上図は、相掛かりからの進展で△2八歩と打った局面。ソフトの評価値+517で先手有利。
以前△2八歩に▲同銀とする変化を調べました。https://shogiamateur.com/?p=73587&preview=true
△2八歩にソフトは▲1一角成を推奨していました。
▲1一角成△2九歩成▲3二桂成△同銀▲2九龍△3五桂で、ソフトの評価値+659で先手有利。

この手順の▲1一角成はかなり指しにくいです。
後手から△2九歩成とされると次に△3九とで金駒が取られますので、それに対する対策がないと指せません。
△2九歩成に▲3二桂成は勢いで浮かびますが、△3九とにどうするかが気になります。
▲3二桂成に△3九となら▲4一成桂△4九と▲4二飛△同銀▲同成桂△6二玉▲5一銀△7二玉▲8三金△同玉▲8四歩△同玉▲6六馬△7四玉▲7五馬△8三玉▲8四歩△9二玉▲8三金まで詰みです。
この手順は駒の取り合いですが、先手をもってはなかなか選択しづらいです。
後手は切り合いにきているようなところはありますが、△4九とが先手玉に詰めろかどうかが分かりにくいです。
△4九とはぎりぎり先手玉に詰めろがかかっていませんので、後手玉に詰めろを掛けても勝ちですが▲4二飛から手数はかかりますが詰みでした。
途中の▲5一銀は龍がかげになるので指しにくいのですが、△7二玉に▲8三金~▲8四歩~▲6六馬がありました。
遠くにある馬を活用する筋があり、盤面全体を見ていないと浮かびにくいです。
なお▲5一銀では▲5二金や▲6一龍でも詰みだったようです。
これらの詰み筋が短い時間で分かるかとなるとかなり難易度が高いので、▲1一角成が指しにくいというです。
よって後手は▲3二桂成に△同銀としますが▲2九龍と自陣に引いてと金を取る手が大きいです。
2四の桂馬がいなくなると▲2九龍とすることができます。
しかし、後手も△3五桂と打ってきます。
この△3五桂はソフトの候補手にない手なのであまりいい手ではないようです。
△3五桂は自分が最初に浮かんだ手で、先手の対応がよく分かりませんでした。
△3五桂は△4六桂~△4七銀の筋や△2八歩と叩く筋や、駒が増えれば△4七桂成のような攻めがあります。
受け方が見えず後手玉への攻め方も難しいという印象です。
△3五桂には▲3八銀がありました。
▲3八銀△2七歩▲5九金で、ソフトの評価値+652で先手有利。

この手順の▲3八銀は4七の地点を補教する手で部分的にはこの手は浮かびましたが、△2七歩とされた後のの手が浮かびませんでした。
△2七歩は次に△2八銀▲1八龍△2六桂のような狙いですが、先手の龍が狭いです。
△2七歩には▲5九金として4九の地点をあけるのがうまい受けだったようです。
この手は2筋と3筋だけを見ているのでは浮かびません。
日頃の検討で浮かばなければ大会などではまず浮かばない感じです。
これでもまだ実戦的には大変ですが、正確に対応できるようにしたいです。
自陣の手の入れ方が参考になった1局でした。