上図は、先後逆で横歩取り勇気流からの進展で▲8二飛と打った局面。ソフトの評価値+91で互角。
自分は後手になったら横歩取りを目指すことが多いのですが、最近の大会では相居飛車で先手の方が横歩を取ってくるのが多くなったイメージです。
あくまで自分の対局という狭い世界の話です。
基本的に自分は大会時に他人の方の将棋は対局時の隣の席になった時以外は見ないので、大会全体では理解しておりません。
横歩を取るのが増えたのは、最近の棋譜が横歩を取ることが多いので目が慣れてきたというのが大きいと思っています。
またうまく指せば先手の方が指しやすくなるというのもありそうです。
横歩取りは大会参加前はイメージで先手をもって▲8二飛は考えたことはあるのですが、後手をもっての▲8二飛はノーマークでしった。
後手をもってもう少し深く調べておくべきだったですが、こればかりはなかなか難しいです。
実戦は△7三桂だったのですが、以下変化手順で▲3三角成△同桂▲8三角で、ソフトの評価値+471で先手有利。

この手順で失敗だったのは△7三桂に時間を使ったことで、手が見えてないので仕方ない面はありますがまだ序盤の段階だったので痛かったです。
△7三桂でまだこれからと思っていたのですが、△7三桂は危険だったようで▲8三角がありました。
自分は▲8二飛に対しての受け方で3つ勘違いしていました。
1つは▲8三角のような手には△6四歩と突いている形で△6三角という受けをイメージしていました。
しかし△6三歩型のためこの受けはできません。
2つは▲8三角には△7一飛と打って以下▲7二角成には△同金の受けがあると思っていましたが、△7一飛には▲7四角成があって受けになっていません。
このあたりはうろ覚えのようなところがあったので、局面の違いを理解できていませんでした。
序盤のこの段階で先手有利になるようでは、後手の作戦としては失敗です。
△7三桂では△8三歩がありました。
△8三歩▲8四歩△8八角成▲同銀△9五角で、ソフトの評価値+36で互角。

この手順の▲8二飛に△8三歩は考えたことがあって、この場合は▲8四歩と合わせられて効果がないと思っていました。
▲8二歩△8三歩▲8四歩△同歩▲同飛成という手の流れです。
▲8四歩に△7一金とすれば飛車は取れますが、▲8三歩成△8二金▲同とで以下後手は駒損になりそうです。
よって▲8四歩での事前研究は打ち切っていたのですが、本局においては角交換から△9五角がありました。
これが3つ目の勘違いでこの局面になって初めて気がついたのですが、自分はどちらかというと青野流を研究していたのに対して勇気流はあまり調べてなかったです。
そのため青野流の▲5八玉型に対して、勇気流の▲6八玉型の違いが分かっていませんでした。
▲6八玉型には△9五角という、いも筋ですが王手をする筋がありました。
△9五角以下▲7七角△8四角▲1一角成△7三角▲7二飛成△同金▲2一馬△2六飛▲1二馬△2八歩成▲同歩△同飛成で、ソフトの評価値+39で互角。
この手順は角には角の受けですが△8四角が少し指しにくいです。
▲1一角成と先に香車を取られて以下△7三角から飛車を取りますが、駒割りは飛車と銀桂香の3枚替えになります。
普通は後手の駒損になるのですが、△2六飛から飛車を成り込む形になるといい勝負のようです。
これらの手順は駒損が大きいという先入観があれば選べないのですが、後手は飛車を2枚もっているのが大きいようです。
形の違いを意識するのが参考になった1局でした。