上図は、角換わりからの進展で△8五同飛と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+443で先手有利。
8五の地点で桂馬の交換になった形で、後手から次に△2六桂が狙いです。
対局中は△2六桂の受け方が見えなくて時間に追われて指したのが▲6三角成でしたが、全くお粗末でした。
△2六桂を受けるだけなら何か手がありそうなものですが、気持ちに余裕がないと勢いで大駒を切る手しか浮かびませんでした。
ここら辺の気持ちの持ち方をもう少し何とかしないと、模様がいい将棋でもすぐにひっくり返ります。
▲6三角成では▲2八飛がありました。ソフトの評価値+518で先手有利。

この手は今見ても自然な手で、なんでこれが対局中に見えないのかと不思議でなりません。
どこかで▲3六歩と合わせて以下△同歩▲同銀のように3筋で飛車を活用させたいという気持ちもありましたが、将棋は相手があって成り立つので自分の指し手ばかりを目指す固定観念がよくなかったです。
▲2八飛の局面は1八の角と7五の銀が玉のコビンを狙っており、後手の飛車もやや狭い形で先手が歩得しているので先手の方が模様がよかったです。
▲2八飛以下△7六角▲8六銀△8二飛▲7七歩△4三角▲4五歩で、ソフトの評価値+517で先手有利。

この手順は△7六角は次に△8七角成を狙っているので▲8六銀と引きます。
後手の飛車の逃げる位置が難しいのですが、△8一飛だと1八角のラインに入るので指しにくいです。
また△8三飛は▲7五桂の両取りがあります。
△8四飛は8六の銀に近い形なので、将来▲7五銀とされる手が飛車にあたるのでこれも指しにくいです。
よって△8二飛としますが、▲7七歩が手堅い手のようです。
▲7七歩は角取りでそれで自陣に手を入れることになるので、手の効率としてはいいようです。
△4三角と引きましたが△6五角もあったようで、以下▲6六歩と突かせて△4三角という意味です。
6筋の歩を伸ばすと将来▲6五歩のような後手玉のコビンを狙う手が生じますが、6六の地点に空間があくと△6六桂のような手も生じるのでお互いに怖い形です。
▲7七歩に単に△4三角と引けばそこで▲4五歩が手の流れのようです。
▲4五歩は後手の角の頭を狙う手で、△同歩なら▲4四桂があります。
▲4五歩以下△同銀なら▲同角△同歩▲4四桂△6一玉▲3二桂成△同角▲4三歩で、ソフトの評価値+796で先手有利。
この手順は△4五同銀なら▲同角~▲4四桂で両取りをかける展開です。
角桂と金銀の交換で先手が手が続くかですが、▲4三歩と垂らせば先手が指せているようです。
▲4五歩に△5三金なら▲4四歩△同金▲4五歩△同銀▲3七桂で、ソフトの評価値+750で先手有利。
この手順は△5三金と金を使って4四の地点の受けに回りましたが、▲4四歩~▲4五歩が厳しく△同銀に▲3七桂と手順に桂馬を活用して先手が指せているようです。
これらの手順は実戦とは全く違う展開で、模様がいい将棋は悪い手を指さなければうまく手が続きそうです。
飛車を動いて両取りを防ぐのが参考になった1局でした。