桂馬のかげに自陣角を打つ

上図は、角換わりからの進展で△1五同歩とした局面。ソフトの評価値+127で互角。

この局面を後から調べて分かったのですが、先手は3歩損をしていました。

2歩損というもそれなりに歩が少ないという印象ですが、50手位しか進んでいないのに3歩損というのは滅多にない感じです。

最初の3筋の歩を突き捨てて1歩損で、2筋の歩を交換して▲3三歩と垂らしてその歩を取られて2歩損で、1筋の歩を突き捨てて3歩損という展開です。

普通3歩損もしていれば少し指しにくいのかと思うのですが、この局面は互角だったようです。

実戦は▲5三桂成だったのですが、以下変化手順で△同玉▲3四歩△5二玉▲3三歩成△同銀で、ソフトの評価値-205で互角。

この手順は▲5三桂成と5筋の歩を入手してから▲3四歩と打つ形です。

手の流れからいえば先手は駒を取る手があるので気持ちがいいです。

ただしこの手順には盲点があったようで、▲5三桂成には△同玉とする手がありました。

ぱっと見3段玉というのは少し危険な感じがするのですが、▲3四歩と打った手に△5二玉と引いています。

後手玉の位置が△4二玉~△5三玉~△5二玉というルートでおさまったのですが、この△5二玉型になるのが後手として価値が高かったようです。

後手玉が△4二玉の形だと、3三の銀と3一の飛車がいなければ▲3四桂という筋が生じます。

そのような意味で△5二玉と3筋から少し遠ざかる位置にすることで、先手からのあたりが弱くなるようです。

先手の理想としては将来▲4五桂と打った手が金駒の両取りになればいいのですが、5三の地点に駒がいないとこの筋になりません。

また先手は5筋に歩があるので▲5三歩のような叩きの歩が打てません。

互角の範疇とはいえ先手の評価値が下がったのはこのような理由かと思っています。

▲5三桂成では▲6七角がありました。ソフトの評価値+109で互角。

この手順は▲6七角と自陣角を打つ手です。

4五の桂馬は自分から捌くのでなく、相手に取らせるのも含みにしているようです。

攻めることを考えると桂馬を捌いて王手をするのが気持ちがいいのですが、それをぐっとこらえて力をためるようです。

この▲6七角は4五の桂馬のかげに隠れた手ですが、4五の桂馬がいなければ▲2三角成と角を捌く手があります。

2三の地点は後手にとって弱い形なので、▲2三角成の筋を避けるなら事前に受ける必要があります。

▲6七角に△4五桂なら▲同歩△3三銀▲4四歩△同歩▲2三角成で、ソフトの評価値+225で互角。

この手順は後手から桂馬の交換をしてきたのですが、▲4五同歩~▲4四歩で先手の角の利きが通るので▲2三角成が実現します

ただし、形勢は互角のようです。

▲6七角に△2一飛なら▲1五香△同香▲3四歩△4五桂▲同歩△5五銀▲5六歩で、ソフトの評価値+70で互角。

この手順の△2一飛は受け一方の手で指しにくいのですが、先手は香車を捨てて▲3四歩と打つ手がありました。

以下▲5六歩とすれば銀が取れる形で先手もまずまずのようです。

▲6七角に△5四歩なら▲5三桂成△同玉▲2三角成で、ソフトの評価値+132で互角。

この△5四歩は価値の高い手で、将来△5三銀と銀を引く含みがあります。

△5四歩に▲5三桂成は空成りの桂馬なので見えづらいのですが、▲2三角成を実現することができます。

ただし、形勢は互角のようです。

▲6七角に△3六歩なら▲3三桂成△同銀▲3六銀△5二玉▲2三角成△同金▲同飛成△1四角▲2六龍で、ソフトの評価値+243で互角。

この手順は△3六歩には▲3三桂成~▲3六銀とします。

△5二玉の早逃げに▲2三角成としますが、△同金~△1四角の受けでいい勝負のようです。

これらの手順を見ると▲6七角は結構有力だったようです。

桂馬のかげに自陣角を打つのが参考になった1局でした。

後手の3筋逆襲に対抗する指し方

上図は、角換わりからの進展で△3一飛とした局面。ソフトの評価値+41で互角。

後手の△2二金△3一飛△4二玉の駒組みはやや異形なので指しにくく、玉と飛車が接近しているので力のいる指し方です。

この指し方は事前に知ってないと指せないような駒組みですが、先手から見ると1歩損でいつでも△3六歩~△3七歩成の筋があるので攻める方にもプレッシャーがかかります。

特に3筋を突破されると後手に入玉を狙われるようなケースもあり、先手は攻めが途切れるような展開は避けたいです。

ここで先手の手番ですが、後手から次に△3六歩と伸ばしてくることもあるので次の手は重要です。

実戦は▲3三歩△同桂だったのですが、以下変化手順で▲6七角△4五桂▲同歩△3三銀▲4四歩△同歩▲2三角成△同金▲同飛成△3四角▲2六龍で、ソフトの評価値+345で先手有利。

