最終盤の詰まし方

上図は、先後逆で先手三間飛車からの展開で変化手順で△2一桂と打った局面。ソフトの評価値+4677で先手勝勢。

▲3一金と打った手が▲2一金打△1二玉▲1一金打△2三玉▲1二角の詰めろだったので△2一桂と詰めろ逃れを指した形です。

対局中は▲3一金が詰めろでないと思っていたので読みが甘かったようです。

△2一桂は敵の打ちたいところに打ての格言に沿った手で、後手から△3九龍~△1五銀の詰み筋があるので先手は厳しく攻める形になります。

先手は金駒を渡すと1五から打って詰みなので、どのように後手玉を寄せるのかが気になります。

△2一桂に▲4二銀がありました。

▲4二銀に△2二銀なら▲1三歩で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順の▲4二銀は攻め駒を足す手ですが、この手が詰めろになっているかが気になります。

ぱっと見分かりにくい手ですが、後手が△2二銀と引いて受ける手が考えられます。

これは▲4二銀が詰めろだと読んで受けた手ですが、▲1三歩がありました。

▲1三歩は詰めろですが、△1三同銀としますと後手が1手パスと同じになります。

先手が歩を1枚使って後手の受けを無効にする手筋です。

▲1三歩に△同桂なら▲2一金打△1二玉▲2二金△同玉▲3二金打以下並べ詰みです。

先手は持ち駒に金が2枚あるのが大きく、後手玉の横から打って詰ます筋があるので分かりやすいです。

一番気になるのは▲4二銀に△3九龍とする手です。

▲4二銀に△3九龍なら▲2一金で、ソフトの評価値+99983で先手勝勢。

この手順の▲4二銀に△3九龍は以下先手玉が詰みなのですが、このあたりの読みをできるだけ早くしたいです。

自分は▲2一金以下も直ぐに詰みと読めていないので、このあたりが甘いようです。

▲2一金に△同玉なら▲3一金で、ソフトの評価値+99988で先手勝勢。

▲3一金に△2二玉なら▲3二金打△同金▲同金△同玉▲3三金△2一玉▲3二角△1一玉▲1二歩△同玉▲2三金△1一玉▲1二香まで詰みです。

▲3一金に△1一玉なら▲1二歩△同玉▲2一角△2三玉▲3三銀成△同玉▲4三金△3四玉▲4四金打△2三玉▲3三金寄まで詰みです。

▲2一金に△1二玉なら▲2二金打△同銀▲同金△同玉▲3四桂で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順は2二の地点で清算してから▲3四桂と桂馬を捨てる王手です。

▲3四桂に△同金なら▲3一角△3二玉▲2三銀△4三玉▲4五香△同金▲5三金△4四玉▲2二角成まで詰みです。

この手順は▲3四桂と捨てることで3四の地点に先手玉がいけない形を作る手筋です。

▲3一角は見えやすいのですが、次の▲2三銀がやや見えにくく△同玉なら▲2二金以下詰みです。

よって△4三玉と上がったのですが、▲4五香と捨てて▲5三金~▲2二角成も見えにくいです。

▲3四桂に△2三玉なら▲3三銀成△同玉▲2二角以下詰みです。

▲3四桂に△1二玉なら▲2一角△2三玉▲3三銀成△同玉▲4三金△3四玉▲4四金打△2三玉▲3三金寄△1三玉▲2二銀まで詰みです。

どの手順もそれなりに難しく、実戦で▲4二銀と指されて後手玉に詰めろがかかっているかは短い時間では読み切れないです。

このあたりはきっちり詰み筋が読めるのが理想的ですが、何となく詰みというだけでも分かるように棋力を上げたいです。

最終盤の詰まし方が参考になった1局でした。