上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲5三角成と銀を取った局面。ソフトの評価値-99977で後手勝勢。
▲5三角成は詰めろですが、この局面は先手玉に即詰みがありました。
初手と5手目が自分にとって難しいです。
なお実戦は▲5三角成以下△5六桂だったのですが以下変化手順で▲3八玉△4九角▲3九玉で、ソフトの評価値+1677で先手優勢。

この手順の△5六桂はうまくいけば詰みと思って打ったのですが、後手玉がほぼ受けなしの形なので本来はこの局面は先手玉が詰みと読んでないとおかしいです。
終盤が甘いのは、何となく詰みとかうまくいけば詰みだとかで読みが入っていないことです。
実戦は△5六桂に▲3九玉としたので、以下△4八角▲同銀△4九飛成▲同玉△5七銀▲3九玉△3六香▲3八歩△同香成▲同玉△3七金以下詰み筋に入りました。
△3七金以下▲2九玉△2七香からの寄せ方です。
自分の棋力からすればこの寄せ方はうまくいきすぎましたが、局後に調べると△5六桂には▲3八玉と逃げて以下△2九角には▲3九玉がありました。
▲3九玉以下△3八香なら▲2八玉△3七桂成▲同玉で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
これらの手順で△5六桂に▲3九玉なら詰みですが、▲3八玉なら不詰みでした。
△5六桂では△3六桂がありました。ソフトの評価値-99974で後手勝勢。

この△3六桂はただ捨ての桂馬ですが、全く考えていませんでした。
△3六桂が効果的なのは▲3六同銀とすれば3七の地点に空間があくのと、2八の地点に桂馬が利いていることです。
△3六桂に▲同銀なら△3七角▲3八玉△4九飛成▲同玉△4八金まで詰みです。
△3六桂に▲3八玉なら△2九角で、ソフトの評価値-99976で後手勝勢。
△2九角に▲3九玉なら△3八歩▲2九玉△4九飛成▲1八玉△2八金▲同銀△同桂成▲同玉△2七香▲同玉△4七龍▲1八玉△2七銀▲1九玉△1八香▲2九玉△3七桂不成まで詰みです。
△2九角に▲同玉なら△4九飛成▲3九銀△3七桂不成▲1八玉△3八龍▲同銀△2八金まで詰みです。
この手順の▲3九銀で▲3九金なら△1九金▲同玉△3九龍以下詰みです。
△2九角に▲2七玉なら△3七桂成▲同玉△4七角成▲同玉△4九飛成▲3六玉△3四香▲2五玉△2四歩▲同玉△2三銀▲1五玉△1四香▲2六玉△1五金▲2七玉△3八龍まで詰みです。
この手順は▲2七玉に△3七桂成と銀と取って王手をするのが盲点で、▲同玉に△4七角成とすることができます。
自分は△3七桂成がやや見えづらく、駒を取って王手をするのをうっかりしやすいです。
詰将棋などたくさん解くようになると駒を取って王手をするのが少なく、実戦ではこの筋が浮かびにくいです。
真ん中の局面図で、以下△3八歩▲2八玉△3七桂成▲同玉の形は△4七角成とできません。
また△3六桂からの寄せだと▲2九玉には△3八歩とすれば▲2八玉とはできません。
ちょっとした形の違いで詰みだったり不詰みだったりするので将棋は難しいです。
捨て桂の筋で寄せるのが参考になった1局でした。