この手順はとりあえず▲3三歩と相手の飛車の筋を一時的に止めた手で、相手の手を見て次に指し手を決めようと思っていました。

実戦は△同桂だったのですが、そこで変化手順で▲6七角と打つ手があったようです。

▲6七角は自陣角ですが、相手の2三の地点を遠くから睨んでおり意外とうるさい形のようです。

△4五桂には▲同歩として、以下▲4四歩~▲2三角成として狙いは分かりやすいようです。

ただし、▲3三歩には△8一飛と8筋に飛車を戻る手があったようで、後手はいいタイミングで△3三桂と歩を取る筋がありました。

△8一飛以下先手が戦いの争点を見つけることができるかどうかという形で、手詰まりになるこも知れません。

先手の▲3三歩というのは切り札みたいな手なので、少しタイミングを外すのはあったようです。

▲3三歩では2通りの手がありました。

1つは▲3三歩で▲4八金です。

▲4八金△3六歩▲3三歩で、ソフトの評価値+27で互角。

この▲4八金は1手ためる手で、3七の地点の補強です。

後手が△3六歩と伸ばしたときに▲3三歩と切り札の歩を使います。

後手が3六に歩を伸ばしたことで、将来▲3六銀と歩を取り返すことができそうなのが狙いです。

ただし、ここで後手の手番なので気になる手がいくつかあります。

▲3三歩に△同桂なら▲3六銀△3四歩▲3三桂成△同銀▲2五銀△6五歩▲4五桂△4四銀▲3三歩で、ソフトの評価値+533で先手有利。

この手順は△3三同桂なら▲3六銀と歩を補充できるのが大きいです。

後手は△3四歩の辛抱ですが▲3三桂成~▲2五銀と銀を攻めに活用するのが興味深いです。

△6五歩は攻め合いに出たのですがやや甘い手だったようで、▲4五桂~▲3三歩と攻めの拠点を作って先手が指せているようです。

▲3三歩に△3七歩成なら▲同金△4八角▲3八金△5七角成▲8八玉△4七馬▲同金△3八銀▲2八飛△4七銀成▲3四角△2四金▲同飛△同歩▲2三歩で、ソフトの評価値+255で互角。

この手順は△3七歩成~△4八角で金の裏から角を打つ手で、以下△5七角成~△4七馬~△3八銀で角と金銀の交換の2枚替えを目指す手です。

普通は2枚替えは2枚持っている方が駒得ですが、この場合は▲3四角と打つのが意外とうるさい手のようで△2四金には▲同飛~▲2三歩でどうかとい展開です。

もう1つは▲3三歩で▲2六飛です。

▲2六飛△3六歩▲同飛△同飛▲同銀△3九飛▲8八玉△3六飛成▲7一飛△6一銀▲9一飛成で、ソフトの評価値+184で互角。

この手順は▲2六飛に△3六歩と突くと▲同飛で飛車交換になる形ですが、これで先手も指せるとは驚きました。

飛車交換をして△3九飛と打つと王手銀取りになるのですが、▲8八玉と入城して△3六飛成に▲7一飛が意外とうるさいようです。

▲7一飛に△3八龍なら▲5一角で以下△5二玉なら▲6二角成△同玉▲6一金以下後手玉は詰みです。

よって▲7一飛に△6一銀と打って壁を作る受け方で、以下▲9一飛成で香車を取り返します。

駒割りは銀と香車の交換でやや先手が駒損ですが、4五に桂馬がいるので後手に逃げ道を塞いでいます。

以下△4六龍としても▲4七香で簡単に桂馬が取られませんので、先手は敵陣に角を打ってどうかという形です。

▲4八金でも▲2六飛でもそれなりにいい勝負のようで、このあたりは手が広かったです。

後手の3筋逆襲に対抗する指し方が参考になった1局でした。

後手の3筋逆用の手順

上図は、角換わりからの進展で△4四銀とした局面。ソフトの評価値-63で互角。

先手が3筋の歩を突き捨ててから▲4五桂と跳ねた手に△4四銀としました。

先手が▲4八銀▲5八金型の場合はこのような攻めがあるのですが、自分の場合は先手をもっても後手をもってもとりあえずこの形を目指すことが多いです。

3筋の歩の突き捨てから▲4五桂の筋が難しそうな場合は、▲4七銀として次の駒組みを目指す感じです。

実戦は▲4五桂に△4四銀と桂馬の頭に逃げた形で、△4四銀だと4五の桂馬が歩で狙われることがないので少しほっとするところはあります。

ただし、後手もしっかりした形なのでここからの攻め方はそれなりに大変です。

実戦は△4四銀以下▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△2二金▲4七銀△6二金で、ソフトの評価値+92で互角。

