上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲7九金打とした変化手順の局面。ソフトの評価値-3063で後手勝勢。
実戦は▲5三角成は△3六桂とすれば以下詰みだったので▲7九金打はソフトの推奨手の変化手順です。
推奨手であってもかなり形勢に差が開いているので、正確に指せば後手勝ちのようです。
ただし△9九飛成とすれば▲5三角成なので、最終盤は厳しく指す必要があります。
▲7九金打以下△5六桂▲3八玉△7九飛成▲同金△3七桂成▲同玉△2六角で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

この手順は△5六桂と攻めの拠点の桂馬を作ってから△3七桂成とします。
以下▲同玉に飛車を切って△2六角が継続手です。
寄せ方は色々とありそうですが△2六角が継続手です。
△2六角では△2六銀もありそうですが、以下▲4六玉△3五角▲3六玉△5七角成に先手の手番になります。
△5七角成が先手玉に詰めろで後手玉は詰まないのでこれでも後手勝ちのようですが、詰みがある場合は詰ませたいです。
△2六角以下▲4六玉△4五香▲5七玉△4八銀▲5八玉△5九金で、ソフトの評価値-99996で後手勝勢。

この手順の△2六角に▲3六玉なら△3五銀▲2七玉△3七金▲1八玉△1七角成▲同玉△1六香まで詰みです。
香車で詰ますというのをうっかりしやすいです。
よって△2六角には▲4六玉と逃げますが△4五香が分かりやすいです。
△4五香に▲同玉なら△3五金▲5五玉△5四銀直まで詰みです。
△4五香では△4四香と合駒請求する手もありそうでこれでも以下詰みですが、△4五香と香車を短く使う形が短手数で分かりやすいようです。
よって△4五香に▲5七玉としましたが△4八銀▲5八玉に△5九金がありました。
△5九金と下から金を打って詰ますのは駒の働きから言うとあまりよくないので見えづらいのですが、これが分かりやすいです。
△5九金以下▲同金△同銀成▲5七玉△4八角成まで詰みです。
自分は最初△5九金では△4九銀不成でどうかと考えていました。
△4九銀不成▲6九玉△5九角成▲7八玉△7六香▲8九玉△7九香成▲同角△7八金▲同玉△7七金▲8九玉△8八歩▲同角△7八金打▲9八玉△8八金寄▲9七玉△8七金引まで詰みです。
これでも詰みですが手数がかかるのと、頭の中で詰み手順を追って終わりの方で△8八歩を考えるときに8筋に歩が打てるかどうかの確認が必要です。
8筋に歩があれば2歩のため打てません。
厳密には8筋に歩を打たなくても△7八金打▲9八玉△9六飛以下の長手数で先手玉は詰みのようですが、難易度が高く自分の棋力では実戦ではまず指せません。
やはり寄せは短手数で詰ますのが分かりやすいようです。
分かりやすい形にして寄せるのが参考になった1局でした。