上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲2八飛とした変化手順の局面。ソフトの評価値-76で互角。
後手が△2五歩と飛車取りに打った手に▲2八飛と引いた形です。
以前△2五歩に▲5六飛を調べました。
今回は▲2八飛について調べます。
後手としては、数手前に2筋の歩を交換した場所に歩を打って飛車を下段に下げるのは少し気持ちがいいです。
ここで△2四飛とする手が浮かびます。
この手は次に△2六歩~△2七歩成を狙う手で最初に浮かぶ手です。
2筋を圧迫して逆襲する狙いですが、△2四飛はソフトの候補手にも上がっていませんでした。
▲2八飛以下△2四飛▲2七歩で、ソフトの評価値-43で互角。

この手順は▲2七歩と2筋をあやまらせる形で、2筋の歩を交換した場所に歩を打たせました。
この手は仕方ないようで、△2六歩に▲3八銀と受ける形は△4五角で次の△2七歩成が受けづらいです。
▲2七歩は手堅い受けの手になり、後手はこれ以上2筋で動くのは難しくなります。
また先手から次に▲8二角が気になります。
▲2七歩に△8四飛と戻るのは後手は手損になります。
また▲2七歩に△9四歩として▲8二角なら△9三香のような手もありますが、▲9一角成とされてこの馬が働くかどうかという将棋になります。
▲2七歩に後手が何かうまい手があればいいのですが、ソフトの推奨手は△9四歩なのであまり面白くなさそうです。
▲2八飛には△1四歩がありました。
△1四歩▲同歩△同銀▲4六角△2二金で、ソフトの評価値-82で互角。

この手順の△1四歩から動く手は、狙い筋としては分かりやすいです。
先手が1筋の位を取った手を逆用する狙いで、数手前に△2三銀とした形を活かしています。
△1四歩▲同歩△同銀としますが、△1四同香なら▲1六歩とされて後手の攻め足が少し止まります。
局面によっては△1四同香のような手もあるので全くない手ではありませんが、本局では△1四同銀を推奨していました。
一般的には△1四同銀と端棒銀にする方が分かりやすそうです。
△1四同銀に▲同香なら△同飛▲1七歩△2六歩で、ソフトの評価値-93で互角。
この手順は△2六歩は次に△2七香の狙いで、△2六歩に▲同飛なら△2五香です。
▲4六角は次に▲1二歩~▲1三歩の狙いですが、△2二金でいい勝負のようです。
形勢は互角のようですが、後手から動いていけたというのは一応まずまずのようです。
△2二金以下▲3八銀なら△1六歩▲2七銀△1五銀のような感じで、駒を前進させるようです。
また△1四歩では△3四銀もありました。
▲2八飛以下△3四銀▲3八銀△3五銀▲6八玉△2四飛▲2七歩△7四歩▲8二角△7三角▲同角成△同銀▲8六銀で、ソフトの評価値-173で互角。
この手順の△3四銀もこの形ならありそうな手です。
▲3八銀に△3五銀と直に使うのが盲点で、▲6八玉に△2四飛と回ります。
▲2七歩の受けに△7四歩は▲9六歩なら△8二角で、先手の飛車のコビンに狙いをつける手です。
▲8二角はその筋を消した手で、△7三角▲同角成△同銀と進みます。
△7三同銀で△7三同桂なら▲8二角がうるさいです。
最後の▲6六銀ですが、△6四角や△5四角のような手には角にプレッシャーをかけた手です。
横歩取りで後手から動く展開を目指すのが参考になった1局でした。