上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲3七銀と打った変化手順の局面。ソフトの評価値-953で後手優勢。
△4六角と打った手に▲3七銀と打った形です。
以前△4六角に▲3七香と打った形を調べました。https://shogiamateur.com/?p=74707&preview=true
△4六角に▲3七香は安い駒の合駒ですが、角取りにならないので後手が少しほっとするところはあります。
今回の▲3七銀は角取りの受けなので後手は決断を迫られる形です。
後手がゆっくりした攻めをすると▲1三桂成からの攻めが間に合ってくる可能性がありますのである程度厳しく攻めたいです。
▲3七銀以下△同金▲同金左△3九銀▲同玉△3七角成▲2八金打で、ソフトの評価値-1180で後手優勢。

この手順は△3七同金とできるのが数手前に△4七金とした効果で、盤上の駒が相手の守り駒と交換できる形になると持ち駒になるので攻めの自由度が増します。
▲3七同金左には△3九銀と打てるのが継続手で、相手の守り駒だった銀を攻めに使う形です。
△3七角成に▲同金は△2八金で詰みなので▲2八金打と敵の打ちたいところに打ての格言の手を指してきました。
後手は▲3七銀に対してここまでうまく攻めてきましたが、また▲2八金打に対しての攻め方で悩みます。
▲2八金打は馬取りの受けなのでまた後手は決断を迫られます。
▲2八金打には△同馬や△3八馬や△4六銀などがぱっと見浮かびましたが、それ以外の手でした。
▲2八金打以下△2七馬▲同金直△4七銀▲2九銀△4二飛で、ソフトの評価値-977で後手優勢。

この△2七馬が浮かびづらいのは馬と銀の交換になるからです。
一般的に守りは金の駒が強いので馬と金を交換するというのは終盤では浮かびがちですが、銀というのはやや微妙な駒です。
この先入観があると時間をかけても浮かびません。
▲2七同金直としましたが△4七銀が継続手で、▲同金なら△3八銀~△4七銀成の筋があります。
よって▲2九銀と埋めてきましたが、そこで△4二飛と遊んでいる自陣飛車を攻めに使う形です。
後手の攻めは飛車2枚と銀2枚の計4枚の攻めが可能なのでうまくいけば先手玉を攻略できそうです。
△4二飛に▲4八香なら△同銀成▲同金△4六香▲3七銀△4八香成▲同銀△4七歩▲3七銀△2八金▲同金△4八金▲同歩△同歩成▲同銀△同飛上成まで詰みです。
この手順はややうまくいきすぎですが、▲4八香の受けには△同銀成~△4六香が厳しいです。
▲3七銀の受けには△4八香成~△4七歩が分かりやすいようで、▲3七銀には△2八金からの詰みがありました。
自分は△2八金が見えてなかったのでまだまだのようです。
このような手を短い時間で指せるようにしたいのですがまだ寄せが甘いようです。
△2八金は逃げ道封鎖の捨て駒ですが、4八の地点だけの攻めでは2筋に逃げられる可能性があるのでそれをつぶす手でした。
馬と銀を交換して攻めを繋げるのが参考になった1局でした。