上図は、角換わりからの進展で△5一同金とと金を取った局面。ソフトの評価値+154で互角。
先手が早めに仕掛けた展開で、駒割りは飛車と銀の交換になってます。
先手からは▲6三桂という手がありますが、5四の銀が取られそうな形なので少し悩みます。
また先手はゆっくりしていると後手は指したい手がたくさんあるので何とか手を作っていきたいところです。
実戦は▲5三銀成でしたがうまくいきませんでした。
▲5三銀成では▲6三桂がありました。
▲6三桂△7二玉▲5一桂成△5四歩▲6一角成△6三玉▲7一馬で、ソフトの評価値+140で互角。

この手順は▲6三桂から攻める手で 金と銀の交換になりますが、▲6一角成と王手で馬を作れるのが大きかったようです。
ただし、先手は馬と成桂と持ち駒の金の3枚の細い攻めになります。
△6三玉に▲7一馬と飛車取りにするのが継続手だったようです。
後手の飛車が横に移動すると▲8一馬と桂馬を取られますので普通は△8四飛とします。
▲7一馬△8四飛▲5三金△7三玉▲6九玉で、ソフトの評価値+221で互角。

この手順は△8四飛に▲5三金と打つのが少し重たい手です。
▲5三金に△6四玉なら▲6二馬△8三飛▲6六銀で、ソフトの評価値+578で先手有利。
この手順の△6四玉はやや危険みたいで、▲6二馬~▲6六銀とするのがうまいようです。
先手は駒不足なので7七の銀を活用する▲6六銀が継続手で、△5三飛には▲6五銀△同玉▲5三馬があります。
よって▲5三金には△7三玉とします。
△7三玉に▲6二馬△8三玉▲8四馬△同玉に▲8二飛が浮かびますが、△同角と取られてしまいます。
そのような意味で先手が攻めの手を継続するのが難しいと思っていましたが、▲6九玉と自陣に手を入れる手がありました。
自分はこの▲6九玉は全く浮かびませんでしたが、4九の金が浮き駒になるので指しにくいです。
▲6九玉に△2九飛なら▲6二馬△8三玉▲3九金△1九飛成▲2九歩△7三銀▲7一馬△7二銀▲4七歩で、ソフトの評価値+102で互角。
この手順は自分が最初に浮かんだ手ですが、△2九飛は4九の金が浮いているので指したくなります。
△2九飛に▲6二馬とするのが浮かびませんでしたが、△8三玉に▲3九金と壁を作る受け方です。
本来は守りの金は玉の近くにいた方が玉が堅いのですが、▲3九金~▲2九歩と龍の利きを止めるような受け方もよく見られます。
△7三銀の馬取りで手順に後手玉が堅くなったようですが、▲7一馬と潜り込んで以下▲4七歩と後手の角の処置を聞く手でいい勝負のようです。
これらの展開を見ると最初の局面図からは▲5三銀成より▲6三桂の方がよかったようです。
馬を作って手を繋げるのが参考になった1局でした。