この△4四銀に2筋の歩を交換するのは自然で、▲2九飛に△2二金とするのがこの形独特の受け方です。

将棋の本で読んだことはあるのですが、実戦で指されたのは初めてでした。

△2二金は1筋の守りを強化するのと同時に、△6二金~△3一飛として将来△3六歩と3筋の歩を伸ばす狙いがあります。

先手は4五に桂馬がいるので簡単に3筋を突破するということにはなりませんが、先手としては1歩損で3筋を逆用される可能性がありますのでプレッシャーがかかります。

実戦的にはこれも互角ですが、後手の3筋からの逆用に先手がどのように対応するかは調べておく必要がありそうです。

なお、最初の局面図で▲2四歩では▲1五歩もありました。

▲1五歩△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛で、ソフトの評価値-66で互角。

この手順の興味深いのは2筋を突く前に1筋の歩を突き捨てることです。

2筋を交換して1歩をもってから、1筋に手をつけるというのが自然な流れかと思っていました。

それをあえて逆にするのですが、ここからの展開が気になります。

▲2四歩に△2二金なら▲4七銀△6二金で、ソフトの評価値-12で互角。

この手順は1筋の突き捨て以外は真ん中の局面図と同じなので、△6二金以降の展開を調べておく必要がありそうで、自分は1筋の歩の突き捨ての有無の違いは分かっていません。

▲2九飛に△6二金なら▲3四角△4一角▲2四歩△同歩▲1五香△同香▲1二角成△2三金▲2一馬△1八香成▲2七飛で、ソフトの評価値+290で互角。

この手順は△6二金を先にすると▲3四角がありました。

この▲3四角もこの戦型だとよく出る手で、△2四角と受ければ▲2五歩△1三角▲1五香があります。

これは△4二玉型の場合に成功する攻め方で、後手が△5二玉型だと△2四角に▲2五歩は△4二角と引く手が生じます。

よって▲3四角には△4一角と2三の地点を受けたのですが、▲2四歩~▲1五香~▲1二角成がよくある攻め筋です。

素早く▲1五香と捨てることができるのが先に▲1五歩と突き捨てた効果のようで、香車を先に損をしますが敵陣に馬を作った形は▲2一馬と駒を取り返すことができるのでまずまずです。

そのような攻めを受けるために早い段階で△2二金としておけば、1二に角を成る筋が生じません。

そのような意味で後手が3筋を逆用しようとする指し方なら、先に△2二金として以下△6二金~△3一飛を目指すようです。

今回の対局でこのことが少しだけ理解できました。

後手の3筋の逆用手順が参考になった1局でした。

勝勢の局面でも力をためた手を指す

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で変化手順から▲5八玉と逃げた局面。ソフトの評価値-3157で後手勝勢。

後手が△5六銀成としたときに5七の玉が▲5八玉と引いた形です。

評価値は後手勝勢になっていますが、ここからどのように先手玉を寄せるかという形です。

自分は最近、優勢や勝勢の局面からどのようにまとめるかというのが興味があって、自分が予想していた指し手とソフトの指し手はほとんど一致しません。

自分が指すと踏み込んだらいけないタイミングで踏み込んだり、踏み込んで攻めればいいところをぬるい手を指すケースがほとんどです。

自分の読み筋は▲5八玉以下、△4六角▲6九玉△4七桂成▲5八歩でどうかなどと考えていました。

▲5八歩以下の指し手が頭で浮かばなかったのですが、ソフトは▲5八歩以下△同成桂▲同玉△7七飛成▲同桂△5七成銀▲4九玉△5八角▲3九玉△3八歩▲同玉△4七角成▲2七玉△3七角成▲1六玉△1五銀まで詰みです。

この手順は△5八同成桂が見えておらず、以下△7七飛成~△5七成銀~△5八角もまず実戦では浮かばないです。

自分の読み筋のもう1つは▲5八玉以下、△4六角▲6九玉△4七桂成▲6七銀でどうかなどと考えていました。

▲6七銀以下△同成銀▲同金△5八銀▲7八玉△6七銀成▲同玉で面倒だなと思っていました。

よく見ると△5八銀に▲7八玉なら△7九角成▲同玉△6七銀成があったのですが、このような手も見えてないのはいまひとつ筋が悪いです。

ソフトは▲6七銀以下△7七飛成▲同金△6七成銀▲同金△8七角▲7八飛△5八銀まで詰みです。

▲6七銀には△7七飛成からの寄せがあったようで、△6七成銀~△8七角があれば以下詰みでした。

このようなところを見ると自分の寄せはまだまだで、いくら勝勢でも精度のいい手が指せないとまとまらない終盤になってしまいます。

なお最初の局面図からソフトは△4七桂成を推奨していました。

△4七桂成▲6九玉△7四飛で、ソフトの評価値-3523で後手勝勢。

この手順の△4七桂成は王手なので▲6九玉としますが、次の△7四飛は全く気がつきませんでした。

自分はこのようなときに相手玉の近くばかり見ていることが多いのですが、飛車を引いて銀取りにするというのが盲点でした。

ぱっと見ぬるいようでも、後手に銀が入ればこの手も有力で△5八銀以下の詰みです。

△7四飛以下▲3三銀成△同銀▲6八金△7六歩で、ソフトの評価値-4126で後手勝勢。

この手順は▲3三銀成は仕方ないのですが、▲6八金に△7六歩という手が全く浮かびませんでした。

△7六歩では最初は△6七銀でどうだろうかなどと考えていましたが、△6七銀はソフトの候補手にも上がっていませんでした。

△6七銀なら▲3三角成△同金▲7四飛で、ソフトの評価値-2357で後手勝勢。

この手順は▲3三角成~▲7四飛と飛車をす抜くてがあったので論外ですが、このようなことも終盤であるので油断できません。

▲6八金には△7六歩と打つのが手堅く、飛車のす抜きの筋を消せば後手が安心して攻めることができます。

△7六歩以下▲8八角△6七銀▲5九金△4六角で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲8八角とすることで6八の地点の利きが1枚減りました。

