見慣れない形での指し方


上図は、相居飛車からの展開で△5五歩と突いた局面。ソフトの評価値+91で互角。

後手が直前に△8五歩▲7七角としてから△5五歩と突いた形です。

相居飛車でも後手が力戦形を選択できる戦型のようで、角道を開けるのを遅らせることで力戦形になりやすいです。

また△5五歩とすることで▲同角なら後手が1歩損になります。

この段階での△5五歩とされたのは初めてだったので少し考えました。

実戦は△5五歩以下▲4六歩△3四歩▲4七銀△5四銀▲6六歩△6四歩▲6七銀で、ソフトの評価値+83で互角。

この手順の△5五歩に対して▲4六歩としたのは早めに▲4七銀として、場合によっては▲5六歩から5筋に位に反発するつもりでした。

後手は5筋の位を取ったら△5四銀型に組みのは自然で、いつでも△6五銀の筋があるので▲6六歩と突いて△6四歩に▲6七銀と組む形です。

先手はツノ銀雁木で対抗する駒組みで、後手から将来△7三歩~△6五歩の狙いの戦いになりそうです。

その攻めに対抗できる受け方を用意しておくのと、先手は右側からどのような仕掛け方があるのかを調べておく必要もありそうです。

また▲4六歩と突くところでは先に▲6六歩として、先手は▲4七銀型でなく▲3七銀型に組むこともあったようです。

また最初の局面図で▲4六歩では▲5五同角もあったようです。

▲5五同角△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛で、ソフトの評価値+94で互角。

この手順は▲5五同角とすることで先手が1歩得になります。

後手はその代償として△8六歩から8筋の歩の交換をします。

▲8七歩に△7六飛▲6九玉とすれば後手は歩損を解消できますが、後手の飛車が少し使いづらい形なので指しにくいです。

よって△8二飛と引いて一段落ですが、先手としては5五の角を左側で使うのか右側で使うのかなどが気になります。

対局中は先手の角が使いづらいので少し指しにくいかと思っていましたが、この局面は互角だったようです。

結局△5五歩には▲4六歩や▲6六歩や▲5五同角などがありどれも1局のようですが、手が広い局面なので構想力が問われそうです。

1つ1つを調べて作戦の幅を広げておいた方がよさそうです。

大会などでは指し慣れた戦型だと序盤で時間を使うことは少なくなりますが、見慣れない形だと序盤で時間を使って気がついたら作戦負けだったということがあります。

時間については秒読みがあればまだしもですが、切れ負け将棋だと相手の方より時間を使ってさらに作戦負けだとかなり苦しいです。

△5五歩以下の展開予想はまた別の機会に調べてみます。

見慣れない形での指し方が参考になった1局でした。