上図は、角換わりからの進展で△1三歩と打った局面。ソフトの評価値+542で先手有利。
先手が▲1一龍と王手をした手に△1三歩と打って受けた形です。
駒割りは飛車と角桂の交換ですが、先手が攻めているのと自玉が安全なので先手が指せているようです。
ただし、先手は歩切れでやや攻めが細い形なのでうまく攻めないと攻めが途切れてしまいそうです。
実戦は△1三歩以下▲1二龍で以下変化手順で△1六角▲4八飛△2七角成で、ソフトの評価値+38で互角。
この手順は▲1二龍と2三の地点に駒を利かせて力をためてつもりだったのですが、△1六角~△2七角成ともたれるような指し方でどうかという展開です。
△2七角成に対して先手は▲2三と△同金▲1五歩が狙い筋ですが、△2四玉とされて以下▲2五香△同玉▲2三龍△2四歩で、ソフトの評価値-2で互角。
この手順は先手はと金と香車を渡す代わりに金を入手する手ですが、△2四歩とされるとまだ寄り筋はなさそうです。
先手はできればもう少しうまい攻め筋を探したいです。
▲1二龍では▲3九飛がありました。
▲3九飛△1七角▲3八飛△2八成香▲1八香で、ソフトの評価値+404で先手有利。

この手順は▲3九飛と飛車を3筋に回って次に▲3五飛を狙う手です。
後手は△1七角と打って飛車取りと3五の地点を守る手で自然な手ですが、▲3八飛△2八成香に▲1八香と打つ手がありました。
この展開は▲1八香と打つ手が見えないと指せない手の流れでした。
飛車取りなので飛車が逃げる手が浮かびそうですが、諦めずに手を探すと▲1八香にたどり着くようです。
▲1八香以下△3八成香▲1七香△1六香▲3一龍で、ソフトの評価値+572で先手有利。

この手順は後手は△3八成香と飛車を取ったのですが、▲1七香が角を取って王手になります。
▲1七香に△1六香としましたが、そこで▲3一龍が少し浮かびづらいです。
取れる駒が当たっているときに取らずに別の手を指すというのが、なかなか浮かびづらいです。
▲3一龍で▲1六香△同角▲1九香としても△2九飛の王手で香車を抜かれてしまいます。
先手は1段玉なので飛車を渡す攻めは制約があります。
よって▲3一龍としたのですが、△2四金と△2四玉が気になります。
▲3一龍に△2四金なら▲1六香△同角▲2三とで、ソフトの評価値+1046で先手優勢。
この手順は△2四金なら▲1六香に△同角がやや甘い手で、この場合は▲2三とがありました。
▲2三とに△同玉なら▲4一角、▲2三とに△同金なら▲3五龍という感じです。
▲1六香に△2五玉なら▲3八銀△3九飛▲4九角で、ソフトの評価値+936で先手優勢。
この手順は飛車を渡して△3九飛には▲4九角が打ちづらいのですが、これで先手指せているようです。
▲3一龍に△2四玉なら▲1六香△同角▲8八玉△1九飛▲5一角△4二香▲6二角成△同銀▲2六金△3四角打▲4二龍で、ソフトの評価値+664で先手有利。
この手順は▲1六香△同角は自然ですが、次の▲8八玉が落ち着いた手のようです。
ここに入城すると飛車の王手がかからないので攻めに専念することができます。
以下▲5一角と下から攻める手で、金を入手して▲2六金として先手が指せているようです。
これらの手順を調べると結構難しい手が多く実戦では多分指せないと思いますが、少しでも精度のいい手を指して攻めが繋がるようにしたいです。
飛車を逃げずに香車を打ち返すのが参考になった1局でした。