上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲5六銀と上がった局面。ソフトの評価値-192で互角。
将棋の大会に参加される人は日頃から将棋に接することが多いと思いますが、一般的に若い人の参加率が高く、年齢を重ねることに参加率が低いようです。
どうしても年を重なると勝つのが大変になってきます。
若いころはよく大会に参加されて強かった人も年を重ねるとある時期から参加率が低くなり、その後全く参加しない人も多くいます。
これには色々な要因があり人それぞれだと思いますが、それでも一定数は必ずと言っていいほど参加している人もいます。
その参加する人たちは全員が常に県代表のトップ争いをしているかと言うと決してそんなことはなく、勝ったり負けたりしているのが現状です。
どうしても大会となると勝ち負けが生じるため強い人に目が行き勝ちですが、最近はそれよりむしろ常に大会に参加されている方はすごいのではと思っています。
大会に参加するには、日頃から将棋にせっするのはのもちろん体調面の管理、会場の移動等などそれなりに大変です。
若いころはそのようなことはあまり気になりませんが、年齢を重ねることに調整が必要になります。
本局の相手の方は常に大会に参加されており、指し慣れているので全く油断できません。
実戦は△4四歩だったのですが、以下変化手順で▲9六歩△8五歩▲9七角△4二金寄▲9八香で、ソフトの評価値-130で互角。

△4四歩はやや甘かったようで、先手は▲9六歩という手がありました。
以下△8五歩なら▲9七角という形で、こう進めば振り飛車有利ということはないのですが、振り飛車だけ知っている形で居飛車は知らないという可能性がありました。
自分もずいぶん昔にこのような指し方をされて苦戦したのを思い出しました。
本局に関して自分は対四間飛車の準備が全くノーマークでした。
対振り飛車は三間飛車とゴキゲン中飛車はイメージしていたのですが、対四間飛車が大会でここ5年位指されたことがなかったのもありました。
対四間飛車は準備してなくても対三間飛車をイメージしておけば何とかなるかと思っていましたが、全然対応できていませんでした。
対三間飛車と対四間飛車は感覚や指し方が全く違うようで、振り飛車の飛車の位置が1つずれているだけでも別の将棋だったようです。
△4四歩では△8五歩がありました。
△8五歩▲7七角△4四銀で、ソフトの評価値-163で互角。

この手順の△8五歩は▲7七角と決める手ですが、▲9六歩~▲9七角の筋を消したという意味があります。
▲7七角に△4四銀として▲4五銀を防ぐ形です。
先手が▲5六銀~▲4五銀の筋には△4四歩とするか△4四銀と受けることが多いです。
このあたりの△4四歩型にするか△4四銀型にするかなども、できれば事前にイメージしておきたかったです。
本局に関しての誤算は指し手の内容もありますが、序盤の仕掛け前の局面で随分時間を使ってしまいました。
普通よく見る居飛車対振り飛車の対抗形からの進展であればどんどん指し手を進めるのが自然なのですが、仕掛ける前の駒組みの段階で時間を使っているようでは後がしんどいです。
そのためにもイメージをして対局に臨むというのが大事だったようです。
事前準備の大切さが分かった1局でした。