上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△4六同角と歩を取った局面。ソフトの評価値-203で互角。
先手が▲4六歩と突いて△同角とした形です。
対局中は次に△6五歩▲同銀△5七桂成の筋が見えてまずいと思っていました。
受け方もよく分からなかったので実戦は仕方なく▲同飛としたのですが△同龍で、ソフトの評価値-973で後手優勢。
この手順は全くだめで一時的に△6五歩の筋はゆるくなったとはいえ、後手玉に攻める手も少なく飛車を渡してはどうしょうもありません。
短気を起こしたらだめという典型的なパターンで勝負所がなくなりました。
▲4六同飛では▲2三飛成がありました。
▲2三飛成に△6五歩なら▲5五銀△5七角成▲4六歩で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順の▲2三飛成は受けでなく攻めに使う手で、なぜかこの手は全く見えていませんでした。
飛車が成るという手は最初に見えてもおかしくありませんが、△6五歩の受けばかり考えて半分あきらめモードだったのも大きかったです。
▲2三飛成に△6五歩として▲同銀なら△5七桂成がありますが、▲5五銀と角取りにかわします。
以下△5七角成に▲4六歩と催促してどうかという形です。
▲5五銀と先手を取って受けるのがうまい手で、▲4六歩の形になると先手も戦えそうです。
特に自陣飛車だった飛車が敵陣に成れるというのは大きいです。
ただし、後手も▲2三飛成には別の手段があったようです。
△4六同角以下▲2三飛成△2四歩で、ソフトの評価値-147で互角。

この手順は▲2三飛成に△2四歩と打つ手ですが、先手の龍の利きを止める意味のようです。
先手の龍の利きが止まると△2九龍~△1九龍と桂馬と香車を取られる筋が生じます。
先手からは取れる駒が少ないので先手が駒損になりそうです。
△2四歩というのは直接的な手でないので見えづらいのですが、このような手が見える日は盤面全体が見えているようです。
先手は▲2四龍としたので後手の4六の角を追いたいです。
△2四歩以下▲4七歩△同龍▲5八金寄△4九龍▲4八香△3五角▲3六歩△2六角▲4五香△同歩▲2四龍△2九龍で、ソフトの評価値-461で後手有利。
この手順は先手は2四龍を実現すると同時に4五の桂馬を外す形ですが、後手に△2九龍と桂馬を取られて駒損を回復されると後手が指しやすいようです。
最初の局面図は飛車の交換から自陣飛車を打って受けに利かす展開だったのですが、よほど条件がよくないと指せない感じで、できれば飛車は自陣でなく敵陣に打って攻めに活用したいです。
受けの自陣飛車はよほど受けが強くないと指しこなせいという感じで、その展開が嫌なら飛車交換をせずに歩を打って拒否する手もあったようです。
攻めでなく歩を打って龍の利きを止めるのが参考になった1局でした。