上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲2五歩と打った変化手順の局面。ソフトの評価値-54で互角。
△2四飛とぶつけた手に▲2五歩と打った形です。
以前△2四飛に▲同飛を調べました。
今回は▲2五歩について調べます。
▲2五歩以下△8四飛▲3八銀△3四銀で、ソフトの評価値-49で互角。

この手順の▲2五歩は飛車交換を避ける手堅い手ですが、少し気合が悪い面もあります。
ただし、じっくりした戦いになるのでこの手も有力です。
なお△2四飛に▲同飛でも▲2五歩でも互角ですが、わずかに▲2五歩の方が評価値が高かったです。
そのような意味で▲2五歩はソフトの推奨手でした。
自分はこのような戦型で、△2四飛に▲同飛か▲2五歩かどのように使い分けるかは全く分かっていません。
どちらかというと棋譜並べの印象では▲同飛の方が多いイメージです。
▲2五歩に△8四飛と8筋に戻るのが少し指しづらいですが、いつでも▲8二角の筋があるのでそれを受けているという意味があります。
また▲7五歩~▲8六飛のような手もあるのでそれも事前に受けています。
▲3八銀に△3四銀とするのがよくある形で、先手は2五に歩を打っているためいつでも▲2四歩とする手が銀取りになります。
それを事前にかわす△3四銀です。
△3四銀とできるのは△8四飛型なのでできるのであって、△3四飛型だと飛車が邪魔でできません。
何気ないところですが、△3四銀と前進するというのが意外と価値が高いようです。
△3四銀以下▲2四歩△6二玉▲2八飛△7一玉で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順の▲2四歩は飛車先の歩を伸ばす手で、後手としても嫌な手です。
▲2四歩に△6二玉とするのが戦いから少し玉を遠ざけた手です。
2筋で戦いが起きると△5二玉型は少し近いイメージがあるので、△6二玉として遠ざけました。
▲2八飛は狙われやすい浮き飛車を引く形で、自陣に飛車を引けば後手からの攻めに遠いので受けやすくなります。
▲2八飛に△7一玉が継続手で、後手は片美濃の囲いです。
△7一玉まで進めば2筋で戦いが起こってもかなり遠いので踏み込んだ戦いができます。
ただし、5三の地点が薄いので将来△5四飛のような使い方もありそうです。
また後手は△2二歩のような受けはできるだけ指さず、もし受けるなら△2五歩のような感覚のようです。
△7一玉からの戦いも結構難しそうですが、ある程度の方向性は事前に知っておいたほうが方針は立てやすそうです。
横歩取りで飛車交換を避ける戦いが参考になった1局でした。