上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲1六歩と突いた局面。ソフトの評価値+133で互角。
後手が三間飛車で3筋の歩を交換して△3二飛型にしました。
先手は数手前に▲6五歩と6筋の位を取っているのが少ない形ですが、ソフトの推奨手だったので悪くはなかったようです。
▲6五歩と6筋の位を取ると先手の角の利きが通るのと、後手が△6四歩~△6三金の駒組みをしにくくしています。
位を取れば▲6六銀型で位を確保するのが一般的にはいい形ですが、▲4六銀と反対側に出ているのでなかなかその形にはなりにくいようです。
それでも▲6五歩は悪くはなかったのでこのあたりは珍しく手が見えていました。
実戦は▲1六歩と突いた形で後手がどのように指すのかが興味がありました。
先手が6筋の位を取っているので後手玉の駒組みを発展的にするのが少し難しくなりました。
実戦は▲1六歩に△3四飛だったのですが、ソフトは△3六歩を推奨していました。
△3六歩▲同歩△同飛△▲3七歩△3一飛で、ソフトの評価値+170で互角。

この手順はなかなか指せない手ですが、後手は△3六歩と歩を合わせて以下△3一飛と飛車を1段飛車に引く形です。
△3六歩と合わせなくても△3一飛とすれば同じ局面に合流します。
△3一飛以下▲8六歩なら△8四歩▲8七銀△8三銀▲2四歩△同歩▲5五歩で、ソフトの評価値+166で互角。
後手の狙いがさっぱり分からないのですが、1つの狙いとしては△4二角型を活かして先手に銀冠に組ませることで将来△8五歩~△8六歩の攻め味を作ったのかもしれません。
なお最初の局面図で△8四歩なら▲6六角△8三銀▲5五歩△3四飛▲5四歩△同銀▲5七角で、ソフトの評価値+130で互角。

この手順の△8四歩で△6四歩なら▲同歩△同角▲2四歩△同歩▲同飛で、ソフトの評価値+480で先手有利。
また△8四歩で△7四歩は後手玉のコビンが開きますので指しにくいです。
よって△8四歩としますが、▲6六角が数手前に▲6五歩を活かした手です。
△8三銀と銀冠に組みますが一時的に6一の金が浮いた形なので、▲5五歩と先手は動いていきます。
▲5五歩に△同歩なら▲同銀△5四歩▲4四銀△同銀▲同角△3三角▲同角成△同桂▲5三歩△同金▲2四歩で、ソフトの評価値+589で先手有利。
この手順は後手普通に受けた展開ですが、単純に角と銀がお互いに捌ける形は▲5三歩~▲2四歩で先手が指せているようです。
よって▲5五歩に△3四飛と浮いて4四の地点の補強をしたのですが、▲5四歩△同銀に▲5七角とするのが味がいいです。
▲5七角とするのは△6五銀とするのが角取りになるので事前に受けた手と同時に、後手が△3四飛型の浮き飛車なので▲5七角として次に▲3五銀と飛車を圧迫する狙いです。
▲5七角の局面は互角のようですが、後手は6一の金が浮いているので神経を使いそうです。
対三間飛車で後手が石田流を目指す形に対して▲4六銀とする形が多いのですが、自分はまだあまり分かっていないことが多いので1つ1つつぶして理解を深めていきたいです。
対振り飛車に▲6五歩と位を取る形が参考になった1局でした。