詰まし方によって難易度が変わる


上図は、角換わりからの進展で▲3八同玉としてと金を取った局面。ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

対局中は先手玉が詰んでもおかしくないと思っていましたが、詰み筋は分かりませんでした。

無理に先手玉を詰ましにいかなくても後手玉は安全なので確実に攻めていってもいいのですが、詰みがある場合は詰ましたいという感じです。

相手玉を詰ましにいくのでなく、自玉の詰み筋を考えるので逆の見方になるのですが、これも将棋の読み筋を鍛える勉強になります。

ぱっと見で△4七銀成とか△4七銀不成とか△4七角が見えますが、どれもそれなりに難しく手数がかかりそうです。

このような局面で詰み筋が直ぐに分かればすごいのですが、自分の棋力ではまだまだのようです。

まず△4七銀成で調べます。

▲3八同玉以下△4七銀成▲2九玉△3七桂▲1八玉△4八龍で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

まず△4七銀成に▲2七玉なら△3七成銀以下詰みなのが、銀成にした場合の効果です。

よって△4七銀成に▲2九玉として△3七桂は見えるのですが、▲1八玉に△2九角も気になります。

△2九角に▲2八玉なら△3八成銀▲2七玉△4九桂成▲3六玉△3七龍まで詰みです。

しかし△2九角には▲2七玉で以下△3八角成▲1八玉で先手玉は不詰みです。

よって△4八龍ですが、ここで先手は▲2七玉と▲2八銀と▲2八角が気になります。

△4八龍に▲2七玉なら△3八龍▲3六玉△4九桂成まで詰みです。

△4八龍に▲2八銀なら△2九角▲2七玉△3八龍▲3六玉△4六成銀▲同玉△4七龍▲3五玉△4五龍まで詰みです。

この手順は△4六成銀を発見できるかどうかで難易度が変わってきます。

△4八龍に▲2八角なら△2九角▲1七玉△2八龍▲同玉△3九角▲2七玉△3八角成▲3六玉△4六成銀▲同玉△5七角成▲3六玉△4七馬寄▲3五玉△2三桂まで詰みです。

この手順は△3九角と△4六成銀を発見できるかどうかで難易度が変わってきます。

△4七銀成を選択した場合は、将来△4六成銀と成銀を引いて活用できるのが詰み筋の発見になるようです。

今度は△4七銀不成について調べます。

▲3八玉以下△4七銀不成▲2九玉△3七桂▲1八玉△4八龍で、ソフトの評価値-9990で後手勝勢。

△4七銀不成に▲2七玉なら△3六銀成▲同玉△5八角以下詰みなのが、銀不成にした場合の効果です。

よって△4七銀不成に▲2九玉として△3七桂は見えるのですが、▲1八玉に△2九角も気になります。

実は△2九角でも以下▲2七玉△3八角成▲1八玉△2九馬▲2七玉△3八銀不成▲3六玉△4七龍▲3五玉△2三桂まで詰みです。

▲1八玉に△4八龍と桂馬を取る手でも詰みのようです。

△4八龍に▲2八銀なら△2九角▲2七玉△3八龍まで詰みです。

△4八龍に▲2八角なら△2九角▲1七玉△2八龍▲同玉△3九角▲2七玉△3八角成▲1八玉△2八角成まで詰みです。

この手順は△3九角を発見できるかどうかで難易度が変わってきます。

結局△4七銀成でも△4七銀不成でも先手玉は詰みでしたが、どちらかというと△4七銀不成の方が詰ましやすい感じです。

なおソフトの推奨手も△4七銀不成でした。

なお▲3八同玉に△4七角でも詰みだったので主要な変化だけまとめます。

△4七角に▲3九玉なら△4九銀成▲同玉△3七桂▲3九玉△2九角成まで詰みです。

△4七角に▲2七玉なら△3六角成で▲同玉なら△4七龍▲3五玉△2三桂まで詰みです。

よって△3六角成に▲2八玉としますが、△3七龍▲2九玉△2六龍▲同角△2八歩▲同玉△2七金▲3九玉△3八歩▲2九玉△1七桂▲同香△1八金▲3八玉△4七銀成▲4九玉△2七馬▲5九玉△5八歩▲6九玉△7七桂▲6八玉△5七成銀まで詰みです。

この手順は長手数の上に捨て駒もあるのでまず指せませんが、これも詰みだったようです。

結局△4七銀成でも△4七銀不成でも△4七角でも以下詰みだったのですが、詰まし方によって難易度が変わってくるので、やはり初手の選択は大事だったようです。

できれば直感で△4七銀不成を選択できるように棋力を向上したいです。

詰まし方によって難易度が変わるのが参考になった1局でした。