角による飛車のコビンの受け方

上図は、相居飛車で後手雁木から△6四角と打った局面。ソフトの評価値+229で互角。

角交換から△6四角と飛車取りに角を打ってきた形です。

3筋の歩が切れている状態で飛車のコビンを狙う角は少し受けづらいです。

対局中は▲3七歩が最初に浮かびましたが△3六歩の対応がよく分からなくて断念しました。

実戦は▲1八飛で、ソフトの評価値-135で互角。

この▲1八飛は消去法で指した手であまり見ない指し方なのでいい感触はなかったのですが、やはり評価値通りに先手が指しづらくなったようです。

序盤のこの段階で評価値が後手に傾くようでは先手の作戦は失敗で、事前研究が全くいきていません。

研究したことが実戦でいかされていないのはセンスの問題もありますが、少なくとも繰り返しの数が足りてないようです。

そのような意味ではいい勉強になりました。

▲1八飛では▲3七歩がありました。

▲3七歩△3六歩▲4六歩で、ソフトの評価値+220で互角。

この手順の▲3七歩は受けるならこの手になるのですが、後手は狙いの△3六歩でこの対応が大事になります。

△3六歩の対応を間違うと先手は駒損になる可能性が高いです。

△3六歩には▲4六歩の受け方がありました。

この受け方は以前自分も調べた記憶があったのですが、△同歩の後の指し方が対局時に分かっていませんでした。

▲4六歩以下△同歩▲2四歩△3七歩成▲同桂△3六歩▲2三歩成△3七歩成▲3二と△2八と▲2四角で、ソフトの評価値+678で先手有利。

この手順は△4六同歩には▲2四歩と2筋の歩の交換を目指す手がありました。

後で調べるとそうだったと思うのですが、実戦でこれが浮かばないと遡っての▲3七歩が選択できません。

▲2四歩に対しては普通は△同歩と取るのですが、強く△3七歩成とする手も考えていないといけないです。

△3七歩成▲同桂△3六歩に勢いで▲2三歩成△3七歩成と進みますが、以下▲3二と△2八とで駒の取り合いになります。

△2八とに▲4二金と打ちたいのですが、△同角で後手玉は詰みません。

ただし後手玉の近くにと金が働いているのでこの展開は先手有利のようです。

△2八とには▲2四角とする手がありました。

▲2四角に△5二玉なら▲4二金△5三玉▲6五桂まで詰みです。

自分は△5二玉に後手玉に即詰みが見えていませんでした。

最後の▲6五桂という盤上の駒を活用して詰ますというのが全く見えてないです。

3筋と4筋ばかりを見て7七の地点にいる駒が見えていないのが原因で、やはり盤面全体を見る必要があります。

▲2四角以下△3三歩▲同と△7一金▲4三と△6一玉▲6五銀△4七歩成▲同金で、ソフトの評価値+551で先手有利。

この手順は△3三歩には▲同とで以下先手有利のようで、地味ながら▲6五銀と角を攻めるのがいいようです。

結局変化手順の▲2四歩には△同歩とすべきだったのですが、これはまた別の機会に調べます。

角による飛車のコビンの受け方が参考になった1局でした。