上図は後手四間飛車から端棒銀にした局面。ソフトの評価値+293で互角。
端棒銀は実戦が少ないのですが、後手は9筋に駒を集めて端から先手玉を攻める狙いです。
自分は対端棒銀は初めてだったのですが、数か月前にたまたま対端棒銀を棋譜並べていました。
その時の居飛車側は、後手が9筋に駒を集める前に松尾流穴熊に組んで2筋から駒損で飛車を成り込む展開で互角でした。
対局時はその印象が残っていたので穴熊を目指そうかと思ったのですが、現実的に9筋に駒を集められるとどのように対応するかが分かっていなかったのと、駒損して2筋突破の指し方がかなり難易度が高い印象があったのでやめました。
棋譜並べのときに疑問に思った形はその場で調べればいいのでしょうが、それでは棋譜がなかなか進まないので難しいところです。
実戦は△5四歩以下▲8六角△4一飛で、ソフトの評価値+266で互角だったのですが、この展開はまた別の機会に調べます。
最初の局面図のソフトの推奨手は▲9八香だったのですが、本局は端棒銀になったのでこの機会にその形を調べようと思います。
△5四歩以下▲9八香△8四銀▲9九玉△9二香▲8八銀△4一飛▲2五歩△3三角で、ソフトの評価値+297で互角。

この手順は▲9八香のみがソフトの推奨手で、それ以後は自分が最初に浮かんだ展開です。
先手は穴熊を目指す展開に後手は9筋に駒を集めるような手を進めます。
▲2五歩△3三角に次の手が難しいです。
先手は松尾流穴熊を目指すなら▲6八銀~▲7九銀右になります。
ただし、先手の角が7七にいるといつでも△8五桂と跳ねる筋があり後手はそのタイミングを図っています。
△3三角以下▲6八銀△8五桂▲8六角△9一飛▲7九銀右△9五歩で、ソフトの評価値-266で互角。

この手順の▲6八銀は最短手順で松尾流穴熊を目指す手ですが、このタイミングで△8五桂と跳ねます。
先手は▲6八銀の形だと△8五桂には▲8六角と逃げるしかありません。
後手としては▲8六角にさせたことで▲8六歩と桂頭を狙われることはありません。
以下後手は△9一飛として▲7九銀右に△9五歩と仕掛けます。
この局面は互角になっているのですが、自分の感覚だと先手はこの局面は調べてないと指せないです。
なぜ指せないかと言うと、駒を取って取っての回数が増えて相手の持ち駒や自分の持ち駒などのカウントが難しいためです。
特に穴熊の玉は逃げ道が狭いため、受け損なうと9筋だけで手を作られて寄り形になることがあります。
どこかで玉の逃げ道を開くような受け方ができればいいのですが、縦からの攻めなので数の攻めには数の受けが一般的です。
今回の指し方はあまり先手は面白くなさそうですが、△9五歩以下もまた別の機会に調べてみます。
端棒銀に松尾流穴熊の駒組みが参考になった1局でした。