▲8八角には△6七銀が詰めろで▲5九金には△4六角と数の攻めで後手勝勢です。

これらの手順を見ると勝勢の局面でも△7四飛とか△7六歩と力をためた手を指すことがあり、そこら辺の見極めができるようにしたいです。

勝勢の局面でも力をためた手を指すのが参考になった1局でした。

少ない攻め駒で攻めを継続する

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で変化手順から▲7七同金と龍を取った局面。ソフトの評価値-657で後手有利。

以前▲7七同桂と桂馬で取る変化を調べました。https://shogiamateur.com/?p=69114&preview=true

今回は▲7七同金とする変化を調べます。

▲7七同金以下△4八角▲6七玉△4六角▲7八飛△7五歩で、ソフトの評価値-1004で後手勝勢。

この手順は▲7七同金には△4八角と打つのが自然で以下△4六角と出て飛車取りになります。

手の流れはいいのですが、攻め駒がやや少ないので攻める方も慎重になります。

▲7八飛と飛車を浮いて受けたのですが、そこで△7五歩と逃げ道を封鎖するのがうまいです。

△7五歩は次に△5七角引成の詰めろなので先手は受けることになります。

△7五歩以下▲6八銀△3九角成▲7九飛△4八馬▲6九金△8七歩▲同金△4九馬▲7八玉△5八銀成で、ソフトの評価値-2355で後手勝勢。

この手順は▲6八銀と埋めて受けたのですが、後手の立場からすると▲6一銀のような引っかける手がなくなったので少しほっとします。

▲6八銀には△3九角成が地味な手ですが、次に△4九馬からの詰めろになってます。

△3九角成に▲7九飛と引いて受けて7八の地点に逃げ込むスペースを作ります。

▲7九飛には△4八馬と引くのが継続手で、次に△5八馬~△6八馬があります。

よって▲6九金と受けるのですが、△8七歩と利かすのが細かいです。

△8七歩は次に△8八歩成がありますので▲同金としましたが、ぱっと見△8七歩のような手はどの程度の効果があるかが分かりにくいです。

△8七同金とさせて守りの金を玉の近くから外すのと、将来△8七玉という形にさせないという意味かもしれません。

後手は持ち駒の歩も少ないので△8七歩はやや決断がいりますが、このような手を覚えると攻め筋が増えてきそうです。

▲8七同金に△4九馬とするのがうまい手で、先手の飛車の利きが止まっているのでこの手が生じました。

以下▲7八玉と逃げた手に、△5八銀成と遊んでいる銀を活用することができました。

後手は7五の歩の拠点を活かして角角銀の3枚の攻めですが、これで手が繋がっているようです。

一般的に4枚の攻めは繋がりますが、3枚だと微妙という感じです。

先手玉の近くにいる守りの金を攻めることで相手玉の守りが薄くなります。

△5八銀成以下▲6七銀△6九成銀▲同飛△7六金▲同金△同歩▲同銀△5八馬▲6八金△同角成▲同飛△同馬▲同玉△4八飛で、ソフトの評価値-2316で後手勝勢。

この手順が最初に浮かびましたが、評価値はそんなに変わっていませんのであまりうまい手順ではなかったかもしれません。

ソフトは△5八銀成以下▲6七銀△6九成銀▲同飛△5九金で、ソフトの評価値-2721で後手勝勢。

この手順は△6九成銀▲同飛までは同じでしたが、次の△5九金が見えていませんでした。

△5九金に▲6八飛なら△同馬▲同玉△6九飛▲5七玉△6七飛成▲4六玉△4七龍▲5五玉△6四銀まで詰みです。

△5九金に▲同飛△同馬▲8八玉なら△6八角成▲7八金△4八飛で、ソフトの評価値-2510で後手勝勢。

この手順は▲8八玉なら△6八角成~△4八飛で攻め駒を足すようです。

△4八飛以下▲7七金寄△6九馬寄▲6一銀△7七馬▲同桂△8七歩▲同玉△7八飛成▲同銀△7六金▲9六玉△7八馬▲8五玉△9四銀▲7四玉△7三金▲6五玉△6四金まで詰みです。

この手順は△4八飛に▲7七金寄なら△6九馬寄が何気に詰めろになっていました。

▲6一銀には△7七馬▲同桂で次の△8七歩がうまい手でした。

このような手もぱっと見意味が分かりづらいのですが、▲8七同玉とさせて△7八飛成▲同銀△7六金とするのがうまいです。

角の利きに玉をもってくる△8七歩という意味でした。

△8七歩を打たずに△7八飛成としても▲同銀で、ソフトの評価値-154で互角。

これらの手順を見ると、勝勢の局面からでも自分の指し手よりはるかに精度が高いので△8七歩というのは覚えておきたいです。

少ない攻め駒で攻めを継続するのが参考になった1局でした。

角取りの瞬間に技をかける

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で▲5六歩と打った局面。ソフトの評価値-460で後手有利。

