入玉形の玉を寄せる


上図は、角換わりからの進展で△2七玉とした局面。ソフトの評価値+2934で先手勝勢。

▲1七角と王手をした手に2六の玉が△2七玉とした形です。

入玉形は滅多になく玉を寄せるのが大変なイメージですが、この局面は先手勝勢だったようです。

しかし対局中はうまい手が見えませんでした。

実戦は△2七玉以下▲2六金△3八玉▲3九馬△4七玉▲5九桂△5八玉▲6七龍△同龍▲同桂で、ソフトの評価値-2516で後手勝勢。

この手順は▲2六金は冴えないと思いながらも他の手が見えなかったので仕方なく打ったのですが、最後の▲6七同桂の局面は後手勝勢のようです。

▲6七同桂には△8八成桂として▲同玉なら△7八金以下詰みです。

△8八成桂に▲3八飛△6九玉▲8八玉としても△7九銀▲7七玉△6八銀打▲6六玉△6四銀で、ソフトの評価値-3140で後手勝勢。

最初の局面から数手で先手勝勢から後手勝勢になるので、最終盤の指し手の精度というのはかなり大事なようです。

このような局面をうまくまとめられればいいのですが、まだまだなようです。

▲2六金では▲3九桂がありました。

▲3九桂△3八玉▲2八金△4九玉▲6七馬△同龍▲同龍で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は▲3九桂と王手をする手で△3八玉に▲2八金が見えにくいです。

対局中は▲3九桂は浮かんだのですが、▲2八金が見えなかったので断念しました。

▲2八金に△4九玉ですが、▲6七馬と銀を取って王手をする手がありました。

以下清算して▲6七同龍とした形が先手玉に即詰みはありません。

▲6七龍に△8七金としても▲同龍で先手玉は詰みません。

また後手玉は次に▲5八銀からの詰みがあります。

▲6七同龍以下△5八銀なら▲6九飛△5九銀打▲3八銀△4八玉▲2六角で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順の△5八銀は敵の打ちたいところに打ての手ですが、▲6九飛の自陣飛車の王手がありました。

▲6九飛に△同銀不成なら▲同龍△4八玉▲4九銀△5七玉▲5八龍△6六玉▲7七銀打△6五玉▲5四龍まで詰みです。

よって▲6九飛に△5九銀打と合駒をしますが、▲3八銀~▲2六角がありました。

最後に1七の角が働く形で、後手は合駒をすることになります。

▲2六角以下△3七桂▲同銀△4九玉▲5九飛△同玉▲4八銀△4九玉▲3八銀まで詰みです。

この手順の▲3七同銀に△3九玉なら▲4八銀△2八玉▲1七龍△3八玉▲3九歩△4九玉▲5九飛△同銀成▲3八銀△5八玉▲5九銀△6九玉▲6七龍まで詰みです。

この手順は▲4八銀に△2八玉と金を取らせるのが少し指しにくく、▲1七龍の後の▲3九歩もなかなか見えません。

入玉形は歩を使えないことも多くどうしても読みから外しやすいのですが、▲3九歩に目が行くようにしたいです。

この手順もかなり難しく実戦だったら指せない気もしますが、▲4八銀~▲1七龍~▲3九歩が見えるかどうかが鍵のようです。

入玉形の玉を寄せるのが参考になった1局でした。