上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2四同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+386で互角。
対局中は後手が2筋に回って飛車交換を目指す指し方をされるのをうっかりしていました。
先手が2五歩の形で穴熊を目指すもまだ未完成の場合に後手が2筋から逆襲する筋はあるのですが、なぜかこの対局では全く考えていませんでした。
このような序盤のよくある筋はいくら早指しとはいっても頭に浮かぶようにしないといけなかったです。
対局中は先手が少し悪いと思っていたのですが、この△2四同飛の局面は局後の検討で先手有利だったのは驚きました。
このあたりの形勢判断は全くできてなかったようです。
ソフトは▲2四同飛を推奨していましたが、▲2五歩や▲2六歩などの対応も気になります。
△2四同飛に▲2五歩なら△2二飛▲9九玉△3五歩▲1六歩△3四銀▲1七桂△1四歩▲8八銀△1五歩▲2四歩で、ソフトの評価値-57で互角。
△2四同飛に▲2六歩なら△3五歩▲2五歩△3四飛▲8八銀△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3四飛で、ソフトの評価値+21で互角。
これらの展開はソフトの推奨手ではありませんでしたが、飛車交換が嫌なら歩を打って局面を落ち着かせるという手もあったようです。
飛車交換をすべきか避けるべきかの基準が自分の中で定まってなく、本来はそのような局面で今後の展開をじっくりと比較検討しながら考えた方がいいのでしょうが、現実的にはそこまでできておりません。
ソフトは△2四同飛に▲同飛を推奨していました。
△2四同飛以下▲同飛△同角▲2三飛△2八飛▲2一飛成△2九飛成▲6六角で、ソフトの評価値+247で互角。

この展開は飛車交換からお互いに飛車を打ちあって桂馬を取る形です。
2四にいる角がポイントで、角がいなくなると龍が取られる形なので飛車のす抜きに気をつける形です。
△2九飛成に▲6六角とする手が指しにくく、△6五桂の両取りを受けた手でこの瞬間に後手から厳しい手があるかという形です。
▲6六角に△6五桂なら▲7八銀△5七桂成▲同角で、ソフトの評価値+519で先手有利。
この展開は後手は銀と桂馬の交換で駒得ですが、2四の角が負担で先手が指せているようです。
▲6六角に△6四桂なら▲7八玉△7六桂▲5八金寄で、ソフトの評価値+453で先手有利。
この手順の△6四桂も先手にとって嫌な手ですが、▲7八玉と穴熊に入らず反対側に移動するのが少し浮かびづらいです。
6九の金にひもをつける受け方で、△7六桂に▲5八金寄は意外と後手も手を作るのが大変です。
なお最初の局面図から実戦は▲2四同飛△同角▲2八飛△2三歩▲2二歩△3三桂▲2一歩成△4九飛で、ソフトの評価値+346で先手有利。

この手順は先手は飛車交換から▲2八飛と自陣飛車を打つ手で、後手からの飛車打ちを防いでいますが先手の飛車が働くかどうかが鍵になります。
先手の飛車が働けばいいのですが、逆に狙われやすい形になると形勢を損ねます。
▲2八飛以下数手進んで△4九飛と打った時に▲4八銀とすべきでした。
▲4八銀以下△6八角成▲同金△4五桂▲5八角△3七桂成▲同銀△3九飛成▲2三飛成で、ソフトの評価値+196で互角。
この手順は▲4八銀とすれば次に▲5九金として飛車が取れそうですが、後手も手をつくせば簡単には取れないようです。
数手後に先手は飛車が成る形になるのでこれで互角のようでした。
飛車のぶつけからの対応が参考になった1局でした。

















