上図は、先後逆で横歩取り青野流からの展開で▲7四桂と打った変化手順の局面。ソフトの評価値+2729で先手優勢。
実戦からの変化手順で局後の検討では終盤はかなり差が開いたようでしたが、自分は分かっておらずむしろ逆によくなったのかなどと思っていたのでかなり終盤が甘いようです。
以前から終盤で差をつけられるというケースが多いので、いまひとつ手が見えていないようです。
終盤はあまり見ないような形になりやすいのと局面が複雑になるので、序盤で手の流れを覚えるというのとは全く違う分野のようです。
特に最終盤の詰む詰まないという判断が遅いのが、大きな要因のようです。
詰将棋はこつこつ見てはいるのですが、簡単な詰みをうっかりして詰むように玉を逃げるといったケースも多いです。
本局もそんな感じで最後はお粗末だったのですが、変化手順だとどうかと調べてみました。
▲7四桂と打った手に後手玉が逃げるなら△5一玉か△7三玉で、それ以外はやさしい詰みになります。
▲7四桂に△5一玉なら▲5二銀△4二玉▲4一飛△3三玉▲2三金で、ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

この手順の△5一玉▲5二銀に△同玉だと▲6二飛△4一玉▲5二金まで詰みです。
よって▲5二銀△4二玉として後手玉は詰まないのかと思っていましたが、▲4一飛がありました。
▲4一飛に△5二玉なら▲5一金まで詰みなので△3三玉としますが、そこで▲2三金が見えづらいです。
▲2三金では上から▲3四金としたくなるのですが、△2二玉とされると詰みません。
▲2三金の局面は△同金なら▲4三飛成としたくなるのですが、7六の角がいるので△同角があります。
これが盲点で普通は▲2三金△同金▲4三飛成△2二玉▲2三龍で詰みと勘違いしやすいです。
盤面全体をよく見ていないとこのようなうっかりがあります。
▲2三金△同金▲3一飛成△3二歩▲3四銀△同金▲同馬△同玉▲3二龍△4五玉▲3五龍△5四玉▲4六金まで詰みです。
この手順は▲3一飛成と銀を取って少し足らないような気もしますが、▲3四銀と打つ形になると金を入手できるので考えやすくなります。
一間龍の筋からの詰まし方で、最後の△5四玉に▲4六金で詰みもややうっかりしやすく▲4六龍とすると△6五玉でもつれます。
盤面が目に見えれば▲4六金で詰みと分かるのですが、数手前から頭の中で考えると▲4六金が見えず▲4六龍としがちなのがやや甘いです。
▲7四桂に△7三玉なら▲4六馬△6四歩▲5七馬△3七歩▲8四金△6三玉▲7五桂で、ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

この手順の▲4六馬△6四歩▲5七馬も自分にとっては見えづらく、その局面にならないと分からないようです。
先手玉に詰めろがかかっていて後手玉が詰まないとなれば後手がいいと思いがちなのですが、王手で成桂を取って詰めろ逃れになります。
このような筋が詰将棋にない手の流れで読みから抜けるケースが多いです。
△6四歩の受けに▲5七馬△3七歩としましたが、そこで▲8四金△6三玉▲7五桂とすれば手数はかかるのですが詰んでいるようです。
金を最初に使う▲8四金も迷うところで、▲8四銀もありそうですが△7四玉と桂馬を取られます。
△6三玉に▲7五桂ですが、▲5五桂は△5四玉で後手玉を頭から攻める筋が少なくなり詰まなくなります。
▲7五桂に△5四玉なら▲5五銀△同玉▲6六馬△5四玉▲5五飛△4四玉▲3五飛△5四玉▲5五馬まで詰みです。
この手順は▲5五銀と以下の飛車の使い方が難しいです。
▲7五桂に△5二玉なら▲6二飛△4一玉▲5二銀△4二玉▲2四馬△3三金▲6三銀成△4一玉▲5二飛成まで詰みです。
この手順は▲2四馬の筋が浮かぶかどうかで、盤面全体を見ていないと分かりません。
最終盤の寄せ方が参考になった1局でした。

















