上図は、相居飛車からの展開で△7四桂と打った変化手順の局面。ソフトの評価値-662で後手有利。
後手が△8六歩と突き捨ててから△7四桂と打ってきた形です。
この手順はソフトの推奨手だったようで、後手から△6六歩や△8六桂などを含みにした手です。
先手はぱっと見で攻めることが難しいと思っていましたが受けるのも難しそうです。
攻めが難しくて受けも難しいと何を指してもいいか分からないことになるのですが、受け損なうとさらに形勢が後手に傾きそうです。
このような局面で先手が耐えられるかどうかが今後に大きく影響しそうですが、自分の場合はこのような局面で受け損なって勝負所をなくすということが多いです。
例えば次のような展開です。
△7四桂以下▲6六歩△8六桂▲6五歩△7八桂成▲同銀△8七歩で、ソフトの評価値-1335で後手優勢。

この手順は先手は▲6六歩から桂馬を取りにいったのですが、△8六桂~△7八桂成と桂馬を活用してきました。
これは金と桂桂の交換になり後手の桂馬が盤上からいなくなるのですが、△8七歩が激痛です。
この展開は先手にとって全くだめなようで、以下▲9七角△8八金▲6九玉△7八金▲同玉△8八歩成▲同角△8七銀のような筋があります。
△7四桂の局面は先手が苦しいのですが、苦しいなりの粘り方というのがあるようです。
△7四桂以下▲3六歩△2四銀▲4六桂△8六桂▲8七歩△7八桂成▲同銀で、ソフトの評価値-760で後手有利。

この手順の▲3六歩は自分にとって見えづらい手です。
数手前に▲3五歩と突き捨てて将来▲3三歩の叩きを狙った形なので、再度▲3六歩と打つのは全く見えませんでした。
▲3六歩で▲3三歩と打っても△2二金で後が続かないので、まず▲3六歩が浮かぶかが大事みたいです。
▲3六歩に△2四銀は自然ですが、▲4六桂が力をためる手です。
▲4六桂は銀取りですが、△4五銀なら▲5五角があります。
よって▲4六桂に△8六桂としますが、▲8七歩と受けるのが大事な手のようです。
先手の急所は8七の地点なので、▲8七歩と先着することで後手から△8七歩と打たれるのを消しています。
以下△7八桂成▲同銀で金と桂馬の交換になり先手が少し駒損ですが、▲5四桂と銀を取り返す狙いもありぎりぎり耐えているようです。
今回の内容は▲3六歩と▲8七歩が見えるどうかが大事なところで、ここを逃がすとずるずる形勢が悪くなりそうです。
自分は6筋と8筋と3三の地点ばかりを見ていて3六の地点を全く見ていなかったので、やはり盤面全体を見るのが大事みたいです。
ずるずる悪くなりそうな局面での指し方が参考になった1局でした。