将棋は何度か後手有利から優勢に持ち込む手順があったのですが、見逃したのでやや難しい形になっています。

駒割りは後手が桂得ですが角取りなので、ぱっと見は角が逃げる手から考えます。

角が逃げるとなると右に逃げるか左に逃げるかのどちらかですが、やや後手の攻め足が止まる形です。

実戦は▲5六歩以下△7三角だったのですが変化手順で▲6七玉で、ソフトの評価値-177で互角。

この手順の△7三角として4六の地点に狙いを残したのですが、▲6七玉と早逃げかつ飛車取りとされると後手は飛車の処置が難しくなります。

飛車の可動域が狭いのとやや攻め駒のバランスが悪いので攻めるのが大変です。

△7三角では△7七飛成がありました。

△7七飛成▲同桂△4八角▲6八玉△4六角▲6七玉で、ソフトの評価値-1626で後手優勢。

この手順は△7七飛成と飛車と角を交換する手で、このような手が角取りなので浮かびにくいです。

先手の5七の玉が後手の攻め駒に近い形のときに、飛車と角の交換に持ち込む手がありました。

▲7七同桂は自然な形ですが、この場合は悪手だったようです。

▲7七同桂には△4八角と王手で角を打つ手があり、これが先手玉の▲5七玉の形を活かした攻め方でした。

普通は△4八角には▲6七玉としますが、この場合は△6六角成とする手があります。

これは後手の理想的な展開で、相手玉を下段に落とせばだいぶ精神的に楽になります。

後手は5五の角がいるおかげで△6六角成とすることができました。

そのような意味で△5六歩に△7三角としては6六の地点に駒が1枚足りません。

よって△4八角には▲6八玉としますが、そこで△4六角とする手がありました。

後手は角が2枚とも働く形で、最初の局面図からするとかなり攻めに専念することができますが、ぱっと見でこの局面も結構大変に見えます。

ただし、ソフトの評価値は後手優勢だったので自分はあまり正確に局面を理解できていないようです。

この局面は△5七角引成とか△7九角成のような手が浮かびますが、ソフトは全く別の手を示してきました。

▲6七玉以下△5六銀成▲同銀△5七角引成▲7六玉△5六馬で、ソフトの評価値-1456で後手優勢。

この手順の▲6七玉には△5六銀成とする手がありました。

この手は銀を捨てる手なので浮かびにくく、何のために銀を捨てるのかを理解する必要がありそうです。

自分は全くこの手は見えてなかったのです。

△5六銀成に▲7六玉なら△7九角成▲同金△6六角成▲8七玉△7六歩で、ソフトの評価値-3820で後手勝勢。

この手順は後手の理想ですが、△7九角成~△6六角成とできるのが5六に銀を成った効果で、△7六歩が詰めろになっているので後手勝勢です。

△5六銀成に▲同玉なら△5七角上成で、▲6五玉なら△6六馬▲7四玉△8四馬▲6五玉△6六角成まで詰みです。

この手順の▲6五玉で▲5五玉なら△6六馬▲4六玉△5七角成▲3七玉△4八馬▲2八玉△5五馬▲1八玉△4五馬▲2九玉△3八銀▲2八玉△2七馬まで詰みです。

これらの手順より玉が上部に逃げる形は角2枚の力で詰み筋に入るようです。

よって△5六角成に▲同銀とするのですが、△5七角引成~△5六馬と銀を取り返すのが盲点です。

ここに馬ができる形になると先手玉は入玉を目指すのは難しくなります。

後手は金駒を取り返して△5六馬とした形が、△7五歩とか△7九角成の筋が残っておりうまく攻めているようです。

なお真ん中の局面図で▲6七玉に△5七角引成▲7六玉△7九馬▲同金△同角成が最初に浮かんだのですが▲7一飛で、ソフトの評価値-1120で後手優勢。

この手順は△5七角引成~△7九馬で後手が金駒1枚多く取る展開ですが、▲7一飛と打った手が次に▲3三角△同玉▲3四銀打△2二玉▲2三歩からの詰めろになります。

▲3三角の捨て駒はうっかりしやすい詰み筋です。

▲7一飛には△7五歩から正確に指せば後手が指せそうですが、4五に銀が残っているとこのような攻め筋があるので要注意でした。

なお最初の局面図から△7七飛成に▲同金とする変化はまた別の機会に調べてみます。

角取りの瞬間に技をかけるのが参考になった1局でした。

安い駒で拠点を作って力をためる

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で▲4七同玉と成銀を取った局面。ソフトの評価値-606で後手有利。

