上図は、相掛かりからの進展で△6九歩成と銀を取った変化手順の局面。ソフトの評価値+2080で先手勝勢。
以前△6九歩成に▲同角が詰み筋に入るのを調べました。
https://shogiamateur.com/?p=74119&preview=true
今回は先手の別の手の対応について調べます。
△6九歩成に▲4九玉は△6八との開き王手があり、以下▲6九金△5八と▲同玉△4九角以下詰みです。
よって△6九歩成には▲4八玉しかありません。
△6九歩成▲4八玉△3七銀▲同金△5九角で、ソフトの評価値+4297で先手勝勢。

この手順は▲4八玉には△3七銀の打ち込みから△5九角と迫る手です。
先に△3七銀と捨てたのは、△5九角と打った形が将来△3七角成とする含みがあります。
よくある寄せの筋ですが、ぱっと見は先手玉が即詰みのように見えます。
△5九角に▲3八玉も▲4七玉も△3七角成からの並べ詰みです。
△5九角に▲3九玉なら△2八銀▲4九玉△4八歩▲同銀△同角成▲同玉△3七銀成▲5七玉△6六金まで詰みです。
この手順は△2八銀~△4八歩がうまいです。
△4八歩で△3七桂不成もありそうですが、▲3八玉で先手玉は詰みません。
△4八歩では勢いから△4八銀から考えがちでこれでも以下詰みですが、できるだけ安い駒を使って金駒は最後まで残す方が確実です。
ただし、2歩になっていないかの注意は必要です。
よって△5九角には▲4九玉とするしかありません。
△5九角▲4九玉で、ソフトの評価値+3187で先手勝勢。

この手の▲4九玉は消去法でこの手になるのですが、これが意外と詰んでいないようです。
▲4九玉以下△3七桂不成なら▲3八玉△2九銀▲2八玉△2七歩▲1七玉△2八銀▲1六玉△2六金▲同玉△4九桂成▲1六玉で先手玉は詰みません。
この手順の▲3八玉は後手の駒に銀が2枚あって斜めから打たれるので少し指しにくいのですが、読んでみると攻めが足りてないようです。
ただし、△3七桂不成に▲3九玉なら△2九桂成▲同玉△3八銀▲同玉△3七金▲2九玉△3八銀▲1八玉△2七金まで詰みです。
この手順は▲3九玉として斜めに打たれる可能性は少なくなったのですが、今度は△2九桂成と邪魔駒を消去する手が王手になるのでうっかりしやすいです。
▲4九玉に△4八歩なら▲3九玉△2八銀▲同玉△3七桂成▲同玉△4九歩成▲4八歩△4六銀▲2七玉で先手玉は詰みません。
なお最初の局面図から▲4八玉に△4七歩なら▲3九玉△4八銀▲2九玉△6八と▲4九歩△2八歩▲同金で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
また▲4九玉に△3三銀と受けに回る手は、▲2二金△同銀▲2四歩△同玉▲2二龍△2三歩▲3三銀まで詰みです。
よって△6九歩成には▲4八玉で先手がよかったようです。
危ないようでも残っていたのが参考になった1局でした。