上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で変化手順から▲5八玉と逃げた局面。ソフトの評価値-3157で後手勝勢。
後手が△5六銀成としたときに5七の玉が▲5八玉と引いた形です。
評価値は後手勝勢になっていますが、ここからどのように先手玉を寄せるかという形です。
自分は最近、優勢や勝勢の局面からどのようにまとめるかというのが興味があって、自分が予想していた指し手とソフトの指し手はほとんど一致しません。
自分が指すと踏み込んだらいけないタイミングで踏み込んだり、踏み込んで攻めればいいところをぬるい手を指すケースがほとんどです。
自分の読み筋は▲5八玉以下、△4六角▲6九玉△4七桂成▲5八歩でどうかなどと考えていました。
▲5八歩以下の指し手が頭で浮かばなかったのですが、ソフトは▲5八歩以下△同成桂▲同玉△7七飛成▲同桂△5七成銀▲4九玉△5八角▲3九玉△3八歩▲同玉△4七角成▲2七玉△3七角成▲1六玉△1五銀まで詰みです。
この手順は△5八同成桂が見えておらず、以下△7七飛成~△5七成銀~△5八角もまず実戦では浮かばないです。
自分の読み筋のもう1つは▲5八玉以下、△4六角▲6九玉△4七桂成▲6七銀でどうかなどと考えていました。
▲6七銀以下△同成銀▲同金△5八銀▲7八玉△6七銀成▲同玉で面倒だなと思っていました。
よく見ると△5八銀に▲7八玉なら△7九角成▲同玉△6七銀成があったのですが、このような手も見えてないのはいまひとつ筋が悪いです。
ソフトは▲6七銀以下△7七飛成▲同金△6七成銀▲同金△8七角▲7八飛△5八銀まで詰みです。
▲6七銀には△7七飛成からの寄せがあったようで、△6七成銀~△8七角があれば以下詰みでした。
このようなところを見ると自分の寄せはまだまだで、いくら勝勢でも精度のいい手が指せないとまとまらない終盤になってしまいます。
なお最初の局面図からソフトは△4七桂成を推奨していました。
△4七桂成▲6九玉△7四飛で、ソフトの評価値-3523で後手勝勢。

この手順の△4七桂成は王手なので▲6九玉としますが、次の△7四飛は全く気がつきませんでした。
自分はこのようなときに相手玉の近くばかり見ていることが多いのですが、飛車を引いて銀取りにするというのが盲点でした。
ぱっと見ぬるいようでも、後手に銀が入ればこの手も有力で△5八銀以下の詰みです。
△7四飛以下▲3三銀成△同銀▲6八金△7六歩で、ソフトの評価値-4126で後手勝勢。

この手順は▲3三銀成は仕方ないのですが、▲6八金に△7六歩という手が全く浮かびませんでした。
△7六歩では最初は△6七銀でどうだろうかなどと考えていましたが、△6七銀はソフトの候補手にも上がっていませんでした。
△6七銀なら▲3三角成△同金▲7四飛で、ソフトの評価値-2357で後手勝勢。
この手順は▲3三角成~▲7四飛と飛車をす抜くてがあったので論外ですが、このようなことも終盤であるので油断できません。
▲6八金には△7六歩と打つのが手堅く、飛車のす抜きの筋を消せば後手が安心して攻めることができます。
△7六歩以下▲8八角△6七銀▲5九金△4六角で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。
この手順は▲8八角とすることで6八の地点の利きが1枚減りました。
▲8八角には△6七銀が詰めろで▲5九金には△4六角と数の攻めで後手勝勢です。
これらの手順を見ると勝勢の局面でも△7四飛とか△7六歩と力をためた手を指すことがあり、そこら辺の見極めができるようにしたいです。
勝勢の局面でも力をためた手を指すのが参考になった1局でした。