上図は、先後逆で相居飛車から▲4五桂と打った局面。ソフトの評価値+717で先手有利。
△5六角と龍取りに角を打った手に▲4五桂と打ち返してきました。
このような局面で手が見えないと致命的で実戦は△5一角▲3三歩で、ソフトの評価値+1532で先手優勢。
この手順は反射的に△5一角としましたが▲3三歩と打たれてほぼ終了形です。
いくら終盤で手が見えなくなると言っても、さすがにこの展開はまずいです。
▲4五角にあきらめモードだったですが、▲4五桂にも悪いなりに粘る手はあったようです。
△5一角では△7三金がありました。
△7三金に▲3三桂成なら△3四角▲同成桂△2九飛▲6九銀△8四桂▲3三歩△4二金で、ソフトの評価値+318で先手有利。

この手順は△7三金として9二の飛車を受けに使う手です。
自分は3筋と4筋ばかりの受けを考えていて、右側が全く見ていませんでした。
後から盤面全体を見ないといけないと思っても、余裕がないとできていないようです。
▲3三桂成△3四角▲同成桂は部分的に飛車と角金の交換で後手が駒損ですが、△2九飛と打つ手がありました。
2筋の受けにも利く飛車ですが、先手は5筋と6筋に歩を使っての合駒ができないため▲6九銀と打つ形です。
▲6九銀と打つと後手玉も少しだけ安全になるので△8四桂と攻め合いでどうかという形です。
以下▲3三歩に△4二金と耐えてまだ後手も頑張れそうです。
△7三金に▲3三龍なら△同金▲同桂成△2九飛▲3九歩△同飛成▲6九銀△4七角成で、ソフトの評価値+528で先手有利。

この手順は▲3三龍と踏み込む手で、以下△同金▲同桂成でこれも飛車と角金の交換で後手が駒損です。
後手玉は危ないのですが9二に飛車がいるので▲3三同桂成は詰めろになっていません。
以下△2九飛に▲3九歩の中合は細かい手筋で、△同飛成とさせることで2筋の受けをなくします。
また△3九同飛成とさせると将来▲1七角のような手が生じる可能性もでてきます。
△3九同飛成に▲6九銀の合駒ですが、△4七角成が詰めろになります。
△4七角成には▲5九金と打てば後手玉は薄く先手がよさそうですが、先手も攻めの戦力が減るのでまだ大変なようです。
このような展開も最初の局面図からすると後手は粘っている形です。
本局の失敗はあきらめが早すぎるのと盤面全体を見ていないのが原因ですが、今後は少しでもこれを意識して指したいです。
盤面全体を見て考えるのが参考になった1局でした。