超速の王手飛車になる激しい変化


上図は、先後逆で先手5筋位取り中飛車に後手△7三銀からの超速の進展で▲5四同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値-270で互角。

先手が5筋の歩を交換した形で、先手の飛車が4段目に出て歩を入手すると▲3四飛や▲7五歩のような筋が生じます。

この瞬間は後手にとっても大事な局面で次の指し手で大きく方針が決まります。

実戦は▲5四同飛以下△6五桂▲同銀△同銀▲2二角成△同玉で、ソフトの評価値-128で互角。j

この手順はほとんど何も考えずに△6五桂と跳ねました。

超速は色々と自分の中で調べると早めに桂馬を飛んだ方がいいということで桂馬を跳ねたのですが、自分の陣形をあまり見ていませんでした。

自分が良く指すのは先手だと▲7七銀~▲6六銀という形だったのですが、本局は△4二銀のままでした。

この違いを全く意識しておらずただ桂馬を跳ねればいいと大雑把な理解をしていたので、実戦のような角交換になるような展開を全く予想していませんでした。

結果的にはそこまで大きな被害はなく△2二同玉の局面は互角だったようです。

△2二同玉以下実戦は▲5五角△3三角▲8二角成△5四銀で、ソフトの評価値-362で後手有利。

この手順は▲5五角の王手飛車からお互いに飛車を取り合う展開で、これも仕掛けた局面からは全く予想していなかった展開ですが、部分的には似たような指し方も棋譜並べをした記憶がありました。

やはり棋譜並べをしても自分で指さないことにはいまひとつ理解できてなかったです。

先手が4九の金が浮いている影響もあるのか、この展開は後手有利だったようです。

なおソフトは△2二同玉には▲5五飛を推奨しており、以下△7六銀▲5六飛△6七銀不成▲6六飛で、ソフトの評価値-227で互角。

この手順は先手は後手の銀を追い廻してから▲5五角の王手飛車を狙う形で、後手の銀の働きが微妙なのでこの展開は有力だったようです。

なお最初の局面図から△6五桂には▲9五角がありました。ソフトの評価値-82で互角。

この形の▲9五角はうっかりしやすい手です。

▲9五角は次に▲3四飛△3三銀▲6四飛△同歩▲7三角成のような狙いです。

自分は▲9五角のような手は調べていたつもりですが、やはり対局中になると浮かびにくいような手の部類のようです。

このような手が直ぐに浮かぶようにしないと調べたことにならないのですが、まだ自分の中で消化できていないようです。

この手が生じるのを防ぐには別の将棋で△6五桂と跳ねる前に△8六歩と突き捨てるのも調べていましたが、桂馬を先に跳ぶか歩を突き捨てるのかの局面の違いをまだ理解できていないようです。

△8六歩については別の機会に調べてみたいと思います。

本局は局面の違いを全く意識していなかったので、勉強になるいいきっかけになりました。

超速の王手飛車になる激しい変化が参考になった1局でした。