先手玉の近くに金駒がいないのでうまく攻めればさらに有利を拡大できそうですが、先手玉も広いのでまだ意外と大変なようです。

持ち駒が銀と桂馬と歩で、質駒に7七の角があるのでうまく攻めれば手が続きそうですが、飛車を渡すのは反動がきついです。

そのような意味でやや後手は攻め駒が少ないので、力をためて手を作ることになりそうです。

実戦は△3五桂▲5七玉で、ソフトの評価値-388で後手有利。

この手順は△3五桂と王手をする手で、一時的に気持ちがいい手ですが▲5七玉とされたときに手が続くかというのが気になります。

対局中はとりあえず△3五桂と打った感じで、先手は▲5七玉と横に逃げます。

後手の駒が銀なのと7七に質駒の角があるので、横に逃げるのが自然です。

後手の飛車が7六にいるので先手の玉や金駒に責めらそうで、攻める方としてもプレッシャーがかかる形です。

▲5七玉以下変化手順で△5五角▲2四歩△3四銀▲2三銀△2八歩で、ソフトの評価値-455で後手有利。

▲5七玉に実戦は△6三銀と打ったのがまずく、△5五角として力をためるべきでした。

先手は▲2四歩~▲2三銀でこの手がはいると後手玉も危険になります。

以下△2八歩と叩いてどうかという形です。

▲2八同飛なら△7七飛成~△3九角の筋がありますが、後手玉も▲3二銀成~▲2三銀が入ると守りがかなり薄くなります。

このような戦いになると変化が多すぎてどちらのころんでもおかしくないので、最後の悪手を指した方が負けそうです。

なお△3五桂はソフトの候補手に上がっていましたが、推奨手ではありませんでした。

△3五桂では△3七歩で、ソフトの評価値-468で後手有利。

この手順は△3七歩と垂らす手で、次に△3八銀があります。

△3七歩と△3五桂の違いは、△3七歩はできるだけ先手玉を3筋と4筋方面で戦いたいという手に対して、△3五桂は▲5七玉とされて次に▲6七玉と飛車取りかつ6筋に玉を逃げる展開になりそうです。

そのような展開になると、3五の桂馬の働きがいまひとつはっきりしなくなります。

桂馬も攻めとしては貴重な戦力なので、働きがにぶくなるともったいないです。

△3七歩は安い駒で攻めの拠点を作って、桂馬は温存してもう少しいいタイミングで使いたいようです。

△3七歩に▲同玉なら△5五角▲5六金△4四角で、ソフトの評価値-800で後手有利。

この手順の▲3七同玉は4七の玉がさらに3筋に移動する手で、玉の薄さが気になります。

△5五角を歩を補充して▲5六金に△4四角とじっと角を引いて後手有利のようですが、このようなところも慌てて攻めていないのが興味深いです。

△4四角では△3六歩と打って▲同玉なら△4四桂など考えるところですが、△3六歩と打つと後手は歩切れになるので保留しているのかもしれないです。

△3七歩に▲3九歩なら△5五角▲5六金△3三角で、ソフトの評価値-723で後手有利。

この手順は▲3九歩と打って△3八銀を消したのですが、△5五角と歩を補充して▲5六金に△3三角と引いてどうかという形です。

どちらの手順も慌てて攻めないというのが共通点で、慌てて攻めても反動がきついので力をためてチャンスがくるまで待つようです。

自分はこのあたりの判断がまずいことが多いので、見極めを短い時間でもできるようにしたいです。

安い駒で拠点を作って力をためるのが参考になった1局でした。

飛車を切って角を打って寄せ形にする

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で▲2九飛と引いた局面。ソフトの評価値-1611で後手優勢。

