角交換振り飛車に端桂と角銀で手を作る


上図は、後手角交換振り飛車からの進展で▲1七桂と跳ねた変化手順の局面。ソフトの評価値+107で互角。

この▲1七桂はソフトの推奨手だったのですが、自分はこのタイミングで跳ねるのは初めて見ました。

2筋の逆襲に▲1七桂と跳ねて受ける形はあるのですが、ぎりぎりまで待って跳ねるというイメージがあったのでやや意表をついた手ともいえます。

ただし、人間にとって意表の手でもソフトにとっては自然なこともあるようで今後の展開を調べてみます。

▲1七桂に△1四歩なら▲3一角△5二飛▲5五銀△3三金▲2五桂△3二金▲3三桂成△同桂▲2一飛成で、ソフトの評価値+111で互角。

この手順の△1四歩は将来△1五歩から桂頭を狙う手ですが、▲3一角~▲5五銀がありました。

△3三金は▲4四銀の受けですが、▲2五桂~▲3三桂成で、先手は桂損ですが飛車が成り込む形でまずまずです。

▲1七桂に△3三桂▲5五銀△4三銀なら▲3一角△5二飛▲2五桂で、ソフトの評価値+723で先手有利。

この手順の△3三桂は2五の地点の補強ですが、▲5五銀がありました。

銀を直に使う手で次に▲4四銀があるので△4三銀と引くと、▲3一角△5二飛▲2五桂で先手有利です。

▲1七桂に△3三桂▲5五銀△4二飛なら▲3一角△4三飛▲2四歩で、ソフトの評価値+605で先手有利。

この手順の▲5五銀に△4二飛と受けるのは自然な形ですが、この場合も▲3一角がありました。

▲3一角に△5二飛なら▲4四銀がありますので△4三飛と浮きましたが、▲2四歩がうまいです。

▲2四歩△同金▲2二角成で次の▲1一馬が受けにくいです。

先手は▲5五銀とか▲3一角で駒を前に使う組み合せで手になるようです。

▲1七桂に△3六歩なら▲同歩△3七角▲2九飛△4六角成▲3一角△5二飛▲4二歩で、ソフトの評価値+178で互角。

この手順の△3六歩はソフトの推奨手でした。

▲1七桂と端に跳ねたため3七の地点が弱くなったので、弱くなったところを攻める筋のいい手に見えます。

▲3六同歩に△3七角~△4六角成で後手は馬を作って手厚くなりますが、▲3一角~▲4二歩が盲点の攻め方です。

▲4二歩と打てるのは後手が△4六馬と先手の歩を取ったので成立する手で、読みが入ってないと見えづらいです。

先手の次の狙いは▲4一歩成ですが、△5一金と受けた後の展開が気になります。

▲4二歩以下△5一金▲2五桂△4二金▲2二歩△3三桂▲同桂成△同金寄▲2一歩成△3二金寄▲2二角成△同金▲同飛成△同飛▲同と△2九飛▲7八金△2二飛成▲5一飛で、ソフトの評価値+9で互角。

この手順は△5一金には▲2二歩から攻める展開で、先手もぎりぎりの細い攻めです。

以下角と金の駒損ながら飛車交換になる展開で互角のようです。

先手は▲5五銀とか▲3一角とかで、できれば▲2五桂と活用する形になれば一応手になっているようです。

角交換振り飛車に端桂と角銀で手を作るのが参考になった1局でした。