上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲5八金打とした局面。ソフトの評価値-205で互角。
実戦は△7七龍としましたが、▲5六馬以下先手有利になりました。https://shogiamateur.com/?p=73981&preview=true
△7七龍では△3七桂成がありました。
△3七桂成▲同銀△同龍▲同玉△5五角で、ソフトの評価値+31で互角。

この手順△3七桂成は普通ですが、▲同銀に△同龍が決断の手になります。
▲3七同銀に△7七龍なら▲8五飛成で、ソフトの評価値+819で先手優勢。
後手が龍を逃げるなら△7七龍は馬取りなので自然ですが、▲8五飛成で次に▲4二桂成から攻める手があり先手が指せているようです。
終盤でぬるい手を指すと形勢が大きな差ができやすいです。
△3七同龍は踏み込むならこれしかありませんが、▲同玉に△5五角が見えづらいです。
△5五角は4六の歩のかげに隠れた手で、△4七歩成からの詰めろになっています。
この詰めろが意外と受けにくいようで、△5五角に▲5七金としても△2八銀▲同玉△3七歩成▲4六桂△同桂で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。
この手順は▲5七金には△2八銀が玉を下段に落す手筋で、以下△4七歩成の開き王手の筋で後手勝勢です。
△5五角に▲3九金△2八銀で、ソフトの評価値-67で互角。

この手順の▲3九金は難しい手ですが、4九のスペースをあけることで将来▲3八玉~▲4九玉のルートを確保します。
そのルートに先手玉が逃げると後手はつかまえにくくなるので、技が必要な感じです。
▲3九金には△2八銀のただ捨ての銀が鋭い手で、▲同玉なら△4七歩成▲1八玉△2七銀▲1七玉△2八銀不成▲同金△同角成▲同玉△3七金▲1八玉△2七金打▲2九玉△2八金右まで詰みです。
これは角のラインに玉が入ると開き王手の筋で以下詰みというパターンです。
よって△2八銀には▲同金ですが、以下△4七歩成▲同玉△2八角成で、ソフトの評価値+118で互角。
この手順の△2八角成は詰めろです。
△2八角成に▲2二銀なら△同銀▲同桂成△同玉▲3四桂△1二玉で、ソフトの評価値-3371で後手勝勢。
この手順は銀を1枚先手に渡すことで▲2二銀が生じるのですが、数手後に△1二玉として後手玉は詰まないので後手勝勢のようです。
なお△2八角成には▲5七玉で、ソフトの評価値-529で後手有利。
この手順は▲5七玉の早逃げで詰めろ逃れをする形です。
ぱっと見は△6六銀以下先手玉が寄りそうにも見えますが▲6八玉で即詰みはないのと、金駒を余計に渡すと2二からの打ち込みで後手玉が頓死をする可能性があります。
そのため攻めに制限がかかるようで、将棋はまだ大変です。
本局の変化手順の△3七龍と△5五角と▲3九金と△2八銀は難易度が高い手で、自分は全く浮かばなかったのですが、少しでも終盤力を上げて1つでもいい手が指せるようにしたいです。
龍を捨てて歩のかげに角を打つのが参考になった1局でした。