2四にいた飛車が▲2九飛とした形です。

駒割りは金桂と銀の交換で後手が駒得で、先手玉は薄いので後手が指せているようです。

このような局面の優勢から勝勢にもっていきたいのですが、どこに目をつけるかです。

実戦は△4六金▲同歩で、ソフトの評価値-574で後手有利。

この手順は金と銀の交換で先手玉は金駒が盤上から消えて薄くなりますが、指し方としてはよくなかったです。

相手の金駒を取って薄くしてから攻めるというのはよくあるのですが、3六の金も攻めの拠点と考えれば持ち駒を使ってこの金を攻めに参加させるというのがよかったです。

持ち駒の桂馬は現局面ではやや使いづらいので飛車を活用する手がありました。

△4六金では△7七飛成がありました。

△7七飛成▲同桂△3八角▲6一銀△2九角成▲5二銀成△3三玉で、ソフトの評価値-2423で後手勝勢。

この手順は△7七飛成と角を取ってから△3八角と打つ手です。

7七の角は質駒だったので実質的には持ち駒にあると同じです。

角を補充すると△3八角と飛車取りかつ4七の地点を狙うのがうまいです。

△3八角に▲7九飛なら△4七角成▲6七玉△4六馬で、ソフトの評価値-2126で後手勝勢。

この手順は後手がぼろっと銀が取れて、次に△6四桂と上部脱出を防ぎながら寄せるのが理想的です。

△3八角に▲6一銀は勝負手で、このような手に対応できるかが結構難しいです。

終盤なので先手は受けでなく斬り合いにくるという感じですが、後手は攻め合いにいくか受けに回るかで迷います。

ソフトは強く△2九角成と取ったのですが、▲5二銀成に△3三玉がなかなか読み筋で指せないです。

▲5二銀成に△同玉も有力だったようですが、△3三玉と上に上がってあまり見慣れない形にするようです。

△3三玉の形は後手玉が手厚く、寄せがないと見極めてないと指せない手で自分が実戦だと△3三玉は指せないような気がします。

△3三玉以下▲2四歩△4七馬▲6七玉△4六馬▲2三歩成△同玉で、ソフトの評価値-2440で後手勝勢。

この手順の▲2四歩はぱっと見で意味が分かりにくいのですが、自玉に寄せがないと見極めていれば△4七馬~△4六馬と馬を活用して自玉の安全を図るのがうまいようです。

なお△3八角では△5六角と上から打つ手も有力だったようです。

△7七飛成▲同金△3八角▲3九飛△4七角成▲6七玉△4六金▲7六玉△8四桂で、ソフトの評価値-1569で後手優勢。

この手順は△7七飛成に▲同金として△3八角に▲3九飛と飛車が逃げる手です。

この指し方がやや普通のようで、以下△4七角成に▲6七玉として△4六金に▲7六玉と早逃げをしますが今度は△8四桂がありました。

▲7六玉は△5七馬の王手飛車を避けた手ですが△8四桂がやや盲点でした。

△8四桂に▲8五玉なら△8三馬で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

△8四桂に▲7五玉なら△4八馬▲2九飛△3八馬▲6九飛△5五角▲8四玉△7六歩▲同金△7三角▲8五玉△8七銀▲7四歩△8四歩▲7五玉△6四角▲8四玉△7六銀成で、ソフトの評価値-10090で後手勝勢。

この手順は▲7五玉には馬で飛車を追い回してから△5五角とします。

△5五角は次に△7四銀▲8四玉△7三角までの詰めろです。

よって▲8四玉としましたが、以下歩と銀と角で追い回して後手勝勢のようです。

ただしこの寄せは上部に脱出する形なので、自分が実戦で指せるかとなれば難しそうです。

△3八角以下の手順を色々調べましたが、どの手順も後手にとっても怖い形になりある程度先を読んでないと難しそうです。

このようなところを読みを入れて決断よく指せるようにしたいです。

飛車を切って角を打って寄せ形にするのが参考になった1局でした。

玉の近くのと金は価値が高い

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で▲2八飛と引いた局面。ソフトの評価値-549で後手有利。

後手が△2六金と飛車取りに打ったときに2七の飛車が▲2八飛と引いた形です。

ここは後手が攻めを継続するチャンスだったのですが、実戦の手は甘かったようです。

実戦は△8六歩だったのですが、以下変化手順で▲6七玉△7一飛▲7二歩で、ソフトの評価値+225で互角。

この手順の△8六歩ですが、指した本人もよく分かってない手で▲同歩と取らせて何を指そうかという感じで時間稼ぎみたいなところがありました。

△8六歩には変化手順で▲6七玉と上がる手があったようで、これが飛車取りで後手にプレッシャーがかかります。

△7七飛成とするのはあるのかもしれませんが、タイミングが早く飛車を渡すと反動もきついのでまず指せないです。

▲6七玉に△7三飛や△7四飛は▲8六角とされてはっきりしません。

△7一飛と遠くに逃げるのは▲7二歩がうるさいようです。

▲7二歩に△同飛なら▲6一銀と割打ちの銀を打たれるのが気になります。

▲7二飛に△3一飛なら▲8六角で、ソフトの評価値+373で先手有利。

これらの展開は後手の飛車が責められている形で、7筋と8筋は後手の攻め駒が少ないので先手の厚みが勝っているようです。

最初の局面図は後手は3筋に厚みがあったので、そこで手を作る方がよかったようです。

△8六歩では△3七歩成がありました。

△3七歩成▲同桂△3六歩▲4五桂△3七歩成▲2九飛△7七飛成▲同桂△5六角で、ソフトの評価値-1005で後手優勢。

この手順の△3七歩成▲同桂△3六歩は以下と金ができる展開ですが、反面2九の桂馬が4五に跳ねることで逆に先手の桂馬が活用できたとも言えそうな展開です。

このような展開は選ぶ方としても少し決断がいる形で、後手の攻めがすっぽ抜けると先手の桂馬が活きてくる可能性があります。

自分も最初は△3七歩成が直感で浮かんだのですが、その後の展開が分からなかったのと先手の桂馬を活用させるのでやめました。

▲4五桂と跳ねた局面からが後手の攻め方が気になります。

とりあえず△3七歩成▲2九飛までは普通に考えますが、次の△7七飛成は全く見えていませんでした。

この手順は何気に3七にと金ができたのが大きいようで、しかも先手玉が5八にいるのであたりがきついです。

うまく攻めれば先手は玉と飛車が近い形なので技がかかりそうです。

△7七飛成~△5六角の組み合わせの攻めが見えているかが大事だったようです。

次は△4七角成が狙いですが、ぱっと見先手は受けが利きそうな気もします。

△5六角に▲4八銀なら△同と▲同玉△3六金▲3八銀△4五銀▲同銀△同角▲3七歩△5六桂▲5八玉△3五角▲5七銀△6八銀で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は▲4八銀と4七を補強する受けですが、金駒を1枚取られます。

