上図は、横歩取り青野流からの進展で▲2七飛とと金を取った変化手順で、ソフトの評価値+47で互角。
横歩取り青野流は激しい変化になり、一時的に少し見慣れない駒組みになることがあります。
▲2七同飛とした形の2七にいる飛車の位置がやや見慣れないのと、2八に歩がいる形も少ないです。
▲2七同飛は歩越し飛車なので飛車の利きがやや狭いです。
そのような意味で後手は飛車に目をつけて動いていくことが考えられます。
▲2七同飛以下△4四角▲2五飛△7七角成▲同金△同飛成▲8八角△6八金で、ソフトの評価値+13で互角。

この手順の△4四角は次に△7七角成と、△2六歩▲3七飛△5五角▲3八飛△2七歩成▲同歩△1九角成の2つの狙いがあります。
両方の狙いがあるので先手がまずいのかというと意外にもそうでもないようで、▲2五飛が軽い手のようです。
▲2五飛は△2六歩の飛車取りを先に受けた手ですが、△7七角成とされるとぱっと見で先手が失敗しているようにも見えます。
△7七角成▲同金△同飛成には▲8八角が狙いの受けで、▲8八角に△7六龍なら▲2二角成で、ソフトの評価値+890で先手優勢。
▲8八角に△同龍なら▲同銀で、ソフトの評価値+157で互角。
▲8八角には後手は龍を逃げても角を取ってもはっきりしないのですが、△6八金がありました。
△6八金のような手は先手からするとうっかりしやすい手です。
△6八金以下▲4八玉△7九龍▲同角△同金で、ソフトの評価値-10で互角。

この手順の△6八金に▲同銀なら△8八龍▲6六角△3三桂で、ソフトの評価値-297で互角。
先手は2五に飛車がいるのでいつでも△3三桂とする手が飛車取りになります。
この手があるので先手も▲8八同銀~▲6六角は選択しづらいようです。
よって△6八金には▲4八玉として以下7九の地点で清算する形です。
△7九同金の時点の駒割りは、飛車と金銀桂の3枚替えになっています。
金駒2枚を含む3枚替えは、普通は後手の方が駒得が大きく後手有利のようなイメージがあります。
ただし、先手の手番なのと大駒2枚を持ち駒にしているので意外といい勝負のようです。
この局面図を見て思い出したのですが、自分もだいぶ前に先手をもって実戦で指したことがありました。
ブログの記録には残っていると思いますが、この局面も以前自分は調べた記憶があります。
もう少しブログを整理しておいた方がよかったかもしれません。
△7九同金以下▲8二歩△同銀▲8三歩△7一銀で、ソフトの評価値-68で互角。
この手順は▲8二歩~▲8三歩とする手で、△同銀には▲8二歩がありますので△7一銀としますがこれでいい勝負のようです。
後手3枚替えで駒得もいい勝負だったのが参考になった1局でした。