金を捨てる筋で詰ます


上図は、先後逆で先手三間飛車からの展開で△3七桂と打った局面。ソフトの評価値-99983で後手勝勢。

△3七桂では△3九龍の方が分かりやすい詰みだったのですが、実戦は△3七桂と指しました。https://shogiamateur.com/?p=69598&preview=true

△3七桂をなぜ選択したかというと、最初は△3九龍からを考えたのですが詰み筋が分からなかったので時間稼ぎのつもりで△3七桂と指しました。

▲同歩で△3九龍としてどうかなどと考えていたのですが、ここからは全く思っていない展開になりました。

なお△3七桂に▲同歩なら△3九龍▲同玉△4八銀で、ソフトの評価値-99981で後手勝勢。

この手順の▲3七同歩は変化手順ですが、△3九龍~△4八銀の筋がありました。

△4八銀に▲2九玉なら△3九金▲1八玉△2九角▲2七玉△3七歩成▲1六玉△3八角成まで詰みです。

この手順は△3九金が指しにくい手ですが、△2九角~△3七歩成の筋で詰みです。

△4八銀に▲同玉なら△6八龍▲5八歩△5七角▲3八玉△5八龍▲2七玉△3七歩成▲同玉△4八角成▲2七玉△3七金▲1六玉△3八馬まで詰みです。

この手順は△6八龍からの一間龍の筋で△5七角以下詰みですが、△3七金~△3八馬というのが浮かびづらいです。

おそらくこの筋も実際の対局だったら詰ませられないような気がしますので、このあたりが短時間で分かりように棋力を上げたいです。

なお実戦は△3七桂に▲1八玉だったのですが変化手順で△2七金で、ソフトの評価値-99986で後手勝勢。

この手順の▲1八玉は△3九龍が王手にならない逃げ方でこの手をうっかりしていたのですが、△2七金以下即詰みでした。

△2七金▲同玉△3五桂▲1八玉△2七角▲2八玉△3九龍▲同玉△7九龍▲4八玉△3八角成▲同玉△4九龍▲2八玉△2九龍まで詰みです。

この手順は△2七金と金を捨ててから△3五桂という筋で、玉を下段に落とします。

以下△3九龍~△7九龍で龍で玉を追う形で、▲4八玉に△3八角成~△4九龍が少し見えづらいです。

短手数でいうとこの詰まし方が分かりやすいようで、△3八角成では△6八龍の一間龍の筋が自然でこれでも詰みだったですが、▲5八飛とされると手数が伸びるようです。

なお実戦は△2七金で△2九角としたため、ソフトの評価値±0で互角。

将棋は最終盤で詰ませられるかどうかがかなり大事で、本局のように詰ませられないと手数が伸びて逆転するということになります。

実戦で詰みかどうか分からないのに詰ましにいくというのも少しおかしいので結局平凡な手を選択することになるのですが、その手が甘いと形勢が振り出しになります。

詰み筋をたくさん覚えて数をこなしていくしかなさそうです。

金を捨てる筋で詰ますのが参考になった1局でした。