~△7四歩の受けがありました。

これらのどの展開も後手有利にはなりませんが、▲3六歩に△8六歩と合わせるのは横歩取りの戦型でもよくある手なので応用が効きそうです。

△8六歩と合わせて相手の手を見るというのも将棋の幅広い指し方のようです。

▲3六歩に△8六歩と歩を合わせるのが参考になった1局でした。