上図は、相居飛車からの進展で△4三玉と逃げた局面。ソフトの評価値+1668で先手優勢。
この局面のソフトの推奨手は▲7一角だったのですが、駒取りの角でないのでぱっと見厳しさが分かりにくいです。
直接手でないので浮かびにくいのですが、意外と後手の次の手は難しいようです。
▲7一角に△3九飛なら▲3三金△5二玉▲5三銀△6三玉▲7五桂△7四玉▲8二角成で、ソフトの評価値+3226で先手勝勢。
この手順の△3九飛は攻めと▲3七桂を防いだ手ですが、▲3三金と重たく打つ手がありました。
7一の角が4四の地点に利いているのと3四の歩を活かした攻めで、これで後手は上部脱出ができません。
以下▲5三銀~▲7五桂~▲8二角成が次に▲8三馬△8五玉▲7七桂の詰めろで先手勝勢です。
▲7一角に△4四銀なら▲3七桂△4八飛成▲4五歩で、ソフトの評価値+2761で先手勝勢。
この手順の△4四銀は3三の地点を受けた手ですが、▲3七桂~▲4五歩が厳しく△4四銀と受けた手がかえって攻め駒に近くなったので先手勝勢です。
▲7一角に△4二銀なら▲4六歩△同飛▲3五角成△4九飛打▲3三金△同銀▲同歩成△同玉▲3四銀△4二玉▲4三歩△5二玉▲5三銀△6三玉▲7五桂△7四玉▲4六馬△同飛成▲6一飛で、ソフトの評価値+4265で先手勝勢。
この手順の△4二銀は低く3三の地点を受けた手ですが、▲4六歩~▲3五角成がありました。
△4九飛打は攻防の手ですが▲3三金と相手の金駒を薄くする手で、▲3四銀~▲4三歩~▲5三銀が少し指しにくいです。
この手順は先手の攻めが細いようでも。飛車が手に入る形なので薄い玉には寄り筋のようです。
▲7一角に△3四玉なら▲3七桂△4八飛成▲4四金で、ソフトの評価値+3534で先手勝勢。

この手順の△3四玉は上部脱出を目指す手で、先手としても嫌な手です。
△3四玉には▲3七桂が飛車取りかつ2五の地点を抑えています。
△4八飛成に▲4四金が浮かぶかどうかが大事で、自分は浮かびませんでした。
▲4四金に△同龍なら▲同角成△同玉▲4五飛△5三玉▲4一飛成で、ソフトの評価値2790で先手勝勢。
よって▲4四金には△2四玉とします。
▲4四金△2四玉▲3三銀△1三玉▲2五桂△1二玉▲1五歩で、ソフトの評価値+2959で先手勝勢。

この手順は△2四玉には▲3三銀~▲2五桂と桂馬を活用する手がありました。
3七の桂馬が取られると攻めの戦力が少なくなりますが、入玉を防ぎながら桂馬を5段目まで活用できるのが大きいです。
△1二玉に▲1五歩は次に▲1三桂成△同玉▲1四歩△1二玉▲1三歩成△2一玉▲2二とまでの詰めろです。
▲1五歩以下△3一角▲1四歩△2一玉▲2二歩△同角▲同銀成△同玉▲3三桂成△2一玉▲2二歩△3一玉▲5三角成△4二歩▲2一歩成△同玉▲5四馬△3二銀▲同馬△同金▲同成桂△同玉▲4三角△同歩▲3三銀△4一玉▲4二金まで詰みです。
この寄せも意外と難しく自分もこのように指せませんでした。
▲5三角成~▲2一歩成~▲5四馬の筋と▲4三角が見えませんでした。
まだ終盤も甘いようなのでこのあたりも少しずつ向上したいです。
上部脱出を防ぐ寄せ方が参考になった1局でした。