上図は、角換わりからの進展で▲5七歩に△5五玉とした局面。ソフトの評価値-96で互角。
後手玉が5六の玉の形のときに▲5七歩と王手をして△5五玉と引いた形です。
△5五玉で△5七同飛成とするのは▲同馬△同玉▲6七飛打で、ソフトの評価値+99987で先手勝勢。
対局中は△5七同飛成とはしないだろうと思っていましたが、△5七同飛成には清算してから▲6七飛打で以下詰みだったようです。
自分は詰み筋は考えても分かりませんでした。
▲6七飛打以下△5六玉▲5七歩△4六玉▲4七歩△3七玉▲2七金△同玉▲2八飛△3七玉▲4八銀まで詰みです。
この手順は▲6七飛打とするのが急所で、同じ列に飛車を重ねて打つのが少し見えにくいです。
先手は歩が2枚あるので▲5七歩とか▲4七歩とと叩くことで飛車に近い玉にするのがうまいです。
また▲2七金~▲2八飛も少し見えにくく、▲2八飛に△1六玉は▲4四角で詰みです。
このような手順を短い時間で分かるようになればいいのですが、まだまだのようです。
よって▲5七玉に△5五玉と引いたのですが、次の手が疑問だったようです。
△5五玉以下▲6三飛成△6五銀で、ソフトの評価値-633で後手有利。

この手順の▲6三飛成は次に▲5四龍△4六玉▲5六龍までの詰めろです。
普通詰めろをかける手が悪手というのは少ない認識だったのですが、本局は△6五銀という詰めろ逃れの手がありました。
△6五銀は5四の地点に利かした手ですが、これで後手有利になったようです。
△6五銀に▲5六歩の王手は先手の玉が取られますので無効です。
△6五銀に▲3八馬なら△5七飛成▲8七銀△8八銀以下詰みです。
△6五銀に▲4八馬なら△4六飛成▲2八角△3七桂▲3六金△8五桂▲同歩△8六銀▲同玉△7六龍▲9七玉△8六金▲9八玉△8八成桂▲同玉△8七金▲8九玉△7八龍まで詰みです。
この手順の△4六飛成は何気に△8五桂からの先手玉の詰めろになっていたようで、龍の利きがよく通ってます。
この△6五銀と打った形が△7六龍を作っているので、△6五銀は攻防の手だったようです。
▲6三飛成では▲4八馬がありました。
▲4八馬△4六飛成▲2八角△3七桂▲3六金で、ソフトの評価値-323で後手有利。

この手順は▲4八馬~▲2八角として遊んでいる角を活用します。
△3七桂の合駒に▲3六金とするのが鋭くこの瞬間に△8五桂も少し気になります。
▲3六金△8五桂▲同歩△8六銀▲同玉△7五銀▲9七玉△8六金▲9八玉△8八成桂▲同玉△7七金▲7九玉△6八金▲同銀△7六龍▲7八歩で、ソフトの評価値+2304で先手勝勢。
この手順はややうまくいきすぎですが、△8五桂から後手が迫ってきた形です。
後手の駒が少し足りないように見えても意外と手が続くようで、全く油断できません。
△7七金に▲同玉なら△7六龍▲8八玉△8七銀以下先手玉は詰みです。
また最後の▲7八歩で▲7七歩なら△8九飛▲7八玉△6九銀▲8九玉△8七龍▲8八金△7八銀成まで詰みです。
このような手順も直ぐに見えないのですが、少しでも実戦で読めるようにしたいです。
よって△8五桂からの手順は後手が少し無理なので、▲3六金には△同龍▲3七馬△同龍▲同角△4五玉▲6五飛で、ソフトの評価値+470で先手有利。
この手順は3七の地点で清算してから▲3七角が王手になるのが大きく、先手が少し指せているようです。
まだ難しいところはありますが、▲6三飛成とするよりはるかによかったようです。
遊んでいる角を活用するのが参考になった1局でした。