上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲4六角と打った局面。ソフトの評価値-133で互角。
2四の地点で角交換をしてから再度▲4六角と打った形です。
先手の▲4六角が好位置で後手から動く手はないと思っていましたが、ここでも動く手がありました。
実戦は▲4六角以下△8一飛▲7九玉△2二角で、ソフトの評価値+221で互角。
この手順の△2二角は▲5五銀を防いだつもりですが、やや苦し紛れのような感じです。
互角のようですが、もう少しいい手が欲しいです。
△8一飛では△3五歩がありました。
△3五歩に▲同歩なら△3六角で、ソフトの評価値-267で互角。

この手順の△3五歩ですが、4六に角がいるので普通は▲3五同歩です。
後手の持ち駒に歩があれば△3六歩ですが歩がありません。
また歩を入手して△3六歩を目指すのはあるかもしれませんが、簡単に歩は入らないです。
そのような意味で3筋の歩の突き捨ては意味が分からなかったのですが、△3六角と打つ手がありました。
たまに△3六角とぱっと見意味が分かりづらい手が相居飛車で出ることがありますが、狙いは△2七角成です。
△3六角に▲2八飛なら△5八角成▲同玉△3六金▲4七銀△同金▲同玉△5五銀打で、ソフトの評価値-566で後手有利。
この手順は▲2八飛なら△5八角成~△3六金と金を入手してから△3六金が鋭いです。
▲4七銀に△同金とするのもうっかりしやすく、先手玉の守りの金駒をなくして薄くしてから△5五銀打で角を取りにいくのがいいようです。
△3五歩に▲4七銀なら△3六歩▲同銀△8六歩で、ソフトの評価値-236で互角。

この手順の▲4七銀はソフトの候補手に上がっていましたが、推奨手ではありませんでした。
後手は△3六歩▲同銀とさせてから△8六歩が継続手のようです。
△8六歩に▲同銀なら△2二角▲2五銀△6六角▲7七銀△2二角で、ソフトの評価値-379で後手有利。
この手順は△2二角と打って△5五銀狙いですが▲2五銀もなかなかの手です。
銀をぶつける手は見えにくいのですが、2四の銀がいなくなると▲3三歩のような手がうるさくなります。
▲2五銀には6六角~△2二角で後手が少し指せているようです。
△8六歩に▲同歩なら△8五歩▲5六歩△8六歩▲8八歩△8五桂▲5五歩△7七桂成▲同金△8七歩成▲同金△8八歩で、ソフトの評価値-416で後手有利。
この手順は後手は8筋に継ぎ歩をする手ですが、▲5六歩は次に▲5五歩で銀を取る狙いです。
その手に対して△8五桂が少し見えづらいですが、▲8六銀なら△3九角と打つのが狙いです。
△8七歩成~△8八歩の攻め方もうまいです。
最初の局面図から4六の角が持久戦になれば活きてきそうですが、後手が早い段階で動くとやや負担になるようです。
桂頭に争点を求めて動くのが参考になった1局でした。