▲4八同玉に△3六金が継続手で▲3八銀はこれくらいしか受けがありませんが、△4五銀から桂馬を補充してさらに駒得になって以下後手勝勢のようです。

△5六角に▲6八玉なら△4七角成▲4九飛△4八と▲7九飛△5八と▲6七玉△4六馬で、ソフトの評価値-2409で後手勝勢。

この手順は▲6八玉の早逃げには△4七角成▲4九飛△4八とでと金と馬を活用させる展開で、以下△4六馬とぼろっと銀を取れる形になると以下後手勝勢のようです。

これらの手順は最初の局面図から見ると夢のような展開ですが、これらの手順がどの程度前から頭の中で読み筋にあるのかが大事なようです。

△7七飛成~△5六角の筋は、▲2九飛の局面になってが見えるか、若しくはその前から読み筋で意識しているかなど考えられますが、自分の場合は手が見えていないので経験則でこのような手があったなと頭にいれるしかなさそうです。

玉の近くのと金は価値が高いのが参考になった1局でした。

自陣に手を戻して手厚く指す

上図は、先後逆で相居飛車で先手雁木からの進展で▲2八飛と引いた局面。ソフトの評価値-501で後手有利。

前回▲2八飛に△8六歩とする変化を調べました。https://shogiamateur.com/?p=68928&preview=true

今回は▲2八飛に△3四銀とする変化です。

△3四銀と歩を取る手は、相手の攻めの拠点の歩を払うことで自玉の3三のルートを作る手です。

自分はこのような地味な手がなかなか指せなく、つい攻めることばかり考えているので後から相手に反撃を食らったときに3四の歩がじわっと効いてきます。

そのような意味で△3四銀は有力だったのですが、▲2四飛に対する受けも考えていないといけないです。

△3四銀に▲2四飛なら△2三金▲2八飛△2六歩で、ソフトの評価値-328で後手有利。

この手順は△2三金と2三の地点は金で受けるようです。

普通の受け方は▲2四飛に△2三銀▲2八飛△2四歩と銀冠で受けるのですが▲5五歩で、ソフトの評価値-82で互角。

この手順は後手がきれいな形で△2三銀~△2四歩で受けると、▲5五歩とされるのが価値の高い手のようです。

後手の角の利きがとまることで角の活用が少し難しくなるようです。

△2三金と金を3段目に受けるのは△3四銀とセットみたいな手で、よくある受けの形です。

▲2八飛と逃げたときに△2四歩でなく、△2六歩と4四の角の利きで相手の飛車の利きを止めるが何気にうまいです。

4四の角がいなければ△2四歩という受けですが、4四に角がいるので△2六歩が可能になります。

△2六歩と受けた形は先手が4八の金のままだと、後手の持ち駒に銀が入ると△2七銀で相手の飛車が取れます。

7筋で銀の攻めが見込まられるので、先手にすればプレッシャーになるようです。

なお△3四銀には▲5五歩がソフトの推奨手でした。

△3四銀に▲5五歩△7六銀▲同銀△同飛で、ソフトの評価値-380で後手有利。

この手順の▲5五歩は後手の角の利きを止めると同時に、将来▲5四歩と突いて後手玉のコビンを攻める味があり後手としても嫌な歩です。

▲5五歩にはシンプルに△7六銀から銀を捌く手がありました。

銀交換をして次は△3九銀の割打ちの銀を打つのが狙いですので、先手はそれを避ける手を選びます。

△7六同飛に▲5七金なら△3七銀▲同桂△同歩成▲同銀△4五桂▲4六銀△5七桂成▲同銀△7七飛成▲同桂△3七角▲4八飛△2六角上で、ソフトの評価値-840で後手優勢。

この手順はややうまくいきすぎですが、▲5七金として次に▲6七金寄と形よく受ける手です。

△3七銀は相手の遊んでいる桂馬を活用させるのでややいも筋みたいな手ですが、銀と桂馬の交換から△4五桂がありました。

△4五桂に▲4六銀は桂馬に銀で受ける手ですが、△5七桂成~△7七飛成~△3七角の王手飛車がありました。

以下△2六角上と角を2枚活用する形で後手が指せているようです。

△7六同飛に▲5八金なら△3五銀打で、ソフトの評価値-349で後手有利。

△3五銀打に▲5七銀打なら△3三桂▲3五銀△同銀▲4六銀打△3七歩成▲同銀△4五桂で、ソフトの評価値-860で後手優勢。

この手順は▲5七銀打として△4六銀なら▲同銀△3五銀打▲5七銀打で千日手狙いの受けですが、△3三桂と活用する筋がありました。

途中の△3七歩成と成り捨てるのが軽手で、▲同銀△4五桂で銀の両取りで後手が指せているようです。

△3五銀打に▲同銀なら△同銀で、ソフトの評価値-690で後手有利。

この手順は△3五同銀の形が3筋が手厚く、△5五角の活用もあるので後手が指せているようです。

△3五銀打に▲6七銀なら△7四飛▲6九玉△4六銀▲同歩△3七歩成▲同桂△3六歩▲4五桂△3七歩成▲2四飛△2三金▲2九飛△2八歩▲4九飛△3五角で、ソフトの評価値-526で後手有利。

この手順は後手は△4六銀~△3七歩成~△3六歩と3筋を手厚くする指し方で、と金を作って後手が指せているようです。

自陣に手を戻して手厚く指すのが参考になった1局でした。